本場ベトナムで武者修行!ホーチミンの人気バインミー4本を食べ比べ

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シンガポールで、地道にバインミー巡りを続けて、早数年。

ここで更なるバインミー道を極めるため、本場ベトナムでの武者修行を決行。

ホーチミンで人気の4店を食べ歩いて、バインミーに対する味覚を一から鍛え直します。

 


ホーチミンNo.1バインミー「フインホア」


■ 重量級!具が主役のバインミー

ホーチミンで一番美味しいバインミーとの呼び声高いのが、「Huynh Hoa(フインホア)

ホーチミンのバインミー店「Huynh Hoa」

お店があるのは、ベンタイン市場の更に先。

歩いていくこともできますが、ホテルや観光スポットが集まる1区の中心部からは少し距離があるので、Grabタクシーなどでサクッと行くのがおすすめ。

何の変哲もないローカルな通りに突如、たくさんの人が集まる店が見えてきたら、それがフインホアです。

ホーチミンのバインミー店「Huynh Hoa」のメニュー

バインミーのメニューは、バインミー1種類に、チリ有無のみ。

43,000D(約200円)と安いのですが、他のバインミーがだいたい25,000D前後なのに比べると、幾分お高めの価格設定。

列はありましたが、お店のスタッフさんたちの素早い連携プレーで、5分もかからずにゲット。

ホーチミンのバインミー店「Huynh Hoa」のバインミー
チリなしをオーダー

手に持った瞬間にわかる、ずっしりとした重量感

パンの中には、何層も重なったハム、ランチョンミート、パテに、シャキシャキとした新鮮な野菜がぎっしり。

一つ一つ丁寧に吟味された具材の美味しさとボリュームで、相場より高めの値段も納得。

ホーチミンのバインミー店「Huynh Hoa」のバインミー

あえて欠点を挙げるとすると、パンに対して、具が多すぎること。これはそれぞれですが、個人的にはもう少しパンとのバランスが取れているほうが好みかな。

ホーチミンNo.1は、「具」が主役のバインミーでした。

 


有名ユーチューバー絶賛「ホンホア」


■ 理想のパン!が痛恨の注文ミスで撃沈

フインホアのあと、1ブロック離れた「Hồng Hoa(ホンホア)」をはしご。

こちらは、有名グルメ・ユーチューバーのMark Weinsさんが絶賛していたお店。

ホーチミンのバインミー店「Hong Hoa」

ストール前の看板には、バインミーのほか、ご飯系やドリンクのメニューがずらり。バインミーだけでも数種類あり、各25,000D(約120円)なり。

ホーチミンのバインミー店「Hong Hoa」のメニュー

英語メニューを頼りに、BBQポークのバインミーを注文。

ホーチミンのバインミー店「Hong Hoa」のバインミー

BBQポークと聞いて、中華の焼き豚のようなお肉を想像していたけど、挟まれていたのは大きな肉団子

ひき肉を加工したソーセージみたいな味と食感で、バーベキューソースとの相性は微妙。

しかも一番の問題は、このボリューム。肉団子の主張が強すぎて、野菜やパン、ソースといった他の素材が、ほとんど消えてしまっています。

ホーチミンのバインミー店「Hong Hoa」のバインミー

ただ特筆すべきは、クリスピーでありながらサクッと軽い仕上がりのパン

パンが美味しかっただけに、BBQポークの注文ミスが悔やまれます。

次回は、他の種類でリベンジしたいと思います。

 


ガイドブックの常連店「ニューラン」


■ 初めてのバインミーに最適

多くのガイドブックに登場する有名店「ニューラン」

本来、バインミー専門店というより、パンや惣菜全般を扱うベーカリー兼食堂といった位置付け。

店内には座席スペースもあります。

ホーチミンのバインミー店「Nhu Lan」

場所も1区の観光エリアに近く、アクセスしやすいことから、いつも観光客と地元民で賑わっている「ニューラン」
ホーチミンのバインミー店「Nhu Lan」のメニュー

バインミーは1個、30,000D(約150円)。お店の一角にあるカウンターで注文できます。

ホーチミンのバインミー店「Nhu Lan」のバインミー

パンは固めで、どちらかというとフランスパンに近い印象

お肉・野菜・パンをバランス良く配分した1本は、ひとつのサンドイッチとして、非常によくまとまった1品。マヨネーズの効いたソースも美味。
ホーチミンのバインミー店「Nhu Lan」のバインミー

パンは少し残念でしたが、それ以外は総合点の高いバインミー。

「ニューラン」は、初めてバインミーを食べる人に最適のお店です。

 


グエンフエ通り「バーラック」


■ 100円バインミーの驚くべき実力

ホーチミン市庁舎前の大広場に沿って走るグエンフエ通り

ホーチミンのバインミー店「Ba Lac」

観光エリアの一等地として、近代的なホテルやカフェが増えていくなかで、今も残る古い雑居ビル。

「Ba Lắc(バーラック)」がお店を構えているのも、そんな年季の入ったビルの一つ。カメラ屋さんの入口を間借りするような形で営業しています。

ホーチミンのバインミー店「Ba Lac」のメニュー

バインミーのラインナップは、なんと10種類。

とりあえず店名のついた「バインミー・バーラック」をオーダー。1つ20,000D(約100円)と格安です。

ホーチミンのバインミー店「Ba Lac」のバインミー

数種類のハム、香草、野菜類のバランスもGood。ニョクマムの効いたソースもいい感じ。

何より驚いたのが、パンの軽やかさ。外はクリスピーで、中はサクッと柔らか。ホーチミンのバインミー店「Ba Lac」のバインミー

4つの中で、ここ「バーラック」のバインミーが一番自分の好みに近かったです。

 


このホーチミンでの食べ歩きを通して、バインミー愛を再確認。

これからも、シンガポールでのバインミー巡りを続けていくので、お楽しみに!

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