きらめく夜景!シンガポール川〜マリーナベイを巡る「リバークルーズ」
【更新】運航再開後の最新情報
都心部を東南に貫くシンガポール川。
シンガポール黎明期の19世紀には、積荷を乗せた小型船が行き交った海洋貿易の大動脈。
開発・観光地化が進んだ現在、交易船の代わりに、観光船「リバークルーズ」が川の主役となっています。
今回は、人気の観光アトラクション「リバークルーズ」の見所・コース料金、乗船場所など、詳しくレポート。
コロナ後、運航を再開したクルーズは、以前とは異なる点もあるので、一緒にチェックしていきましょう。
シンガポール・リバークルーズとは?
■ リバークルーズとリバータクシー
シンガポール川で船の往来があるのは、上流域にあたる「ロバートソンキー」〜「クラークキー」〜「ボートキー」、下流の河口部にあたる「マリーナベイ」〜「マリーナ・サウス」までの区間。
左岸・右岸に計13の船着場が点在しています。
シンガポール川を巡航する船は、以下の2種類。
内容 | |
---|---|
リバークルーズ |
月〜木13:00〜22:00 シンガポール川の上流〜マリーナベイを、1周約40分で遊覧する観光用クルーズ。現在は発着はクラークキーの船着場からのみ。 |
リバータクシー |
現在、一時休止中 平日の朝と夕方の通勤時間帯のみ運航。 |
ここからは観光用遊覧船「リバークルーズ」のほうに焦点をあて、説明していきます。
人気の観光遊覧船「リバークルーズ」
■ リバークルーズの営業時間・所要時間
リバークルーズの営業時間は以下のとおり。
- 月〜木 13:00pm〜22:00pm
- 金・土・日・祝 10:00am〜22:00pm
1時間に1本の運航で、最終ボートの出発は月〜木21時、金・土・日・祝は22時。クルーズの所要時間は約40分となっています。
朝・昼・夜、どの時間帯のリバークルーズも楽しいですが、一番のおすすめは日が暮れてから。
川面を流れる涼しい風に吹かれながら、シンガポールのきらめく夜景の中を進んでいくナイトクルーズは最高です。
Singapore River Cruise
■ リバークルーズの乗り場・周遊コース
シンガポールリバー上流のクラークキーから、河口部のマリーナベイの間を反時計周りに遊覧する「リバークルーズ」。
1周、約40分。

コース沿いには、ラッフルズ卿上陸ポイント、マーライオン、マリーナベイサンズといったシンガポールの名所が多数。
地上からの眺めとは一味異なる、船上からの景色を堪能しましょう。
■ リバークルーズの乗り場:現在はクラークキー発着のみ
ルート上に8つの船着場が設置された「リバークルーズ」。
コロナ前は、どの船着場からでも乗り降りが可能でしたが、現時点では①のクラークキー乗り場からの発着のみとなっています。
場所 | メモ | |
---|---|---|
① | クラークキー | フーターズの前。リバークルーズの発着数が最も多いメイン乗船場 |
② | リードブリッジ | チリクラブの有名店「ジャンボ」(リバーサイドポイント店)の近く |
③ | ボートキー | ボートキーの岸に並ぶ飲食店街の真ん中あたり |
④ | フラトン | フラトンホテルの横 |
⑤ | マーライオン公園 | マーライオン像のすぐ横 |
⑥ | ベイフロント・サウス | マリーナベイサンズの南端にある桟橋 |
⑦ | エスプラネード | エスプラネードの屋外シアターのそば |
⑧ | プロムナード | 巨大観覧車「シンガポール・フライヤー」のそば |
■ リバークルーズの料金とチケット売り場
リバークルーズのチケットは、船着場の横に併設されたチケット売り場で買うことができます。

「リバークルーズ」のチケット価格は下記のとおり。
支払いは、各種クレジット・現金に対応しています。
レーザーショークルーズとは、マリーナベイサンズのショー「スペクトラ」(毎夜20時と21時)を船上から鑑賞することができる特別便。1日2回、19時半と20時半に出航します。
大人 | 子供(3〜12才) | |
---|---|---|
通常リバークルーズ | $25 | $15 |
レーザーショークルーズ | $38 | $22 |
チケットは、公式ホームページからの購入が可能。
楽天会員だったら、楽天ポイントが使える・貯まる「楽天トラベル観光体験」での予約・購入が便利です。
予約完了後、メールで送られてくるeチケットのQRコード(印刷不要・スマホ画面でオッケー)をチケット売り場で見せれば、紙のチケットと交換してくれます。
シンガポール・リバークルーズの見所
■ クラークキーからナイトクルーズに出発!
リバークルーズの主体となるクラークキー乗り場(地図)は、MRTクラークキー駅のE出口から徒歩約5分。
川沿いにバーやレストランが集まるクラークキーは、夜になるとカラフルなイルミネーションに彩られ、一層華やかな雰囲気に。
リバークルーズといっても、大型クルーザーに乗るわけではありません。
開拓時代、シンガポール川を行き来していた「トンカン」を再現したレトロな木造船がリバークルーズの相棒。
屋根のある前方部分のベンチシートと、最後尾の屋外デッキスペースに分かれた小型ボートは、定員45人ほど。
席は指定席ではなく、早いもの順に好きなところに座っていくシステムです。
クラークキーを出航し、ゆっくりと下流へと進むボート。
リバーサイドに軒を連ねる飲食店と、オフィス街の高層ビルが共存するボートキー。船内を吹き抜ける心地よい風を感じながら、川沿いの風景を楽しみます。
シンガポールリバーが湾に合流する河口部に建つ「フラトンホテル」。

美しくライトアップされたカバナ橋とアンダーソン橋をくぐり抜けると、マリーナベイはすぐそこです。
■ 正面からマーライオンにご対面!
湾の入り口で出迎えてくれるのは、シンガポールの守り神「マーライオン」。
正面からマーライオンに会えるのは、リバークルーズならでは。乗客が写真撮影できるよう、船を左右に旋回してくれます。
■ 船上から見るマリーナベイサンズのショー
マーライオンを後に、ボートはマリーナ湾をくるっと一周。
マリーナベイサンズの正面に来たところで、リバークルーズは最高潮を迎えます。
マリーナベイでは、毎日20時・21時(金・土曜のみ22時の回もあり)に、光と水のショー「スペクトラ」が開催。
このショーを船上から鑑賞できる特別便「レーザーショークルーズ」は毎日2回、19時半と20時半に出航。追加料金が必要となります。
光と水のシンフォニー「SPECTRA」
日時日〜木20:00・21:00、金・土20:00、21:00、22:00
上演時間各15分間
わざわざ「レーザーショークルーズ」に乗らなくても、特別便の次に乗ることができれば、15分間続くレーザーショーの間に、マリーナに到着するチャンスあり!
狙い目です。
キラキラと輝くシンガポールの摩天楼は、息をのむ美しさ。
まるで銀河に浮かぶ天の川を渡るように、ゆっくりと光の中を進んでいく―――夢のような時間を満喫できました。
老若男女、誰でも楽しめる「リバークルーズ」。シンガポール観光で、ぜひ体験していただきたいおすすめ度120%のアトラクションです。
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