シンガポール・スリング発祥の地!ラッフルズホテル「ロングバー」
シンガポールの国名を冠する世界的カクテル「シンガポール・スリング(Singapore Sling)」。
文字通り、シンガポールで生まれたカクテルはシンガポール航空の機内ドリンクとして供されるなど、国を代表する名物の一つとなりました。
さっかくシンガポールに来たのなら、本場のシンガポールスリングで乾杯とでも行きたいところ。
それなら、ラッフルズホテルの「ロングバー(Long Bar)」以上に相応しい場所はないでしょう。
なんたって、この「ロングバー」こそ、シンガポール・スリング発祥の地なのですから!
ラッフルズとシンガポール・スリング
■ シンガポール・スリング誕生秘話
世界的に知られる名カクテル「シンガポール・スリング」が生まれたのは、時を遡ること1915年。
当時、イギリスの植民地だったシンガポールにおいて、欧米人たちの社交の場だったのが、最高級ホテル「ラッフルズホテル」。
社交界のマナーとして、人前でお酒を飲めなかった女性たちのために、フルーツジュースに見えるようなカクテルを作ったのが、「シンガポール・スリング」の始まり。
ラッフルズホテルの2階「ロングバー」
■ 「ロングバー」の場所・アクセス
MRTシティホール(City Hall)駅もしくはエスプラネード(Esplanade)駅からすぐの場所に立地しているラッフルズホテル。
ロングバーへの入口があるのは、ノースブリッジロード側の1階。
シンガポールスリングの絵と歴史について書かれた大きな看板が目印。ここにある階段から、2Fにある「ロングバー」へと行くことができます。
入口で、シンガポールスリング片手に出迎えてくれるのは、ニャン・トン・ブーン(Ngiam Tong Boon)氏。
シンガポールスリング生みの親である伝説のバーテンダーです。
■ 営業時間・ドレスコード
「ロングバー」の営業時間は、11:00〜22:30(木〜土は23:30)まで。
平日の早い時間でも行列ができていることもありますが、皆さん「シンガポールスリング」を一杯飲んだら帰っていくという感じなので、回転は早いです。
ちなみにドレスコードは特になし! 観光途中に、Tシャツ&サンダル姿で気軽に立ち寄れるのは、うれしいですね。
■ コロニアルな雰囲気が漂う店内
改装された後も、歴史ある「ロングバー」のクラシカルな雰囲気は変わらぬまま。
黒いラタンの椅子と、モノクロのタイル床。シックで上品な内装は、さすが名門ラッフルズホテル。
天井を飾るレトロな団扇形ファンも、現役で稼働中。
南国のエキゾチックでコロニアルな空間に、うっとりと酔いしれます。
「ロングバー」ならではの流儀
■ バラ色のトロピカルカクテル
「ロングバー」で注文するのは、もちろんシンガポールスリング。
年々、値段があがり、今では$39(約4,200円)にまで跳ね上がった一杯ですが、「ロングバー」だけで味わえる元祖シンガポールスリング。
ここで試さなきゃ、いつ試す? 今でしょっ!
次々に入る注文に対応するため、カウンターで休む間もなくシェイカーを振り続けるバーテンダー。
ジンベースに、パイナップルジュースやライムジュース、キュラソーを加えたフルーティーな風味。グレナデンシロップとチェリーリキュールで色付けされた美しいバラ色。
シンガポールにぴったりのトロピカルカクテルです。
■ ピーナッツ殻は床に投げ捨てOK!
もう一つ、「ロングバー」に欠かせないのがピーナッツ。
席に案内されると、麻布に入ったピーナッツ(無料)がテーブルに置かれています。
面白いのが、中身のピーナッツを食べたあとの殻は、床に投げ捨てるという「ロングバー」の流儀。
食べたものを床に放り投げるなんて、普段許されないことができるという快感。「ロングバー」では堂々とポイ捨てしましょう!
おつまみに、サテーや春巻きなどの軽食メニューもあり。
ラッフルズ・ブティックでお土産さがし
■ ギフトショップ「ラッフルズ・ブティック」
シンガポールスリングを堪能したら、ホテル1Fにある「ラッフルズ・ブティック」に寄るのを忘れずに。
ロングバー名物のピーナッツや、シンガポールスリング・フレーバーの紅茶など、ロングバーに関連するお土産がいっぱい!
「ラッフルズ・ブティック」の営業時間は10:00〜20:00。
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