目の前で揚げる!名店「天信」のカウンター席で味わう最高の天ぷら
オーチャード駅から徒歩圏内でありながら、ショッピングエリアの喧騒から離れた閑静な地区に建つ「コンラッド・シンガポール・オーチャード」。
もともと「リージェント・シンガポール」として親しまれていたホテルを、2023年に「コンラッド」ブランドでリニューアルオープンしたものです。
ホテル・ブランドが変わっても、リージェント時代から続く名物レストランは健在。
ミシュラン一つ星の中華「サマーパレス」に、世界ベスト50に選ばれたバー「マンハッタン」、食のオリンピックで優勝したペストリーシェフが率いる「ティーラウンジ」など、粒ぞろいのダイニングが集結。
天ぷらの名店として知られる「天信」も、その一つです。
天ぷら一筋、約30年「天信」
■ シンガポールの老舗、天ぷら専門店
ロビー中央のエレベーターで3階へと上がると、すぐ正面に見えるのが「天信」と書かれた紫の暖簾。
いかにもホテル内のレストランといった雰囲気の、重厚な木製の扉をくぐってお店の中へ入ります。
■ 目の前で揚げる!カウンターは特等席
店内は、十数人が座れるカウンターと、4人掛けのテーブル席が数席あるだけの、こぢんまりとしたスペース。
おすすめは断然、カウンター席。
目の前で、職人さんが一品ずつ丁寧に揚げた天ぷらをいただけるのは、カウンター席ならではの醍醐味です。
揚げたてサクサク!本格天ぷら
■ お昼だけ!お得なコース「天信ランチ」
「天信」のメニューは、先付け・サラダから、天ぷら、ご飯、デザートへと続く会席風コースが基本。
コースの値段($130〜)によって、天ぷらの種類や品数、ご飯もの内容が異なるといった具合。
お昼には、本格天ぷらのコース「天信ランチ($90)」のほか、「天丼」や「ミニ会席」といった、お得なセットもあり。
一席ずつ、テーブルにセットされたお盆。
先付けとサラダをいただいたあとに、天ぷらのコースが始まります。
■ 旬の野菜や魚介類を堪能!天ぷらコース
トップバッターにして、天ぷらの主役ともいえる「エビ」。
全く油っこさを感じさせない、サクサクと軽やかな衣。天然塩もしくは抹茶塩を少しだけつけて、エビ本来の甘味を味わいます。
断面が美しいローズ色に仕上がった「ホタテ」。絶妙のレア具合。
こちらは「アナゴ」。衣のサクサク感と、白身のホクホク感のコントラストが楽しめる定番の一品。
レンコンや、アスパラガス、キノコ、カボチャなど、野菜の天ぷらも美味。
揚げると倍増される旨味と食感がたまりません。
こちらは春の味覚「フキノトウ」。日本の四季を感じさせる旬の食材を、常夏のシンガポールでいただけるなんて感無量。
天ぷら以外にも、日本から直送した季節の食材を生かした料理も美味しいので、お品書きをチェック。
「牛肉のたたき」は、アラカルトで注文したもの。
天ぷらのあとにサーブされる御飯セット。
「天信ランチ」は、鮪づけご飯。コースメニューの場合には、かき揚げがのったご飯かお茶漬けが選べます。
最後に、爽やかな柚シャーベットで、お口直し。
大満足の天ぷらコースでした。
最後に一つだけ。テーブル席だと上の写真のように、同じメニューでも天ぷら全部が盛り合わせとして一気に運ばれてくるので要注意。
やはり、一品ずつ揚げたてをサーブしてもらえるカウンター席を予約するのがベスト。
美味しさだけでなく、職人さんの手捌きをすぐそばで観察できる臨場感。楽しく特別なひとときになること間違いなしです。
Tenshin(天信)
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