日本へ一時帰国するときの「WiFi&SIM」海外在住者にベストな方法は?

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年の瀬になりました。

シンガポール在住者コミュニティのなかでも、「いつから日本に帰省するの?」といった会話が挨拶がわり。

年末年始は、海外で生活している在外邦人にとって、一時帰国のシーズン。

そんなとき、海外在住者の直面するのが「WiFi難民」問題

そう、我々が海外で使っている携帯は、そのままでは日本でネットに繋ぐことはできません。

これまで出張や帰省で日本で滞在するたびに、いろいろ試してきたWiFi接続の方法。

今回は、それぞれのオプションを、メリット&デメリットを踏まえながら、ご紹介したいと思います。

 


「ポケットWiFi」のレンタル


まずはポケットサイズのルーターを借りる「WiFiレンタル」。最近のポケットWiFiは、本当に小型で軽量なので、女性の小さなバッグでも簡単に持ち歩くことができます。

ポケットWiFiの一式セット

通常、複数のスマホやパソコンを同時に繋ぐことができるので、夫婦や家族で1台を共有して使うことも可能。

料金は1日定額で1,200円、7日パッケージで5,000円くらい。

羽田のSIMカード販売ショップ

ほとんどの空港の出発&到着ロビーにあるWiFiレンタルの貸出カウンターがあるので、日本に着いた当日に申し込み、戻る際に機器を返却をするという流れ。

料金目安
  • 1日定額で約1,200円
  • 7日間パッケージで約5,000円
メリット
  • 複数台・複数人で、同時接続可能
  • PCも接続可能
  • SIMカードの入れ替え不要
デメリット
  • 1人で使うには料金が割高
  • ポケットWiFi機器の充電
  • わざわざカウンターでの申し込みが必要
  • 小型でも機器の持ち歩きが必要

 


使い捨て「プリペイドSIM」


日本以外の海外で最も主流なのは、旅先では「SIMカード」を入れ替えるという方法でしょう。

関空のSIMカード販売機コーナー
関空の到着ロビーにあるSIMカードの自販機コーナー

ずっと前からSIMフリー機種がデフォルトだった海外に対して、ようやくSIMロックの解除が認められるようになった日本。

さらにはインバウンド訪日客の増加なども追い風に、最近では空港や家電量販店でSIMカードが手軽に購入できるようになりました。

関空のSIMカード自動販売機

利用条件は、7日間や14日間といった使用期間で既定されているものもあれば、使用データ容量で既定されているものもあり。料金は、だいたい2,500円くらいから。

自分の滞在期間、必要なデータ量にあったSIMカードを選びましょう。

料金目安
  • 7日間用(1日上限250MB)で約2,500円
  • 1.2GBで約3,500円、3.2GBで約5,500円
メリット
  • 何も持ち歩く必要なし
  • 自販機などで簡単に購入
デメリット
  • SIMカードの入れ替えが必要
  • 使用期間(7日/14日など)もしくはデータ容量の制限あり
  • カードによっては、1日のデータ量の上限あり

 


格安SIM「0SIM(ゼロシム)」


ソニーネットワークコミュニケーションが提供する0SIM(ゼロシム)。前述した使い捨てのSIMカードと異なり、あらかじめ申し込みが必要な格安SIMカードです。

契約時に初期費用は3,394円がかかりますが、それ以外は使ったときのみ。使用データ量に応じて、料金を支払うという仕組み。

最大のメリットは、月間の通信量が500MB未満なら無料ということ。500MB以降は100MBごとに100円ずつ課金で、最大1600円(2GB〜5GB)。

0 SIMカード by So-net

ただし留意しないといけないことは、『3ヶ月間通信がない場合は強制解約になる』という点。

3ヶ月に1度は必ず日本に出張・帰国するという海外在住者には、悪くないプランだと思います。

料金目安
  • 登録事務手数料3,000円+SIMカード準備料394円
メリット
  • 月間500MBまでは無料
  • 使わない月には料金が発生しない
デメリット
  • あらかじめ申し込みが必要
  • SIMカードの入れ替えが必要
  • 解約時にSIM返却が必要(返送料は契約者負担)
  • 3ヶ月間通信のない場合、強制解約

0SIM(ゼロシム)

 


Singtelの定額ローミング「ReadyRoam」


最後に紹介するのは、Singtelの定額ローミングプラン「ReadyRoam

これは、Singtelユーザーに限定される方法なのですが、試行錯誤の結果、今のところWiFi確保の手段としては、こちらがベストと思われるので、記載しておきたいと思います。

Singtelのローミングプランの設定

Singtelの「Ready Roam」は、契約時に決めた毎月の基本プランとは別に、海外旅行などの行き先の応じて、その都度追加することができる定額のローミングプラン。

日本の場合、1GB/30日間のプランで$20(約1,600円)という、リーズナブルさ。

SIMカードの入れ替えも不要で、アプリを使って簡単に設定するだけ(Singtelローミングの使い方の詳細は下記記事を参照)

料金目安
  • 1GB/30日間のプランで$20(約1,600円)
メリット
  • 料金が安い
  • SIMカードの入れ替えが不要
  • アプリで簡単設定&残量確認が可能
デメリット
  • Singtelユーザーのみ

 


結論:

3ヶ月に必ず1回は日本に戻るヘビー帰国者は「0SIM」。

Singtelユーザーは「定額のReadyRoam」。

家族や夫婦など2人以上で共有できる場合「ポケットWiFiレンタル」。

それ以外は「プリペイドSIM」。

といったカンジです。

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