【一挙公開】おしゃれカフェの「進化系カヤトースト」傾向と対策まとめ
【更新】「Janie The Bakery」を追加
昔からの味を守り続ける老舗店めぐり第1弾に続き、第2弾。
今回は、おしゃれカフェやレストランで続々と登場する「進化系カヤトースト」特集。
常識に囚われないアプローチで、見た目も味も変貌し続けるカヤトーストを一挙公開します!
隙間からチラ見せ!緑のカヤジャム
ココナッツミルク・卵・砂糖などの材料から作られ、東南アジアに自生するパンダンリーフに色付けされた「カヤジャム」。
新世代カヤトーストは、厚みのあるパンの隙間から、このカヤジャムの美しい緑をチラ見せするのがトレンドです。
■ アップタウン
ショッピングモール「グレート・ワールド・シティ」の前に、お店を構える「アップタウン」。
おしゃれなヴィンテージ・アイテムを扱うカフェ&セレクトショップです。
店内には、広々としたカフェ・スペースが併設。革ソファに、ブロック壁など、男前なインテリアでまとめられた超クールな空間となっています。
朝からオープンということで、メニューには「カヤトースト」もあり!
緑のカヤジャムとバターが美しくサンドされた、見目麗しい1品。少し甘めのパンも特徴です。
uptown.
■ ココナッツ・クラブ
ミシュラン・ビブグルマンにも選ばれた高級ナシレマの有名店「ココナッツ・クラブ」が、ティータイムの時間限定で提供している「炭焼カヤトースト」。
食パンでもブリオッシュでもない、ほのかに甘味のあるパンは、バレスティア通りの老舗ベーカリー「Sing Hon Loong(シン・ホン・ロン)」謹製のスペース・バン。
こんがりと備長炭で焼かれたトーストに、滑らかなクリーム状のカヤの緑が映えること。
紅茶とコンデンスミルクを混ぜたミルクティー「テタリ」と一緒に召し上がれ!
■ ババ
セラングーンの住宅地にあるカフェ「ババ」は、プラナカン料理をメインにしたレスカフェ・レストラン。
パンの隙間からのぞく淡いグリーンの色合いが美しい「カヤトースト」。
すりつぶしたようなテクスチャー感のあるカヤに、しっとりと冷えたバター。
パン、カヤジャム、バターの厚みをほぼ均等に配分したバランスがお見事です。
Babba
閉店
ベーカリーに多いオープントースト型
最近多いのが、2枚のパンでサンドするのではなく、パンの上にジャムとバターを乗せるオープントースト型のカヤトースト。
特に、ベーカリーでのオープントースト率は高し!
■ ケオンサイク・ベーカリー
いつも行列の絶えない人気店「ケオンサイク・ベーカリー」。
食パンの上に、口当たりの良いカヤとバターがのったオープントースト。
レトロ感たっぷり、ニワトリ・ボウルでサーブされる半熟卵がいい感じ。
Keong Saik Bakery
■ ジェニー・ザ・ベーカリー
カトン・ショッピング・センター2階にある「ジェニー・ザ・ベーカリー」。
昔ながらのヨーロッパスタイルのサワードウ・ブレッドとペストリーを専門とする隠れ家パン屋です。
パン工房の横には、イートインできるトーストバーを設置。
小さいながらも、レトロな雑貨・インテリアで飾られています。
自慢のサワードウの上に塗られたカヤジャムは、キャラメルのような色と艶。
サワードウの酸味が、カヤジャムの甘みを引き立てています。
Janie The Bakery.
■ マイクロ・ベーカリー
カトン地区イーストコースト・ロード沿いで一際目を引く赤い歴史的建造物に店舗を構える「マイクロ・ベーカリー」。
こちらのカヤトーストは、オープントースト・タイプ。
美しいパンダンリーフの緑色と、フワッと鼻を抜ける香りが秀逸。
ジャムというより、ソースのように滑らかなカヤと、シャキシャキとしたココナッツフレークの食感のコントラストが面白い一品。
ベーカリーだけあって、パンの美味しさもピカイチです!
■ スローベイクス
シンガポール北部、イーシュン湖を一望する絶景スポットにある「スロー・ベイクス」。
カヤトーストのパンは、バゲット、サワードゥ、ブリオッシュなど、お店で焼き上がったばかりの数種類から選択可能。
美しい湖を眺めながらの朝食は最高です。
■ バタービーン
「バタービーン」は、シンガポールのベーカリー・チェーン「BreadTalk」が手掛ける、新形態のファストフード店。
様々なフレーバーを取り揃えたカラフルなトーストは、お店の看板商品の一つ。
定番の「BB’s カヤ」は、波型模様に塗られたカヤジャムがポイント。中央に厚切りバターが乗っています。
ドリンクと半熟卵がついて、$6。
Butter Bean
一味違う!高級カヤトースト
ミシュランレストランやセレブリティーシェフも、ローカルフードの代名詞であるカヤトーストに注目。
高級食材や調理テクニックを駆使したカヤトーストは、庶民の味から芸術的グルメへと大変身。ナイフとフォークで召し上がれ!
■ ワイルドシード・カフェ
貴族のような邸宅カフェ「ワイルドシード・カフェ」でいただくのは、シングリッシュで『高級な』を意味するAtas(アタス)と名付けられた「アタス・カヤトースト」。
半分に切られたパンの断面に詰まった、溢れんばかりのカヤジャムとバター。半熟卵にはココナッツフレークがまぶされた半熟卵。
フォークとナイフで食する優雅なカヤトーストのお供には、薔薇の香りがする「ワイルドローズ・ラテ」をどうぞ。
Wildseed Café at The Alkaff Mansion
■ 15 スタンフォード by アルヴィン・レオン
高級ホテル「ザ・キャピトル・ケンピンスキー」1階のファインダイニング「15 スタンフォード by アルヴィン・レオン」。
スターシェフによって生み出された「フォアグラ・カヤトースト」は、バタースライスではなく、フォアグラをサンド。
半熟卵の代わりに、有機卵をフォーム状にしたソースが添えられています。
15 Stamford by Alvin Leung
■ アルマ
ミシュラン一つ星の「アルマ」は、グッドウッドパーク・ホテル内にある高級レストラン。
コース料理のアミューズとして運ばれてきたのは、あのカヤトースト有名店ヤクンを想起させる茶色の紙袋。
中から出てきたのは、コーヒートーストにフォアグラをサンドした、一口サイズのスナック。
フレーバー系!変種カヤトースト
従来のカヤトーストから派生したのが、今までにない食材・味と組み合わせたフレーバー・バリエーション。
普通のカヤトーストにはない、フレーバーとのマリアージュをご堪能ください!
■ プレーリー by クラフツメン
シンガポールで3店舗を展開する「プレーリー」。
リバーバレー店限定メニューとして、「グラマラッカ・カヤトースト」が登場。
「グラマラッカ」とは、ココナッツの樹液から作られた椰子黒糖のこと。
溶けたバターと一緒に漂う、メープルシロップのような甘い香り。カヤジャムとの相性も抜群のスイーツ系カヤトースト。
■ コーヒーブレイク
オフィス街に位置するホーカー「アモイ・ストリート・フードセンター」の2階に出店する「コーヒーブレイク」。
朝からオープンする屋台で、コーヒーと一緒に人気を集めるのは、変わり種フレーバーのカヤトースト。
きめ細やかなクリームがたっぷりの「アールグレイ」に、ゴマの風味と食感がしっかりした「ブラック・セサミ」など、常時8種類前後のフレーバーが揃っています。
相棒はコピからコーヒーへ
昔からカヤトーストのお供といえば、「コピ(Kopi)」が定番でしたが、最近ではコーヒーが躍進中。
人気カフェで、こだわりコーヒーと一緒に食べたいカヤトーストを一挙公開!
■ PS.カフェ
シンガポールで知らぬ人はいない、おしゃれカフェの代表格「PS.Cafe(ピーエス・カフェ)」。
ヨーロッパの雰囲気漂う店内でいただくのは、パリの朝食に欠かせないバゲットタイプのカヤトースト。
香ばしくグリルされた1cm強の厚さのホワイトサワードゥのバゲットに、たっぷり挟まれたカヤジャム。
裏ごしされたさつまいものような天然の甘さとクリーミーさが上品。
■ ホームグラウンド・コーヒー
こだわりコーヒーが自慢の人気カフェ「ホームグラウンド・コーヒー・ロースターズ」。
おしゃれ偏差値の高いウッドボードでサーブされる「レベルアップ・カヤトースト」。
厚切りでサクサクの北海道ミルクトーストに、パーフェクトな半熟具合の卵2個。
フレンチバターと自家製カヤジャムは別添えで、自分で塗るタイプ。
Homeground Coffee Roasters
■ マキシ・コーヒー・バー
「マキシ・コーヒー・バー」は、おしゃれなバーやレストランが集まるアンシャン・ヒルの一角にある小さなコーヒーショップ。
こちらのカヤトーストは、ふわふわのミルクバンを使用。ジュワっと染みたカヤジャムに、厚みのあるバターがサンドされています。
$4.8というリーズナブルなお値段も、美味しいコーヒーも、ポイント高し。
Maxi Coffee Bar
■ マデュ・ベーカリー
ファーラーパーク駅から徒歩6〜7分の位置にある「マデュ・ベーカリー」。
お店の人気商品は、「Shio Pan」という日本語のネーミングのとおり、塩パンを使ったカヤバター塩パン。
大きさと形はクロワッサンのような塩パンですが、食感はフランスパン寄りのハード系。
パンの表面についた岩塩が、絶妙な塩気をプラスして、カヤジャムの甘さを引き立てています。
塩パンとカヤバターという今までにない組み合わせを、ぜひお試しあれ!
Madu Bakery
■ キュリオス・パレット
プリンセプ通りにある「キュリオス・パレット」。
ブラウンブレッドにサンドされたコーヒーバターに、添えられたエスプレッソ醤油。
とことんコーヒーにこだわるカフェならではのモーニングです。
Curious Palette
閉店
映え&インパクトは正義です
SNS全盛の今、カヤトーストも第一印象が大事。
『こんなカヤトースト、見たことない!』とバズった、インスタ映えカヤトーストを集めてみました。
■ ファイヤーベイク
カトンの一画にある「ファイヤーベイク」は、薪がまを利用した料理とパンが自慢のベーカリーレストラン。
ヨーロッパの田舎町にいるような雰囲気のなか、アフタヌーンティーのようなテーブルセットでサーブされるカヤトースト。美しさ、ここに極まれり。
一つ一つ素材にこだわって焼き上げられた自家製のミルクパンとカヤジャムも、文句なしの美味しさです。
■ ティラミスヒーロー
ネコの形をしたカヤトーストは、瓶詰めティラミスで一躍有名になった「ティラミスヒーロー」のもの。キュートな見た目で、心を鷲掴み!
ふかふかのミルクブレッド3枚を使ったサンドの1段目にはカヤジャム、2段目にはシュガーバターが挟まれています。
添えられている半熟卵とチョコレートソースも◎。
■ LiHO Tea
シンガポール生まれのタピオカティー専門店「リホ・ティー」。
ここにきて、ついにドリンクへと昇華したカヤトースト。
ほんのりカヤの香りがする、まろやかなミルク・グリーンティーのベースに、チーズ・アイスクリームをトッピング。
トーストに見立てた頂上のビスケット2枚がインパクト大のカヤトースト・ドリンクです。
高級路線あり、フュージョンや変わり種あり、そしてフォトジェニック系ありと、百花繚乱の新世代カヤトースト。気になるものはありましたか?
『やっぱり老舗店の伝統的カヤトーストが一番!』という方は、こちらの特集・第1弾をご覧ください。
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