「ミシュラン・ビブグルマン2023」シンガポールの安くて美味しい10店
【更新】ミシュラン・ビブグルマン2023発表
フランスのミシュラン社により発刊されている世界で最も権威のあるグルメガイド「ミシュランガイド」。
2016年に初刊したシンガポール版では、2つの屋台が1つ星を獲得したことで、話題を集めました。
今年で7刊目となる「ミシュラン・シンガポール2023」の発表を前に、「ミシュラン・ビブグルマン」が公開されました。
2023年、全79軒が選出された「ビブグルマン」の中から、特におすすめの10店をご紹介します。
ミシュラン・ビブグルマン2023
■ ミシュランのビブグルマンとは?
ミシュランといえば、一つ星、二つ星、三つ星といった星の数でランク付けすることで有名ですが、それ以外に「ビブグルマン(Bib-Gourmand)」という評価があります。
これは星付きの基準からは外れるものの、「並外れた良質な料理をお手頃な価格で提供している店」に与えられる称号。
このお手頃な価格というのは、国や地域により異なりますが、シンガポールの場合は最大$45(約3,600円)という基準が設定されています。
ビブグルマンに選出されたお店は、ホーカーセンターの屋台から、食堂、レストランまで、実にさまざま。そしてローカルフードあり、ウエスタンあり、日本食あり、とジャンルも多岐にわたります。
さあ、ビブグルマンを巡る旅に出発しましょう!
祝!ビブグルマン初選出
2023年、全79軒となったシンガポールのビブグルマンのうち、初選出となったのが19店。
その中でも、イチオシの2店がこちら。
❶ ココナッツ・クラブ
マレーシア発祥の「ナシレマ」は、シンガポールでも日常的に親しまれている料理の一つ。
ココナッツで炊いたご飯に、目玉焼き、イカンビリス(小魚)、ピーナッツ、サンバル、キュウリなどをトッピングしたもの。
「アラブストリート」のすぐそばに店舗を構える「ココナッツ・クラブ」は、ローカルも絶賛の行列店。おしゃれな雰囲気で高級ナシレマを味わうことができます。
皿。
❷ 南星福建炒虾面
シンガポールのベストホーカーとして、ローカルに絶大な支持を集める「オールドエアポートロード・フードセンター」。
迷路のように入り組んだ巨大ホーカーで1・2を争う有名店が、「南星福建炒虾面(Nam Sing Hokkien Fried Mee)」。
汁気の少ないドライバージョンの最高峰とも言える「ホッケンミー」は、麺のコシと魚介の旨味を堪能する一皿。
ビブグルマンで味わうシンガポール名物
どうせなら安くて美味しいお店で食べたいと、誰もが思うもの。
そんなときは、ビブグルマンをチェック! ミシュランのお墨付きのおすすめ店で、シンガポールの名物料理を召し上がれ。
❸ 天天海南鶏飯
シンガポール名物として、真っ先に挙げられる「チキンライス」。
そしてチキンライスといえば、「天天海南鶏飯(Tian Tian Hainanese Chicken Rice)」。
ほとんどのガイドブックに必ず載っている、マックスウェル・フードセンターの超有名店。
ランチタイムやピーク時には行列ができていますが、並んででも食べる価値あり。
❹ ソンファバクテー
骨つきの豚肉を、香辛料や漢方、ニンニクと一緒にじっくり煮込んだスープ料理「バクテー」も、シンガポール名物の一つ。
クラークキーの駅前にある本店のほか、シンガポール中に支店のある「ソンファバクテー(松發肉骨茶)」は、シンガポールのガイドブックには必ず載っている有名店。
豚肉の旨味と胡椒のバランスが絶妙なスープは、おかわり必至。
❺ 鸿興炒蘇東蝦麵
チリや香辛料が苦手な人におすすめしたいのが、「ホッケンミー(福建麵)」。
細いビーフンのような米麺と、黄色い中太たまご麺の2種類を、海老やイカやモヤシなどの具と一緒に炒めたもの。
「鸿興炒蘇東蝦麵(Hong Heng Fried Sotong Prawn Mee)」は、チョンバル・マーケット2階にある行列店。
海鮮の旨味がたっぷりのダシと、コシのある麺。おかわりしたくなる美味しさ。
Hong Heng Fried Sotong Prawn Mee
❻ ムトゥース・カリー
インド系の人たちも多いシンガポールで試したいのが、バナナの葉っぱをお皿代わりにして食べる本格インドカレー。
リトルインディアにある「ムトゥース・カレー」は、シンガポール名物の一つフィッシュヘッドカレー発祥のお店と言われています。
観光客にも入りやすい、キレイで清潔な店内も◎。
ビブグルマン3店が集まるアモイFC
安くて、美味いB級グルメなら、ホーカーにお任せ!
オフィス街とチャイナタウンの中間に位置する「アモイ・ストリート・フードセンター」は、ビブグルマン3店を擁するグルメホーカー。
ビブグルマン3品を一挙に食べ歩くなら、ここ!
❼ ヌードル・ストーリー(#01-39)
「ヌードル・ストーリー(A Noodle Story)」のウリは、シンガポール初にして唯一のシンガポール・スタイル・ラーメン。
コシのある細い卵麺の上に、美しくトッピングされたワンタン、チャーシュー、味付き半熟玉子。
まぜそばのイノベーションを、ご賞味あれ。
❽ 和記肉粽(#01-18)
三角形の笹の葉の包みが店先に吊るされている「和記肉粽(Hoo Kee Bak Chang)」は、中華ちまきの専門店。
蒸し上げたもち米の中には、栗やアヒルの卵の塩漬けなどの具がたっぷり。ボリューム満点です。
❾ J2フェーマス・クリスピー・カレーパフ(#01-21)
「J2フェーマス・クリスピー・カレーパフ(J2 Famous Crispy Curry Puff)」は、シンガポールで定番の軽食スナック「カレーパフ」のお店。
外の生地はパイのようにサクサク、中身はしっとり柔らか。ピリッとチリの効いたカレー風味で食欲をそそります。
日本人に馴染みのあるお店
❿ チェンズ・マーポードーフ
「中華の鉄人」として親しまれた故・陳建一氏の息子、陳建太郎シェフが率いる「四川飯店」は、シンガポールでミシュラン2つ星に輝く高級中華レストラン。
この四川飯店の味を、よりお手頃な価格でいただけるのが、ファストフード方式のレストラン「チェンズ・マーポードーフ(Chen’s Mapo Tofu)」。
後からジワっとくる花椒の辛さと香りが効いた本場四川の麻婆豆腐や麻婆茄子を、日本の白米と一緒に召し上がれ。
味だけでなく、値段も敷居も高いミシュラン・スターのレストランに比べて、気軽にフラッと行くことができる「ビブグルマン」。
全リストは、下記の公式ページをチェックしてください。
Michelin Guide
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