「アラブストリート」今と昔が交差するシンガポール・カルチャーの聖地

昔からマレー系イスラム教徒コミュニティーの中心地として栄えてきた「アラブストリート」。
今でも、お祈りの時間を知らせる「アザーン」が響き、ベールをした女性が行き交い、イスラム文化を感じることができます。
また最近では、若手アーティストによる個性的がお店やおしゃれなカフェが路地裏にオープンし、流行の発信地として人気を集めています。
アラブストリートへのアクセス
MRT(地下鉄)のダウンタウン線(青色)もしくはイーストウエスト線(緑色)のブギス(Bugis)駅で下車。
北西に伸びるノースブリッジロード(North Bridge Rd)に沿って歩くこと数分。
黄金色に輝くモスクが見えてくると、アラブストリート(Arab St)に到着です。
アラブストリートはエキゾチックな雑貨天国!
まずは、アラブストリートを散策。
エキゾチックな商品がズラリと並んだ路地を歩いていると、中東のバザールに迷い込んだような気分に。
多いのは、ランプや、絨毯、布製品やスカーフなどを売っている商店。
モロッコ雑貨が好きな女子なら、テンション上がること間違いなし!
■ 香水瓶が人気「シフル・アロマティクス」
シンガポールのお土産として、特に女性に人気なのが「エジプトの香水瓶」。
よくガイドブックやテレビで取り上げるのが、「ジャマル・カズラ」というサルタン・モスクの参道に位置するお店なのですが、個人的におすすめしたいのは「シフル・アロマティックス」というアロマ専門店。
シックで洗練された店内には、香水瓶やアロマ(香水)のみならず、キャンドルやルームスプレーなど、調香師こだわりの商品が揃っています。

Sifr Aromatics
アラブストリートのシンボル「サルタンモスク」
アラブストリートの一本隣を平行に走るブッソラーストリート(Bussorah St)は、「サルタンモスク」へ通じる参道。
このシンガポール最大にして最古のイスラム寺院は、アラブストリートのランドマーク。
空に向かって真っ直ぐに伸びるヤシの木と、黄金に輝くドーム。トロピカルなアラビアンナイトの世界に浸りましょう!
モスク内部は見学も可能。ただ、礼拝時間は入れないので、時間と服装(肌の露出NG)にご注意を。ローブの無料貸出も有ります。
Sultan Mosque
おしゃれな裏原宿系ストリート「ハジレーン」
アラブストリートの一本横にある通り「ハジレーン(Haji Lane)」は、別名「シンガポールの裏原宿」。
おしゃれなショップやカフェ、バーなどが並ぶ小さな通りは、いつも観光客や地元の若者たちで賑わっています。
■ シンガポールの流行発信地!個性派ショップ
服や帽子、カバンといったアパレル系ブティックから、雑貨やインテリアのセレクトショップまで、どのショップも高感度で個性的な品揃え。
店頭ディスプレイもユニークなので、ウィンドウ・ショッピングしているだけでも楽しめます。
午前中は閉まっているお店が多いので、お買い物をするなら午後以降に。
■ インスタ映えするアーティスティックな街
「ハジレーン」で、ひときわ人だかりができているのが、こちらの壁画。
お店の壁一面に描かれたカラフルなストリートアートが、自撮りスポットとして大人気です。

これ以外にも、周囲にはファンキーでアーティスティックなものが溢れているので、ぜひ探索してみてください。
アラブストリート周辺のグルメ
■ 伝説的なテタリ・ショップ
シンガポールで昔からローカルに親しまれている「テタリ」は、コンデンスミルクがたっぷり入った甘いマレーシア風ミルクティー。
ブッソラーストリートの伝説的なテタリ・ショップ「Bhai Sarbat Stall」の、高い位置から紅茶をそそぐパフォーマンスは必見。
Bhai Sarbat Stall
■ エキゾチックな中東料理に舌鼓
トルコやレバノン、ベイルートといった中東諸国のレストランが密集しているアラブストリート周辺。
サルタンモスクの参道に店を構える「ダルウィッシュ」は、世界3大料理の一つトルコ料理のレストラン。
シシケバブやフムスなど、本格的な中東料理を堪能できます。
Derwish
■ おしゃれなカフェ&バー
アラブストリートは、おしゃれなカフェやバーの激戦区。
ハジレーンの角地に建つカフェ「I am」。アラブストリート界隈の一等地に位置しているため、常に多くのお客さんで賑わっています。

ビクトリア・ストリートに面した緑色の扉と窓が目を引く「シンメトリー」は、大人の隠れ家的カフェ&バー。
アラブストリートでカフェ巡りというのも、おすすめです。
エキゾチックな雰囲気と、アーティスティックな最新トレンドが並存する「アラブストリート」。シンガポールの今と昔に触れて新しい魅力を発見してください。
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