ミシュラン「ビブグルマン」発表!シンガポールの安くて美味しい10店
フランスのミシュラン社により発刊されている世界で最も権威のあるグルメガイド「ミシュランガイド」。
シンガポールにおいても、2016年以降、毎年刊行されていましたが、外食が制限された去年は、あえなく休刊。F&B業界だけでなく、多くのグルメファンにとっても試練の1年となりました。
そんなミシュランが、2年ぶりに復活!!
9月1日に発表される「ミシュラン・シンガポール2021」に先駆けて、8月12日にミシュラン・ビブグルマンを公表。
これを記念して、今回は「ビブグルマン」の中でも更に選りすぐりの9店をご紹介します。
ミシュラン・ビブグルマン2021
■ ミシュランのビブグルマンとは?
ミシュランといえば、一つ星、二つ星、三つ星といった星の数でランク付けすることで有名ですが、それ以外に「ビブグルマン(Bib-Gourmand)」という評価があります。

これは星付きの基準からは外れるものの、「並外れた良質な料理をお手頃な価格で提供している店」に与えられる称号。
このお手頃な価格というのは、国や地域により異なりますが、シンガポールの場合は最大$45(約3,600円)という基準が設定されています。
■ 2021年のビブグルマン
今年、シンガポールのビブグルマンは、初選出の12軒を含めて、全69軒。
リストに掲載されたお店は、ホーカーの屋台から、食堂、レストランまで、実にさまざま。そしてローカルフードあり、ウエスタンあり、日本食あり、とジャンルも多岐にわたります。
さあ、ビブグルマンを巡る旅に出発しましょう!
ビブグルマンで味わうシンガポール名物
シンガポール旅行で絶対に食べたいのが、ローカルの名物料理。
どうせなら安くて美味しいお店で食べたいと、誰もが思うもの。
そんなときは、ビブグルマンをチェック! ミシュランのお墨付きのおすすめ店で、シンガポールの名物料理を召し上がれ。
■ 天天海南鶏飯
シンガポール名物として、真っ先に挙げられる「チキンライス」。
そしてチキンライスといえば、「天天海南鶏飯(Tian Tian Hainanese Chicken Rice)」。
ほとんどのガイドブックに必ず載っている超有名店。
ランチタイムやピーク時には行列ができていますが、並んででも食べる価値あり。
■ ソンファバクテー
骨つきの豚肉を、香辛料や漢方、ニンニクと一緒にじっくり煮込んだスープ料理「バクテー」も、シンガポール名物の一つ。
クラークキーの駅前にある本店のほか、シンガポール中に支店のある「ソンファバクテー(松發肉骨茶)」は、シンガポールのガイドブックには必ず載っている有名店。
豚肉の旨味と胡椒のバランスが絶妙なスープは、おかわり必至。
■ ムトゥース・カリー
インド系の人たちも多いシンガポールで試したいのが、バナナの葉っぱをお皿代わりにして食べる本格インドカレー。
リトルインディアにある「ムトゥース・カレー」は、シンガポール名物の一つフィッシュヘッドカレー発祥のお店と言われています。
観光客にも入りやすい、キレイで清潔な店内も◎。
■ ザ・ココナッツクラブ
マレーシア発祥の「ナシレマ」は、シンガポールでも日常的に親しまれている料理の一つ。

ココナッツで炊いたご飯に、目玉焼き、イカンビリス(小魚)、ピーナッツ、サンバル、キュウリなどをトッピングしたもの。
チャイナタウンの裏手にあたるアンシャン・ヒルにお店を構える「ザ・ココナッツクラブ」では、ローカルも絶賛するナシレマを、おしゃれな雰囲気で味わうことができます。
The Coconut Club
4つのビブグルマンが揃うホーカー
オフィス街とチャイナタウンの中間に位置する「アモイ・ストリート・フードセンター」。
ここは、なんと4軒のビブグルマン屋台が集まるグルメ・ホーカー。ミシュラン認定の味を一挙に試すならココ!
■ ヌードル・ストーリー(#01-39)
「ヌードル・ストーリー(A Noodle Story)」のウリは、シンガポール初にして唯一のシンガポール・スタイル・ラーメン。
コシのある細い卵麺の上に、美しくトッピングされたワンタン、チャーシュー、味付き半熟玉子。
まぜそばのイノベーションを、ご賞味あれ。
■ 和記(#01-18)
三角形の笹の葉の包みが店先に吊るされている「和記(Hoo Kee Rice Dumpling)」は、中華ちまきの専門店。
蒸し上げたもち米の中には、栗やアヒルの卵の塩漬けなどの具がたっぷり。ボリューム満点です。
■ ホンキー・ビーフヌードル(#01-42)
60年以上の歴史がある「ホンキー・ビーフヌードル(Hong Kee Beef Noodle)」。
24時間かけて作られる、肉の旨味が溶け込んだ特製スープ。ピンク色が残るミディアムレアで仕上げられたビーフスライスは、柔らかくてジューシー。雑味のないさっぱりとした味は、日本人好み。
■ J2フェーマス・クリスピー・カレーパフ(#01-21)
「J2フェーマス・クリスピー・カレーパフ(Famous Crispy Curry Puff)」は、シンガポールで定番の軽食スナック「カレーパフ」のお店。

外の生地はパイのようにサクサク、中身はしっとり柔らか。ピリッとチリの効いたカレー風味で食欲をそそります。
日本人に馴染みのある味・お店
■ 鰻満
シンガポールでうなぎといえば、ケオンサイク・ロードに誕生したうなぎ専門店「鰻満」。
2017年、「鰻満」がビブグルマンに選出されたことがきっかけで、鰻に対する認知度・人気が急上昇!
シンガポールに、うなぎの美味しさを広めた功労者です。
外はパリっ、中はフワっとした「ひつまぶし」は絶品。しかも、日本と大差のないリーズナブルな価格でいただけるなんて、感謝・感激。ありがたいことです。
■ Chen’s Mapo Tofu
中華の鉄人「陳建一」の息子、陳建太郎シェフが率いる「四川飯店」は、シンガポールでミシュラン2つ星に輝く高級中華レストラン。
この四川飯店の味を、よりお手頃な価格でいただけるのが、ファストフード方式のレストラン「チェンズ・マーポードーフ」。
後からジワっとくる花椒の辛さと香りが効いた本場四川の麻婆豆腐や麻婆茄子を、日本の白米と一緒に召し上がれ。
味だけでなく、値段も敷居も高いミシュラン・スターのレストランに比べて、気軽にフラッと行くことができる「ビブグルマン」。
全リストは、下記の公式ページをチェックしてください。
Michelin Guide
広告