最強ラスボス「オールドエアポートロード・フードセンター」攻略11選
地元シンガポーリアンの間で、ベストホーカーとの呼び声が高い「オールドエアポートロード・フードセンター」。
1973年のオープンから約半世紀。シンガポールでも指折りの歴史を誇るホーカーセンターです。
ただならぬ年季が漂う外観に、ダンジョンのように入り組んだ内部。超ド級のローカルな雰囲気と、他者を圧倒する存在感。
シンガポールに数あるホーカーの中でも、なかなか難易度の高い「オールドエアポートロード・フードセンター」。
ついに今回、この最強ラスボス・ホーカーに立ち向かいます!
行き方・アクセスとフロアマップ
■ オールドエアポートロードFCへの行き方
「オールドエアポートロード・フードセンター」があるのは、ゲイランの南側。旧カラン空港の境界線であったオールドエアポートロード沿いに位置しています。
同じ通りには、マウントバッテン駅(Mountbatten)・ダコタ駅(Dakota)とMRTサークル線の駅が2つ。
両駅のちょうと中間に位置しているので、どちらの駅からも徒歩で約6〜7分ほどでアクセス可能。
ただ、「オールドエアポートロード・フードセンター」に行こうという人は、かなりのシンガポール通とお見受けします。
バスに乗り慣れているなら、すぐ近くの「Blk 39」で停まるバスが便利。
■ フロアマップ必須!168軒が集結
168軒ものストールがひしめきあう「オールドエアポートロード・フードセンター」の1階。
背中合わせで3列に並ぶストール。通路の空いた部分に、テーブルが配置されています。
お目当ての屋台を探すときに手がかりとなるのが、各店舗のユニット番号。
例えば#1-31の場合、1階の31番という意味。上記フロアマップで#31の場所をチェックすれば、中列左側にお店があることがわかります。
中列と奥の列は、少し暗くて熱も篭もりがち。
座るなら、道路側の列がおすすめ。壁がなく、オープンな吹き抜けになっているので、明るく風通しもGoodです。
新美香正宗卤麺(#1-116)
■ No.1ローミー「新美香正宗卤麺」
オールドエアポートロードで一・二を争う行列店といえば、「新美香正宗卤麺(Xin Mei Zheng Zong Lor Mee)」。
シンガポールでNo.1と言われる「ローミー」のお店です。
「ローミー」とは、中国・福建地方から伝わったというあんかけヌードル。
外国人には、まだまだ認知度が低いのですが、地元シンガポーリアンには定番の一杯。
ボウルを全体を覆いつくす餡。ほぐした白身魚、はんぺん、卵がトッピングされています。
添えられたレンゲの黒酢・チリ、ニンニクをお好みでプラス。
食べる前に、全体をざっくりと混ぜると 餡のスパイスと酢の酸味がまろやかに変化。食欲をそそるニンニクと、瑞々しいパクチーの香り。
モチモチの平たい卵麺に、トロっと熱々のあんをたっぷり絡めて召し上がれ!
ロースト・パラダイス(#1-121)
■ 絶品チャーシュー「ロースト・パラダイス」
ローミーと同じ列にあるのが、「ロースト・パラダイス(Roast Paradise)」。
2016年に開店したばかりのニューカマーながら、さまざまなメディアで話題となり、今ではオールドエアポートロードFCを牽引する人気店となりました。
名物は、店頭に吊り下げられたチャーシュー。
甘く香ばしいソースでキャラメリゼしたチャーシューは、ツヤツヤ! これは美味い!!
ライスやヌードルとのセットはもちろん、お肉単品だけを注文も可能。
南星福建炒虾面(#1-32)
■ ホッケンミーの有名店「南星福建炒虾面」
前述の「新美香正宗卤麺」と並び、オールドエアポートロードFCきっての行列できる店として有名なのが、「南星福建炒虾面(Nam Sing Hokkien Fried Mee)」。
といっても最近、南星は呼び出しベル(ピーピーなるやつ)を導入したので、行列自体は劇的に解消。
ただこれは、ストール前での行列がなくなっただけで、待ち時間が短くなったというわけではないのでご注意を!
ご自慢の「ホッケンミー」は、汁気の少ないドライバーション。
パサパサかと思いきや、魚介の旨味・ジューシーさはしっかりキープ。麺のコシを失わずに、全体をしっとりとまとめ上げているのは、お見事!
2023年に、ミシュラン・ビブグルマンにも選ばれました。
老夫子炒粿條(#1-12)
■ ミシュラン・ビブグルマン「チャークイティオ」
「老夫子炒粿條(Lao Fu Zi Fried Kway Teow)」は、東南アジアの屋台には欠かせない「チャークイティオ」のストール。
こちらも、ミシュラン・ビブグルマン受賞の人気店。
エビ、卵、もやしなどの具と一緒に炒められた幅広の米麺。
現地では「Wok Hei」と呼ばれる、炒め物特有のスモーキーな香りが食欲をそそります。
威利大虾面(#1-98)
■ しのぎを削る「プロウンミー」の双璧
オールドエアポートロードFCには、プロウンミーの覇権を争う人気店が2軒。
「亞峇街蝦面(Albert Street Prawn Noodle」と「威利大虾面(Whitley Road Big Prawn Noodle)」。
尾頭付きの大きなエビが3匹がのった「威利大虾面」のプロウンミー。
ノド越しのよい卵麺を、エビの旨味が凝縮した濃厚なスープでいただく、ある意味『つけ麺』的な一杯。
次回は、「亞峇街蝦面(#1-10)」を試してみます。
興鮮蝦牛肉魚片炒河粉(#1-163)
■ モチモチ平麺の「餡かけホーファン」
河粉(ホーファン)好きにおすすめしたいのが、「興鮮蝦牛肉魚片炒河粉(Hin Fried Hor Fun with Prawn Beef Sliced Fish)」。
2cmほどの幅広の米麺に、牛肉と野菜がたっぷり入った餡かけヌードル。
とろみのある餡は、卵入りの優しい味に、もちもちの麺。
味の濃いローカルフードに胃もたれ気味なときには、ほっこりホーファンで休胃日。
トースト・ハット(#1-52)
■ 朝食カヤトースト「トースト・ハット」
早朝6時オープンの「トースト・ハット(Toast Hut)」は、シンガポールの朝に欠かせないカヤトーストのお店。
カヤトーストのパンは、カリカリの薄切りトースト、フレンチトースト、フワフワのジャイアント・バンから選べます。
店名ロゴ入りイエローカップも、いい感じ◎。
現做現賣猪腸粉(#1-155)
■ ツルンとした喉越し「腸粉」
飲茶のときの点心として、日本人にもお馴染みの「腸粉」が人気の「現做現賣猪腸粉(Freshly Made Chee Cheong Fun)」。
中華圏では、朝食メニューとしても人気だそうで、朝8時から営業しています。
具には、BBQポークにエビといった定番のものから、ピータン(皮蛋)やオタ、ホタテといった、腸粉には珍しい組み合わせも揃っています。
店名通り、その場で作ってくれる「腸粉」は、ツルっと滑らかなスキンが特徴。BBQポークと相性抜群の甘辛のソースで、ペロリといけます。
旺旺脆皮咖哩角(#1-126)
■ サクサク!おやつにぴったり「カリーパフ」
「旺旺脆皮咖哩角(Wang Wang Crispy Curry Puff)」は、シンガポールで昔から手軽なスナックとして親しまれているカリーパフのお店。
何層にも重なるヒダが美しい三日月型のパフ。サクサク食感のパイの中に、たっぷりと具が詰まっています。
パフは4種類で、1個$1.5〜$1.7。
- カリーパフ
- サーディン・パフ(いわし)
- ブラック・ペッパー・パフ(黒胡椒)
- ヤム・ペースト・パフ(ヤム芋)
小腹が空いたときの、おやつにぴったりです。
王記上海小籠包(#1-109)
■ ジュワっと溢れる肉汁「小籠包」
小籠包と餃子専門のストール「王記上海小籠包(Wang Ji Shanghai Xiao Long Bao)」。
注文を受けてから、蒸しあげられる小籠包は、出来立てアツアツ。薄皮の中には、たっぷりの肉汁が詰まっています。
焼き餃子も美味。ビールのお供にぴったり。
小籠包5個で$3.5、焼き餃子5個で$4というリーズナブルな価格も素晴らしい!
忠邦古早味(#1-79)
■ マフィンやカステラも揃うベーカリー
ホーカー内の一坪ベーカリ「忠邦古早味(Chong Pang Old-time Flavor)」。
ショーケースには、パン、マフィン、カステラ、エッグタルトと、美味しそうなものがズラリ。
どれもお手頃価格で、朝早くから夜遅くまで営業しているのも、ポイント高し!
シンガポール・ホーカー界の最高峰「オールドエアポートロード・フードセンター」。
ストールの数、料理のバラエティ・質と、どれも史上最高レベル。どローカルな雰囲気をものともせず、ここを攻略したあなたは一人前の勇者です!
Old Airport Road Food Centre
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