高島屋からラッフルズまで!シンガポールの月餅(ムーンケーキ)2025
【更新】2025年の情報をアップデート
シンガポールにおいて、秋の風物詩といえば中秋節。
毎年、陰暦の8月15日に祝われる節句で、2025年は10月6日(月)にあたります。

十五夜の満月を鑑賞しながら、秋の豊作を願う伝統行事において欠かせないのが、月を象った「月餅(ムーンケーキ)」。
この時期になると、ホテルやデパート、レストランなどの店頭には、趣向を凝らした月餅が並びます。
シンガポール最大規模を誇る高島屋の「中秋フェア」から、専門店の伝統的な月餅、ラッフルズホテルの高級ムーンケーキまで、イマドキの月餅事情をお伝えします。
シンガポール最大級!高島屋の月餅フェア
■ 中秋節恒例!高島屋の一大イベント
オーチャードの高島屋で毎年開催される「ミッドオータム・フェア」は、シンガポール最大級の月餅フェア。

会場は、B2階にある催し物スペース「タカシマヤスクエア」。

有名ホテルやレストランなど50を超えるブランドの月餅が集合しています。
■ トレンドは高級志向&ビジュアル系
各店のカウンターには、ベイクドタイプあり、スノースキンタイプありと、色も形も百花繚乱。

エッグヨークやロータスといったオーソドックスな味から、チョコレートやストロベリーといった洋菓子風のフレーバーまで、目移りしちゃうほど。

最近では、月餅のみならず、意匠を凝らしたギフトボックスの豪華さも目を引きます。
お弁当用のティフィン型や、アンティークな宝箱など、思わずパケ買いしたくなるキュートさ。

近年のビジュアル重視・高級志向の波が、月餅商戦にも押し寄せているようです。

高島屋の月餅フェアは、2025年10月6日まで。
有名どころの月餅セットを、一度にチェックできるので、実物を見ながら(なかには味見できるところもあり)どれにしようか吟味するには最適のイベントです。
Takashimaya Mid-Autumn Festive Celebrations 2025
場所高島屋B2階「タカシマヤスクエア」
チャイナタウンにある月餅専門店
■ 伝統の味!老舗店のベイクド月餅
シンガポールにおける中華文化の拠り所である「チャイナタウン」。
中秋節の時期なると、街にある老舗中華菓子店には、昔ながらのベイクドタイプの月餅を買い求める人々で賑わっています。

特に有名なのが、サウスブリッジロードに面する有名店「東興(Tong Heng)」。
店頭のショーケースには、ベイクドタイプの月餅がズラリ。ハス餡にエッグヨーク(塩漬けアヒルの黄身)が詰まった伝統の味が自慢です。
Tong Heng
■ 一口サイズ&マーライオン月餅「美珍香」
シンガポール国内に約50店舗を展開し、チャイナタウン駅周辺にも2店舗を構えている「美珍香(ビーチェンヒャン)」。
お店の看板商品といえば、バクワ(BBQポークジャーキー)が有名ですが、中華菓子も充実。

美珍香のシェンチー(中国チェス)の駒を模した「チェス・ムーンケーキ」は、直径2cmぐらいの一口サイズ。
マーライオン型がキュートな月餅クッキーも、個包装で1個から購入可能。

大きな月餅は切り分けて、皆んなで食べるのが一般的なシンガポールでは、こういう小ぶりの月餅が少ないので、いろいろ試したい派には嬉しいポイント!
Bee Cheng Hiang
ラッフルズのシャンパン入りムーンケーキ
■ 最高峰スノースキン「シャンパン・トリュフ」
ところ変わって、こちらはシンガポールが誇る白亜の至宝「ラッフルズホテル」。
North Bridge Rdに面するラッフルズ・アーケードの1階に、月餅販売の特設ブースを構えています。

毎年、伝統的なベイクドと、生タイプのスノースキンの両方を取り揃えるラッフルズホテルですが、おすすめは断然「スノースキン」。
中でも一番人気、「シャンパン・トリュフ」のムーンケーキは、ラッフルズのシグニチャー。

和菓子の求肥のように、柔らかくてモチモチした食感の皮と、中にくるまれた餡とチョコレート。
ほのかに香るお酒が効いた上品な月餅は、さすがラッフルズ。
ただ、スノースキンタイプの月餅は、ベイクドタイプに比べて、日持ちが5~7日前後と短いので、ご注意を。

ラッフルズホテルの月餅コーナーも、2025年10月6日まで。
通常は、一箱8個入り($97〜)ですが、早い時期には2個入りも販売しています。
詳細・オンライン予約は、下記ラッフルズの公式サイトを参照してください。
Raffles Hotel Mid-Autumn Celebrations 2025
場所ラッフルズアーケード1階、特設会場
2025年注目のおすすめ月餅
■ 電話ボックス付き「ラルフコーヒー」
世界的に有名な人気ブランド「ラルフローレン(Ralph Lauren)」が展開する「ラルフズ・コーヒー(Ralph’s Coffee)」。
シンガポールでは、マリーナベイサンズとショーセンターの2ヶ所にカフェが併設されています。

今年の「ラルフズ・コーヒー」の月餅ギフトセット($128)は、ブランドカラーである緑で彩られた電話ボックスがモチーフ。
箱の中には、愛らしいバリスタ・ベアの人形と、3種類(チョコレート・ラズベリー、コーヒー、ロータスカスタード)のミニ月餅が6個入り。
Ralph’s Coffee
■ 世界的パティシエ「セドリック・グロレ」
パリを本拠地に、芸術的なスイーツやパンなどで数々の受賞歴を誇る超人気パティシエ「セドリック・グロレ(Cédric Grolet)」。

2023年に、アジア初となるシンガポールに進出を果たしたパティスリーから、美しいムーンケーキ・コレクションが登場。
ベイクドタイプの月餅セット(4個入り)は$108、チョコレートシェル月餅(2個入り)は$52です。
Cédric Grolet
■ 125周年記念「グッドウッドパークホテル」
今年、ホテル創立125周年を迎えるグッドウッドパークホテルでは、特別なアニバーサリー・ギフトセット($88)を発売中。

レトロな籐編みのバスケットのなかには、大きなスノータイプ月餅が一つ。柚子クリームに、マンゴーピューレと角切りマンゴーを層状に重ねた逸品です。
Goodwood Park Hotel
■ 気軽に試せる「スターバックス」月餅
もはや定番となった「スターバックス」の月餅。

6種類・8個入($69.90)のギフトボックスもありますが、シンガポール内のスターバックス店舗で1個($6.9)から購入できます。
コーヒーのお供に、気軽に試せるのがGood。
Starbucks Singapore
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