【開催中】シンガポール「スタジオジブリ展」あの名場面&主人公が大集合
先日、MRT(地下鉄)で見かけたジブリ仕様のラッピング車両。
そうです! あのジブリがシンガポールに上陸。
日本のみならず、ここシンガポールでも人気を博すジブリ映画の世界をテーマにした展覧会「The World of Studio Ghibli」が、アートサイエンス・ミュージアムで始まったのです。
今回は、早速行ってきたスタジオジブリ展の全貌を余すことなくレポート。
展示品などネタバレの可能性を含みますので、初見で楽しみたい方はブラウザ・バックをお願いします。
「スタジオジブリの世界展」概要
■ 会場はアートサイエンス・ミュージアム
2024年10月4日から2025年2月2日まで、約4ヶ月間にわたって開催される展覧会「The World of Studio Ghibli(スタジオジブリの世界)」。
MRTベイフロント駅下車、マリーナベイサンズに併設された「アートサイエンス・ミュージアム(ArtScience Museum)」が会場となっています。
ミュージアムの周りを囲むハス池には、巨大なポニョがお出迎え!
ポニョとマリーナベイサンズ、奇跡のツーショット。
ジブリがシンガポールまでやってきたことを実感する風景に、感無量です。
ArtScience Museum
■ 営業時間・入場チケット料金
会期中、毎日開催されている「ジブリ展」ですが、営業時間は曜日によって異なるので要注意。
日〜木曜日 | 金・土曜日 | |
---|---|---|
入場時間 | 10:00〜19:00 最終入館時間は18:00 |
10:00〜21:00 最終入館時間は20:15 |
休前日となる金曜日と土曜日は、夜9時までオープン。仕事帰りや観光の終わりに行けるのも、うれしいポイントですね。
入場チケットは、ピークとオフピーク、観光客とシンガポール居住者で異なる料金設定。
さらにチケットは日時指定制となっているため、人気の日にち・時間帯から完売する可能性もあり。希望日時があれば、早めにチケットを確保しておきましょう。
オフピーク(月〜木曜日) | ピーク(金〜日) | |
---|---|---|
観光客 | $39 | $49 |
居住者 | $29 | $39 |
チケットは、日本語・日本円でオンライン購入ができるKlookがおすすめ。
購入後に送られくるeチケットのバーコード(スマホ画面でOK)を入口で見せるだけで、直接入場可能。面倒な印刷や引き換えも一切不要で、簡単&便利です。
スタジオジブリのあゆみ
「The World of Studio Ghibli」の展示は、アートサイエンス・ミュージアムの地下2階の展示フロアからスタート。
導入部となる入口は、スタジオジブリのあらまし紹介。
デビュー作『風の谷のナウシカ』から最新作『君たちはどう生きるか』に至るまで、ジブリ作品のポスターが年代順に配置されています。
そして、鈴木敏夫プロデューサー、宮崎駿監督、高畑勲監督の略歴。
この3人のレジェンドなしに、スタジオジブリは語れません。
ハウルの動く城
入口の通路を抜けると、『ハウルの動く城』の展示コーナー。
目を奪うのが、精巧に再現された「ハウルの城」の模型。ギィーギィーと音を立てながら動く様子は、まさに映画そのものです。
城の内部を探検しながら、暖炉でパチパチと燃えるカルシファーや、掃除をするソフィー、階段で佇むハウルに出会うことができます。
天空の城ラピュタ
続いて、『天空の城ラピュタ』。
空から降ってきた少女。
炎に包まれる砦からシータを救出するパズー。
鏡を使って再現した、ラピュタの水中都市など。
心に残る名シーンの数々を、間近で追体験することができます。
となりのトトロ
トンネルをくぐったり、穴から覗いたりと、『となりのトトロ』の展示は冒険がいっぱい!
緑のトンネルを抜けると、そこはトトロの住む森。
大木の穴を覗いて、寝ているトトロを発見しましょう!
『あなたはだあれ? まっくろくろすけ?』
メイとトトロの初対面のシーンがよみがえりますね。
雨の中、トトロと並ぶバス停。
ここは、トトロと一緒に写真を撮ることができる撮影スポット。小道具として、傘も用意されているので、ポーズを決めて、はいチーズ!
その他、畳にちゃぶ台が用意されたコーナーでは、トトロの折り紙をするアクティビティもあり。
風の谷のナウシカ
第1部の展示が終わると、地下2階から3階へと移動します。
エレベーターの扉が開くと、ホール正面に『風の谷のナウシカ』の展示。
メーヴェに乗るナウシカの後ろには、怒れる王蟲(オーム)の姿が見えます。
紅の豚
海辺で優雅にバカンスしているのは、『紅の豚」のポルコ。
ポルコの相棒、深紅に輝く飛行艇「サボイアS.21F」が、紺碧の空と海を駆け巡ります。
平成狸合戦ぽんぽこ
『紅の豚』の舞台となったアドリア海から一転、日本昔話のような『平成狸合戦ぽんぽこ』の世界。
「化学(ばけがく)」を駆使して、人間に対抗しようと奮闘する狸たちの住処には、懐かしの昭和レトロが満載です。
もののけ姫
鬱蒼としたシシ神の森は、『もののけ姫』の舞台。
ヤックルに乗って、森を進むアシタカに、岩場から威嚇するサンと山犬。
運が良ければ、森の精霊コダマたちにも会えるかもしれません。
魔女の宅急便
『魔女の宅急便』の主人公キキが店番をしているグーチョキパン屋。
店先に吊るされた看板に、パンが並ぶショーウィンドウなど、細かく作り込まれた世界観。
出来立てのパンの香りが、今にも漂ってきそうです。
ホウキに乗って、お届けものを配達中のキキとジジ。
『魔女の宅急便』の展示には、フォトスポットが2箇所。
トンボのプロペラ自転車や、ロープからの宙吊りシーンと、キャラクターになりきって写真撮影が楽しめます。
劇中に登場する画家の少女、ウルスラの絵も展示。
物語を締めくくるのは、あのセリフ―――『落ち込むこともあるけれど、私、この町が好きです』。
千と千尋の神隠し
ジブリ展、最後のトリを飾るのは、第75回アカデミー賞で長編アニメ映画賞を受賞した『千と千尋の神隠し』。
不気味なトンネルから迷い込んだ、不思議な異世界。
橋の向こうには、八百万の神々が集う湯屋「油屋(あぶらや)」が見えます。
赤い提灯に、式神(紙の鳥)などが登場する、魑魅魍魎の世界。
契約書が舞い散る湯婆婆の部屋。
ここでは、ススワタリのお絵かきができるアクティビティ。
ハイライトは、海原鉄道に乗って、沼の底に向かうシーン。
原寸大で再現された座席で、カオナシの隣に座れるチャンス!
ジブリ展で一番人気の写真スポットなので、ここは絶対見逃せません。
お土産に!ジブリグッズ
展示の後は、グッズコーナーでお買い物。
定番のぬいぐるみから、Tシャツ、バッグ、文房具や玩具など、キュートなアイテムがいっぱい。
精巧に作られた舞台セットや、インタラクティブな展示、体験型アクティビティなど、見どころ満載のジブリ展「The World of Studio Ghibli」。
登場人物になりきって、映画の世界に入り込むことができる体験は、ジブリファンならずとも必見です!
展覧会は、来年2025年の2月2日まで。
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