必見のパレード&花火!シンガポール独立58周年「ナショナルデー2023」

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【更新】2023年の情報をアップデート

8月9日(水)は、シンガポールの独立記念日「ナショナルデー」

毎年、国を挙げて盛大に祝われる一大行事です。

イスタナ公園のFestive Arch
国旗が掲げられるイスタナ公園のアーチ

ナショナルデー当日はもちろん、6月ごろから始まるリハーサルなど、パレードや航空ショー、花火など、この時期ならではの見逃せないイベントが盛りだくさん。

2023年、建国58周年を迎えるシンガポールのナショナルデー最新情報をお届けします。

 


知っておくべき!シンガポール独立の裏側


■ 必聴!リー・クアンユー氏の名演説

シンガポールが、マレーシア連邦から分離・独立をしたのは、1965年の8月9日。今から58年前にあたります。

マレーシア連邦からのシンガポール分離を伝える新聞
マレーシア連邦からの脱退を伝える新聞

シンガポールの場合、自分たちが望んだ「独立」というよりは、マレーシア連邦から切り捨てられた状況下での、不本意な「独立」。

苦渋と無念を滲ませながらも、新しい国の信念・理想を国民に語りかけるシンガポール初代首相リー・クアンユー氏の演説は心に響きます。

 


2023ナショナルデー・パレード(NDP)


■ 2023年のメイン会場は「パダン」

ナショナルデーのメインイベントといえば、華やかな「ナショナルデー・パレード」。通称NDP(National Day Parade)。

2023年のメイン会場は「パダン(The Padang)」。1965年8月9日、シンガポールの独立が宣言された、まさにその場所での開催となります。

ナショナルデー・パレード2023のメイン会場である「パダン(Padang)」

シンガポール・ナショナル・ギャラリーは、パダンの真正面に位置するベストスポット。

シンガポールの大統領や首相、各国来賓のための貴賓席が設置されています。

「ナショナルデー」のために貴賓席が設置されたナショナル・ギャラリー

 

■ リハーサル日程・スケジュール

ナショナルデーの季節を告げるのは、リハーサルで上空で飛ぶヘリコプターや戦闘機の轟音。

例年、だいたい6月中旬から毎週土曜日、段階的なリハーサルが実施されています。

  • 6/10(土) CR1(Combined Rehearsal)
  • 6/17(土) CR2
  • 6/24(土) CR3
  • 7/2(日) NE1(National Education Show) 
  • 7/8(土) NE2
  • 7/15(土) NE3
  • 7/22(土) Preview 1
  • 7/29(土) Preview 2

ナショナルデーの儀礼パレード

人混みが苦手な方は、ナショナルデー当日ではなく、パレードはリハーサルで楽しむというのもアリ。

 

■ NDPの見所・タイムテーブル(予想)

2023年のNDPテーマは、「Onward As One」

今までに実施されたリハーサルから、予想される見所・タイムテーブルは下記のような感じ。

変更の可能性もあるので、ご参考まで。

18:10pm

Red Lions
パラシュート部隊の降下デモンストレーション。

18:48pm

National Anthem
国歌斉唱。

マレー語で歌われるシンガポール国歌『Madulah Singapura』は、こちらで予習!

18:50pm

State Flag Flypast
シンガポール国旗を携えた大型輸送機が、2対のヘリコプターを従えて上空を飛行。
ナショナルデーのシンガポール国旗飛行

18:53pm

Flypast①:F16&F15
空軍F-16戦闘機(5機)・F15戦闘機(3機)による隊列飛行。
ナショナルデーに実施されるF16戦闘機やF15戦闘機による飛行デモンストレーション

18:54pm

21 Gun Salute
大砲から放たれる21発の祝砲

ナショナルデー・パレードでマリーナ上を出現する大砲

19:05pm

Flypast②:A330MRTT+F16
多目的輸送機A330(エアバス)とF16戦闘機による隊列飛行
ナショナルデーに実施される多目的輸送機(エアバス)と戦闘機による飛行デモンストレーション

19:10pm

戦車パレード
機動戦車隊などによる行進
ナショナルデーの戦車隊の行進「Mobile Column」

20:15pm

Fireworks
フィナーレの花火
ベイ・イースト・ガーデンから見るナショナルデーの花火

マリーナのメイン会場のほか、島内5ヶ所の会場でも同時に花火があがります(詳細・地図はこちら)。

■ フライパスト(飛行隊)の島内巡回ルート

メイン会場であるパダンだけでなく、ナショナルデーの盛り上がりはシンガポール各地で楽しめます。

国旗飛行隊は、東回り・西回りの2組に分かれて島内を巡回

2023年シンガポール・ナショナルデーの飛行ルート

今年は、多目的輸送タンカーであるエアバスA330と戦闘機の隊列飛行も登場と、ますます空から目が離せません。

 

■ ショー&花火!おすすめ観覧スポット

会場に入るには、チケットが必要ですが、マリーナ周辺からも、十分に航空ショーや花火を楽しむことができます。特に人気の観覧スポットは、下記のとおり。

  • マーライオン公園
  • エスプラネード・ドライブ沿い
  • ウォーターフロントプロムナード
  • マリーナベイサンズ前の広場
  • ザ・プロモントリー@マリーナベイ

花火を見るなら、「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」のイーストガーデンもおすすめ。「マリーナベイサンズ」、「シンガポールフライヤー」といったシンガポールを代表するランドマークの間から打ち上がる花火は、壮観の一言。

 

■ お出かけ前の留意点

パレードの詳細は、下記公式ページでご確認ください。

また、ナショナルデー当日だけだけでなく、リハーサルの日も含めて、交通規制や道路封鎖が行われるので、お出かけの際は要注意。

National Day Parade

 


ナショナルデーの風物詩・景色


ナショナルデーの時期になると、あちこちで目にする「シンガポール国旗」

「人類すべての友愛と平等」を表す上半分のと、「永久不変の清廉と美徳」を表す下半分が。この2色が、国のシンボルカラーとなっています。

 

■ 風物詩!HDBに掲げられた国旗

シンガポール国民の8割が住むと言われているHDB(公営団地)。ナショナルデーの時期には、各戸のバルコニーや通路に旗が掲げられているのを目にします。

HDBの各戸に国旗

中でも、有名なのセレジーロード沿いに建つ「Selegie House」という公団住宅。 

HDBのバルコニーに掲げられたシンガポール国旗

ここまで規則正しく各世帯の国旗が並ぶと、もはやアートの域!? 

う〜む、お見事! 天晴れです。

Selegie House

 

■ 特別演出の「自動車販売機ビル」

上記のセレジー・ハウスから徒歩2〜3分の場所にあるのが、「テン・スクエア(Ten Square)」

2022年にブラスバザー地区に完成したばかりのランドマークで、シンガポールの珍景として有名な「自動車販売機ビル」の第2弾です。

ブラスバザー地区の自動車販売機ビル「テンスクエアー(Ten Square)」もナショナルデー仕様

赤く輝くタワーの大型ビジョンに、シンガポール国旗が映し出される演出は、このナショナルデーの時期だけ。

Ten Square

 

■ ナショナルデー・ライトアップ

毎年、思わぬところで出くわす、赤と白の国旗カラーに染まったイルミネーションも、楽しみの一つ。

シンガポールの国旗カラーにライトアップされたマリーナベイサンズ

代表的なのが、シンガポール国立博物館のナショナルデー・ライトアップ。

荘厳な歴史的建造物に映し出される特大の国旗は、圧巻の一言。

ナショナルデーのライトアップがされたシンガポール国立博物館

国立博物館以外にも、ブラスバサー・ブギス周辺の歴史的建造物(セント・ジョセフ教会/プラナカン・ミュージアム/マグハイン・アボース・シナゴー/チルドレンズ・ミュージアム/フォートカニングセンターなど)もライトアップされます。

ナショナルデーのライトアップ

シンガポール国立博物館のライトアップは、7月21日(金)〜8月10日(木)まで毎日開催(19:30pm – 24:00)

ブラスバサーのライトアップは、8月26日(土)まで開催中。

涼しくなった夜に、散歩しながらのライトアップ鑑賞はいかがでしょう。

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