【保存版】シンガポール名物グルメ!絶品・B級ローカルフード大全
食事は旅行中の楽しみの一つ。
民族も文化も異なる人々が集まるシンガポールでは、さまざまなルーツが入り交じった豊かな食文化が存在しています。
今回は、そんなシンガポールのご当地グルメ特集。
絶対食べるべき名物から、安くて旨いB級グルメ、ちょっと特別な高級料理まで、ローカルフードを一挙にご紹介します!
絶対食べたい!シンガポール名物5選
まず手始めに、シンガポール料理と聞けば、真っ先にあがるであろう名物からスタート。
シンガポールに来たら、絶対に食べるべき必食5選です。
■ 国民食「チキンライス(海南鶏飯)」
言わずと知れたシンガポールの国民食「チキンライス(海南鶏飯)」。
日本で一般的なトマトケチャップ味のチキンライスとは異なり、チキンのスープで炊き上げたライスに、茹でたチキンを添えたもの。
お店によって、スチーム or ローストなど鶏の調理法、また部位(もも肉か胸肉か)などを選べます。
自信を持っておすすめするチキンライス10選は、下記をチェック。
■ 高級カニ料理「チリクラブ」
数あるシンガポール名物のなかでも、高級グルメに部類されるのが「チリクラブ」。
ピリ辛のチリソースで、カニを殻付きのまま丸ごと炒めた豪快な料理です。
カニが美味しいのはもちろん、チリソースを一口サイズの「マントウ(揚げパン)」につけて食べるのが、また最高。
シンガポール最後のディナーは、チリクラブに決まり!
おすすめは、以下の2店。
- クラークキーにあるチリクラブの絶対王者「ジャンボ・シーフード」
- マリーナベイを一望するロケーションが人気の「パームビーチ」
■「バクテー(肉骨茶)」でスタミナ回復
「肉骨茶」という漢字から敬遠する人も多いのですが、食べてみるとハマる人が続出する「バクテー」。
豚肉のスペアリブを、ニンニクと胡椒たっぷりのスープで煮込んだスタミナ食です。
スープは何回でもおかわり可能。
ライスにかけてお茶漬け風にしたり、揚げパン(油条)を浸して食べたり、余すことなく堪能しましょう。
初心者は、まずは王道の「ソンファバクテー(松發肉骨茶)」からスタート。
上級者は、玄人好みの老舗店が軒を連ねるバレスティア「肉骨茶」街道で、お気に入りの一杯を見つけてください。
■ カトン発祥!「シンガポール・ラクサ」
マレー系と中華系の文化が融合したプラナカン料理を起源とする麺料理。
ココナッツミルク、エビの出汁、スパイスが織りなす濃厚なスープの中に、米麺やエビ・貝・かまぼこなどの具材が入っています。
麺が短く刻まれているので、箸を使わず、レンゲですくって食べるのが現地流。
カトン地区にある有名店「328 Katong Laksa」や、チャイナタウンの南東端にある「ミュージアム・カフェ」がおすすめ。
■ シンガポールの定番朝食「カヤトースト」
トーストしたパンに、カヤジャムとバターを挟んだシンガポール定番の朝食メニュー「カヤトースト」。
カヤジャムとは、卵とココナッツ、砂糖のペーストに、東南アジアに自生しているパンダンという植物の葉「パンダンリーフ」で香りと色づけした緑色のジャム。
トーストを、醤油を垂らした半熟の卵につけて、甘さじょっぱいハーモニーを楽しむのがシンガポーリアン流!
昔ながらの老舗店でローカルに混じりながら食べるのも良し、いまどきのカフェで進化系カヤトーストをいただくのも良し。
シンガポールの「麺(ミー)」を制覇せよ
ホッケンミーにワンタンミー、バクチョーミーにプロウンミー。どこもかしこもミー! ミー!! ミー!!!
ミー(Mee)とは漢字で麺・面、つまりヌードル。ミー天国シンガポールで、「麺料理」を制覇せよ!
■ 日本人好みの「ホッケンミー(福建麺)」
エビや魚介類の具と、塩味のスープが効いた海鮮ヌードル「ホッケンミー」。
米麺と卵麺の2種類の麺の異なる食感が楽しめるのが特徴。
日本人の口にとても合うイチオシのメニュー。
シンガポールで評判の高い7店を食べ比べしたホッケンミーの特集記事は、こちらから。
■ チャーシュー麺「ワンタンミー」
たいていのフードコートやホーカーで食べることができる定番中の定番メニュー「ワンタンミー」。
シンガポールで人気の汁なし(ドライ)麺です。
コシがある麺はツルツルっと喉越しのよい細い卵麺。その上に添えられたチャーシューと野菜。甘辛い特製タレとの相性が抜群の一皿です。
■ 豚のひき肉麺「バクチョーミー」
「バクチョーミー(肉脞麺)」とは、Bak=肉(主に豚)、Chor=脞(細かい)、Mee=麺―――直訳すると「豚のひき肉麺」。
麺の上には、ひき肉やレバー、肉団子などの具がたくさん。
通常、平麺ミーポック(Mee Pok)もしくは細麺ミーキア(Mee Kia)のどちらかを選ぶことが可能。
せっかくなら、ミシュラン一つ星に輝いた「ヒルストリート・タイホア・ポークヌードル」で、珠玉のバクチョーミーをご賞味あれ。
■ 蝦麺「プロウンミー」
「プロウンミー」は、エビの麺料理。シンガポールでは、麺料理はドライ(汁なし)とスープ(汁あり)を選べることが多いですが、この料理に限っては、断然スープがおすすめ。
卵麺に、半分にぶった斬られた尾頭つきのエビが数匹というシンプルな一杯ながら、そのスープは驚くほど濃厚でコクのあるスープが魅力。
■ あんかけヌードル「ローミー」
映えとは程遠い見た目のせいか、いまいちメジャーになりきれていない「ローミー(鹵麺)」。
ボウル全面を覆い隠す黒いものの正体は、スパイスの効いたとろ〜り餡。お好みで、黒酢・チリ・ニンニクを加えて、混ぜ混ぜ。
モチモチの平たい卵麺に、たっぷりと絡めていただきます!
オールドエアポートロード・フードセンターの「新美香正宗卤麺」や、チョンバル・マーケット・フードセンターの「鹵麺178」は、行列のできる人気店。
食わず嫌いせずに、一度お試しあれ!
安くて旨い屋台飯、万歳!
ガヤガヤと賑やかなホーカーで、お腹一杯かっ喰らう屋台飯。
安くて、旨い―――控え目に言って最高です!
■ シンガポール風の串焼き「サテ」
ビーフ、チキン、ラムなどの肉を、炭火で焼き上げた串焼き料理。
ピーナッツ・ベースの甘辛ソースにつけて、いただきます。
有名なのは、金融街のド真ん中にあるホーカー「ラオパサ(Lau Pa Sat)」のサテ通り。
毎日、日が沈むとサテ屋台が並び、辺り一帯は青空ビアガーデンに変身。香ばしいサテとビールを楽しむ人々で賑わいます。
■ 大根餅「キャロットケーキ(菜头粿)」
「キャロット・ケーキ」といっても、人参は入っていないし、ケーキでもありません。
大根のことをホワイト・キャロットという習慣から「キャロットケーキ」と呼ばれるようになった大根餅の炒め物。
大根餅と卵がおりなすハーモニーは、お好み焼きのような味。
ピリッとチリが効いた「白」と、ダークソース(甘い濃口醤油)で味付けした「黒」の2種類あるので、是非食べ比べてみては?
■ 定番「チャークイティオ(炒粿条)」
きしめんのような平たい米粉麺を、もやしや卵、ソーセージなどの具と一緒に炒めた「チャークイティオ」。
シンガポールだけでなく、マレーシアやタイなど東南アジアで親しまれている屋台料理です。
甘めのダークソイソースと、ピリッと辛いチリの絶妙なコンビネーション。シャキシャキのもやしもGoodなアクセント。
日本人にも馴染みやすい味です!
■ 熱々!土鍋ご飯「クレイポット・ライス」
香ばしい醤油の風味と、おコゲがたまらない土鍋ご飯「クレイポット・ライス」。
米を主食とする我々日本人で、土鍋で炊いたご飯の格別な美味しさに抗える人がいるでしょうか?
熱々の土鍋を覆うように、たっぷりとのった鶏肉やソーセージなどの具。全体をざっくりと混ぜて合わせてから召し上がれ。
ご飯を土鍋で炊くという性質上、出来上がりまで時間がかかる場合が多いので、余裕をもって来店・注文しましょう(あらかじめ予約を受け付けてくれる店舗もあり)。
プラナカン伝統のニョニャ料理
「ニョニャ料理」とは、15世紀ごろからマレー半島にやってきた中国系移民と地元マレー女性の間に生まれた末裔「プラナカン」たちが作り上げた独自の食文化。
カトン地区を中心にプラナカン文化が残るシンガポールでも、ニョニャ料理が味わえます。
■ 帽子型がかわいい「クエ・パイティー」
ニョニャ料理で定番の前菜「クエ・パイティー(Kueh Pie Tee)」。
薄いタルトのような器の形がシルクハットに似ていることから、「トップハット」とも呼ばれています。
サクサクとしたパイティーの中には、切り干し大根・卵、エビなどの具が入っています。
辛さも控えめで、日本人にも好評の一品。パクっと食べれる一口サイズもGood。
■ 野菜たっぷり「ポピア」
漢字で「薄餅」と書いて「ポピア」。
モヤシ・レタス・卵などの具を、小麦粉でできたクレープ状の生地で巻いたもの。
瑞々しい野菜のシャキシャキ感と、卵やピーナッツの甘味、ピリッと効いたチリの辛味の3つが奏でるハーモニー。
ヘルシーで、野菜不足になりがちな旅行中にぴったりの一品です。
■ カラフルな伝統菓子「ニョニャ・クエ」
ティータイムのお供には、プラナカン伝統菓子「ニョニャ・クエ」。
もち米や米粉、タピオカ粉をベースに、ココナッツミルクやパンダンリーフといった東南アジアならではの天然素材を使用。
どことなく日本の「ういろう」や「お団子」に似た、ほっこりとする甘味と食感が特徴のお菓子です。
ひとくくりにニョニャ・クエといっても、種類はいろいろ。色もいろいろ。
初めての人は、餅玉にグラマラッカ(黒糖)が詰まった「オンデ・オンデ(Onden Onden)」、薄い層を幾重にも重ねた「ラピス・サグ(Lapis Sagu)」、縁起のよい亀の甲羅の形をした「アンクー・クエ(Ang Ku Kueh)」といったメジャーどころから、まずはトライ。
ニョニャ・クエは、シンガポール土産の定番店「ブンガワン・ソロ」などで購入可能。
シンガポールのローカルスイーツ
どんなにお腹一杯でも、デザートは別腹。
食後に、シンガポールのローカルスイーツをどうぞ。
■ 雪のような口溶け「スノーアイス」
雪のようにキメ細やかな氷がふわっと溶ける新食感のかき氷「スノーアイス」。
マンゴーやライチなどの人気のフルーツ味から、抹茶や黒ゴマといった日本人に馴染みのある味、ドリアンや杏仁豆腐といったシンガポールならではのフレーバーまで、豊富なラインナップも魅力。
チャイナタウンに本店を構える「味香園」が有名。
■ 東南アジアのかき氷「チェンドル」
シンガポールだけでなく東南アジア全域で親しまれているかき氷「チェンドル」。
小豆と一緒にトッピングされた緑色のニョロニョロは、カヤトーストのジャムでお馴染み「パンダンリーフ」で色付けられたゼリー。怪しいものではありません!
「グラマラッカ(Gula Melaka)」と呼ばれるココナッツの樹液からできた黒糖のシロップとココナッツミルクをかければ完成。
シンガポールの暑さに、天然素材のほのかな甘さがひんやりと優しく染み渡ります。
知れば知るほど、どんどん魅力にハマっていくシンガポールのローカルフード。
あくなき食への探究心をもとに、これからも随時、追加・更新していきます。
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