シンガポール文化遺産カフェ「Chong Wen Ge Cafe」プラナカン・ラクサ

[追記] 閉店 

カラフルで可愛いプラナカン風ショップハウスが並ぶカトン地区は、シンガポールで人気の観光スポットの一つ。

ただ、弾丸でシンガポールを訪れる旅行者の中には、中心部から離れているカトンまで行く時間がないという人もいるかもしれません。

そんなときには、市街地のテロックエア(Telok Ayer)駅から徒歩4〜5分のところにある「Chong Wen Ge Cafe」へGo。

プラナカン・タイルのギャラリーを併設したカフェで、プラナカン文化の粋を極めたタイルと料理の両方を堪能しましょう!

 


シンガポールの文化遺産「Chong Wen Ge」


■ 1852年建造の「Chong Wen Ge」

シンガポール最古のお寺「シアンホッケン寺院」があることで有名なテロックエア・ストリート

朝早くから熱心にお参りする地元の人や、観光バスでやってくる団体グループの姿が絶えません。

Chong Wen Geの入口
Chong Wen Geの門構え

そのシアンホッケン寺院の隣に位置するのが「Chong Wen Ge」。漢字で書くと「崇文閣」

門構えが似ているので、最初はシアンホッケン寺院の一部のように見えるのですが、全く別の建物。

学校として使用されていたChong Wen Ge

敷地内には、文化と文学を司る道教の神である「文昌帝君(またの名を梓童帝君)」を祀っていたと伝えられている二重塔が。

1852年に完成した「Chong Wen Ge」は、シンガポール初期に建てられた貴重な文化遺産の一つです。

■ 旧校舎を利用したプラナカンギャラリー

Chong Wen Ge Cafeの入口
崇福学校の旧校舎を利用したショップ兼カフェ

中国風のパゴダの横にあるのは、1915年に設立された名門校の旧校舎。

Chong Wen Ge Cafeに併設のプラナカンタイルギャラリー
見事なタイルで覆われている敷地内の床

ここを改装してできたのが、「Chong Wen Ge Cafe」。プラナカン文化を紹介するタイル・ギャラリーが併設されたヘリテージカフェです。

 


美しきプラナカン・タイルの世界


■ プラナカン文化の粋を極めたタイル

お店の左半分を占めているのが、「タイルギャラリー」。膨大な数のタイル・コレクションが展示・販売されています。

Chong Wen Ge Cafeに併設のプラナカンタイルショップ

一つ一つ、繊細な模様と色が施されたタイル。

花や植物、鳥やドラゴンなど、中華風の意匠もあれば、マレー風、西洋風のモティーフもありと、「異文化への適応と融合」を辿ってきたプラナカン文化の結晶です。

Chong Wen Ge Cafeに併設のプラナカンタイルショップ

可愛いプラナカン・タイルは、女性に人気のお土産です。このショップでも、気に入ったタイルがあれば、購入することも可能。

お値段はピンきり。手が出せないような高価な商品もありますが、タイルを額縁にはめた壁飾りや、小さなタイル・コースターなどは手頃な価格で販売されています。

 


ヘリテージカフェ「Chong Wen Ge Cafe」


■ プラナカン伝統レシピによるローカル名物

こじんまりした「Chong Wen Ge Cafe」のカフェスペース。床やテーブルに、プラナカン・タイルが使われた素敵な店内。

食事は、エアコンの効いた店内でとることも、二重塔の1階部分に設置されたテーブル席でとることもできます。

Chong Wen Ge Cafeの店内

カフェで提供されているメニューは、種類は多くないものの、「ニョニャ」と呼ばれるプラナカンの女性たちによって受け継がれてきたレシピをもとにしたシンガポール名物を味わうことができます。

■ 豪華!プラナカン風「ニョニャ・ラクサ」

「Chong Wen Ge Cafe」の一番人気ラクサは、尾頭つきの海老が2匹ものった豪華版。細切れではなく、長いタイプの麺。

Chong Wen Ge Cafeのニョニャ・ラクサ(Nyonya Laksa)

濃いオレンジ色が、かなり辛そうに見えるスープ。

マイルドなココナッツミルクのベースに、時折ピリッとくるスパイシーさがクセになる絶妙なバランスです。

Chong Wen Ge Cafeの大きな海老が入ったニョニャ・ラクサ
立派な海老は尾頭つき

海老の殻を剥くのに、手がベトベトになるのが難点ですが、プリプリの海老の美味しさには代えられません。

ウェットティッシュを持って、挑みましょう。

■ 名脇役のアチャーが光る「カリーチキン」

もう一つのおすすめメニューは、「ニョニャ・カリーチキン」

カレーのボウルには、大きな骨つき鶏もも肉が2〜3本入っていて、ボリュームたっぷり。

Chong Wen Ge Cafeのニョニャ・カレーチキン(Nyonya Curry Chicken )
別々のお皿でサーブされるカレーとライス

特筆すべきは、ライスの横に添えられているプラナカン風ピクルス「アチャー」

日本のカレーについてくる福神漬けのように、ニョニャ・カレーに欠かせない添え物。

初めて食べましたが、シャキシャキした歯ごたえお酢の酸っぱさが、箸休めにぴったり。気に入りました!Chong Wen Ge Cafeのニョニャ・カレーチキン(Nyonya Curry Chicken )

■ プラナカンの伝統菓子「ニョニャ・クエ」

プラナカンといえば、「ニョニャ・クエ(Kueh)」と呼ばれるお菓子も、忘れてはいけません。

馴染みのない色や形に、尻込みする人も多いのですが、材料や色素は天然のもの。

もち米や芋に、タピオカ、ココナッツミルク、パームシュガー、パンダンリーフなどを使った自然の風味とモチモチした食感が魅力の伝統菓子です。

Chong Wen Ge Cafeのプラナカン・クエ(Peranakan Kueh)

「ういろう」や「おはぎ」といった和菓子に通じるところ素朴な味は、観光合間の休憩にぴったり。

 


オフィス街のお膝元に、こんな風にプラナカン文化に浸れる場所あったなんて、びっくりですよね?

テロックエアは、チャイナタウンからも徒歩圏なので、チャイナタウンの観光ついでに足を伸ばしてみるのも、おすすめです。

Chong Wen Ge Cafe(閉店)

地図168 Telok Ayer St, Singapore 068619
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