話題の2刀流スタイル?シンガポールで北京ダックといえば「ミンジャン」
シンガポールで北京ダックといえば、必ず名前が挙がる「ミンジャン」。
中国の四川省を流れる河川「岷江(Min Jiang)」の名を冠した四川・広東料理の名店です。
もともと、オーチャードのグッドウッドパークホテル内の中国料理ダイニングととして始まった同店。
2006年、ローチェスターパークに2号店「ミンジャン・アット・ワンノース」をオープンするやいなや、本店を上回るほどの人気を獲得。
今では「シンガポール御三家」に数えられる北京ダックを求めて、お店を訪ねました。
雰囲気抜群!緑に囲まれた白亜の邸宅
シンガポール西部の郊外にある「ミンジャン・アット・ワンノース」。
中心部からタクシーで20分ほど、もしくはMRTブオナビスタ(Buona Vista)駅から徒歩10分ほどの位置にあるローチェスターパークの一角。
生い茂る木々の緑に埋もれるように建つ白亜の洋館。
「ミンジャン・アット・ワンノース」は、この美しいコロニアル様式の一軒家をまるごと改装した邸宅レストランです。
入口の壁に、大きく書かれた「岷江(ミンジャン)」の墨文字。

反対側、オレンジの看板前で、仲良く並ぶ男女の石像。敬意や謝意を表明する「拱手」のポーズで出迎えてくれます。

中華風の家具や装飾をモダンにアレンジした、シノワズリスタイルのインテリアで統一された店内。
上品で洗練された雰囲気は、ちょっとしたお祝いや会食にもぴったりです。

庭に面したオープンなテラス席も人気。
目の前に広がる鮮やかな緑と吹き抜ける夜風が、最高に気持ちいい(注:昼間は暑いかも)!
北京ダックのフルコース
メニューを開くと、ドーンと目に入ってくるのがシグニチャーである「北京ダック」。
ミンジャンでは、北京ダックを1膳目、2膳目とコース形式で出してくれるのが特徴。
お値段は、1羽$90もしくは半羽$45。
北京ダックは焼きあがるまでに時間がかかるので、予約のときに事前注文しておくのがおすすめです。
ドリンクや前菜が運ばれてしばらくすると、しずしずと北京ダックを乗せたワゴンが登場。
シェフがテーブル横で切ってくれるパフォーマンスに、ボルテージが上がります。
■ 皮を砂糖につけて味わう
まず最初にサーブされるのが、こちら。
こんがり黄金色にローストされた皮を、砂糖につけて味わう一品です。
パリっとした皮をからジュワっと滲み出す優しい脂身と砂糖の甘み。
北京ダックの皮だけを味わうことで、素材の旨味を噛みしめます。
■ 万人受けの正統派「北京風」
2皿目に供されるのが、伝統的な「北京風」北京ダック。
具にキュウリと白ネギと一緒に包んだオーソドックスなスタイル。
甘めのダークソースで、誰にでも好まれる間違いのない味。美味しい!
■ ピリ辛がアクセントの「四川風」
次に運ばれてきたのが、「四川風」の一皿。
こちらは、大根、天津キャベツを具に、ピリッと効くガーリックがアクセント。
お肉の甘さと、野菜のさっぱり感、ガーリックの辛さが奏でるハーモニー。
クセになる美味さで、あっという間に平らげてしまいました。
■ 鴨肉を使った料理でシメ
ここまで3皿の北京ダックを味わってきて、最後の締めくくりとなるのは、残った鴨肉を使った料理。
炒め物、レタス包み、炒飯、麺など6つのオプションから選択できます。
クリスピーな皮からジューシーな鴨肉まで、余すところなく食べ尽くす北京ダック全4皿。
これで$45(ハーフ)は、驚異のコストパフォーマンス。
大満足の絶品フルコースでした!
四川料理・広東料理
北京ダック以外にも、レベルが高い料理が揃うミンジャン。
中でもおすすめは、プリプリの海老料理。
わさびマヨネーズとクリスピーミルクの2種類のソースで楽しめます。
皆んなの大好物、酢豚も鉄板アイテム。
大ぶりのお肉がゴロゴロ入って、ボリュームたっぷり。
高級レストランらしく、どれも美しく盛り付けされたデザート。
目にも舌にも美味しい品々が、有終の美を飾ってくれます。
シンガポール3大北京ダックの一つ、ミンジャン。
評判通りの逸品は、一度と言わず何度でも訪れる価値あり!
[Min Jiang at One-North]
5 Rochester Park, Singapore 139216
http://www.goodwoodparkhotel.com/min-jiang-at-one-north-,dining_viewItem_41-en.html
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