天天だけじゃない!シンガポール庶民派ホーカーズ「マックスウェル」
[更新] 改稿・4店追加
シンガポールで一番有名なホーカーズといえば、「マックスウェル・フードセンター(Maxwell Food Centre)」。
朝から晩まで、いつも大勢の観光客と地元客で賑わっています。
ただ多くの旅行者にとって、『マックスウェル=天天海南鶏飯』というイメージ。ガイドブックに載っている「天天」のチキンライスだけを食べて、帰ってしまいます…。
『なんて勿体ない!』
実は「マックスウェル・フードセンター」は、天天以外にも人気ストールが目白押し。
そこで今回は「マックスウェルで食べるべき」絶品ローカルフードを大特集!
$10もあれば胃袋を満たしてくれる庶民の台所で、B級グルメを食べ尽くします。
マックスウェル・フードセンターへの行き方
「マックスウェル・フードセンター」があるのは、チャイナタウンの端。
チャイナタウン駅もしくはタンジョンパガー駅から徒歩で10分前後くらいでしょうか。
旅行者の場合、チャイナタウン観光のついでに寄るのが最も多いパターンかと思うので、チャイナタウン駅からの行き方を説明します。
① チャイナタウン駅出口Aを上がる
ノースイースト線(紫色)とダウンタウン線(青色)、2つの沿線が乗り入れているチャイナタウン駅。
改札を出て、出口Aを上がると、チャイナタウンのメインストリートである「パゴダストリート」に出てきます。
② パゴダストリート(Pagoda St)を直進
両脇に並ぶ、お土産屋さんや飲食店がを冷やかしながら、パゴダストリートを突き当たりまで直進。
T字路(サウスブリッジ・ロード)に出たら、右折します。
突き当たりの角に建つシンガポール最古のヒンドゥー寺院「スリ・マリアマン寺院」が目印。
③ 「新加坡佛牙寺龍華院」の斜め向かい
そのまましばらく進むと、今度は中華風の巨大寺院「新加坡佛牙寺龍華院」が見えてきます。
「新加坡佛牙寺龍華院」から道路を挟んで反対側、斜め向かいにあるのが「マックスウェル・フードセンター」。
サウスブリッジ・ロードは車線も多く、交通量もあるので、無理して横断しようとせず、近くの信号のところを利用しましょう。
④ 「マックスウェル・フードセンター」入口
現在、新駅の建設工事が行われている「マックスウェル・フードセンター」の周囲。
工事用の覆いで囲まれているために見えにくくなっていますが、サウスブリッジ・ロード側の入口が使用可能。迂回する必要ありません。
100軒もの屋台が集まるマックスウェル
半屋内のアーケード内に、小さな屋台が集まったホーカーズ。
「マックスウェル・フードセンター」に軒を連ねるストールの数は、およそ100店ほど。

上図のように、3つの列に#1〜103まで番号順に並んでいる各ストール。たくさんの屋台があっても、ストール番号を頼りにすれば、迷わずに探すことができます。

ストール間にある通路には、たくさんのテーブルがありますが、基本的に空いていればどこに座ってもOK。
マックスウェルは、内側の列だと風通しが悪く、熱が籠りやすいので、道路(マックスウェル・ロード)側の席がおすすめ。
テーブルが決まったら、シンガポール流にウェットティッシュを置いて、『席、キープしてます!』のアピールを忘れずに。
天天海南鶏飯(#01-10/11)
■ 泣く子も黙るチキンライス有名店
ストール2つ分を占めているのが、マックスウェルの本丸「天天海南鶏飯(Tian Tian Chicken Rice」。
言わずと知れた、「チキンライス」の超人気店。
チキンの出汁で炊き上げられた、ふっくらご飯に、しっとり柔らかなチキン。
マックスウェルに来たら、いやシンガポールに来たら、『絶対食べたいものリスト』の最上位。
阿仔(#01-07)
天天と浅からぬ因縁があるのが「阿仔」。
オーナーは、もともと天天で働いていた料理人。喧嘩別れをした天天の4軒隣に、自分のストールをオープンしたことから、「マックスウェルのチキンライス戦争」と話題になりました。
小サイズで阿仔$3 vs.天天$3.5と、阿仔のほうが若干リーズナブルな値段設定。チキンライスに、野菜とスープがついた$5のセットも有。
天天の元料理人ということだけあって、味は天天とほぼ同じ。
『天天のストールが閉まっていた』、『天天の行列に並んでいる時間がない』という場合に、阿仔を試してみるのもあり。

マリーナサウス・デリシャスフード(#01-35)
■ 絶品!ふわトロの牡蠣オムレツ
炒め物が食べたいなら、「マリーナサウス・デリシャスフード(Marina South Delicious Food)」へ。
チャークイティオ麺や、キャロットケーキなどの定番ローカルフードが揃うなか、イチオシなのが「牡蠣オムレツ(フライドオイスター)」。
卵と一緒に炒めた新鮮な牡蠣は、外はカリッと中はふわトロ。
添えられたチリのピリッとした辛さは、ビールのお供としても最高です。
同心居(#01-92)
上海風料理や点心を扱う「同心居(Tong Xin Ju Special Shanghai Tim Sum」も、お客が絶えることのない人気ストール。
麺やスープなどのメニューもありますが、一番のおすすめは「揚げ餃子」。揚げたてのクリスピーな皮の中に、ジューシーな具がたっぷり。
パクっと、おつまみ感覚で食べられる小ぶりなサイズもGood。

真真粥品(#01-54)
■ 朝食に人気の優しいお粥
太陽が昇る前、早朝5:30からオープンしているのが、「真真粥品(Zhen Zhen Porridge)」。
朝にぴったり、「お粥」の専門店。
トロトロになるほど煮込まれたお粥の優しい味。目覚めたばかりの臓腑に染み渡ります。
$3の一番小さいサイズでも、どんぶりくらいのボリュームがあるので、ご注意を。

Maxwell Fuzhou Oyster Cake(#01-05)
■ おやつにおすすめ!オイスターケーキ
ローカルの人たちの間で根強い人気を誇るのが、「洪家福州蠔餅(Maxwell Fuzhou Oyster Cake)」。
直径7cmほどの小ぶりな円形生地を揚げた「オイスターケーキ」のお店です。

カリッと香ばしく揚げられた外側をかじると、中には牡蠣、ひき肉、野菜、エビなど、しっかり下味のついた具がたっぷり。
ちょっと小腹が空いたときの、スナックや軽食におすすめ。

老伴豆花(#01-91)
「老伴豆花(Lao Ban Soya Beancurd)」は、昔ながらのデザート「豆乳プリン」を販売するストール。
ラインナップは、オリジナルの豆乳プリン、ほのかに甘い杏仁豆腐、ハーバルゼリーの3つ。
暑いシンガポールで食傷気味なときでも、ツルんと喉越し滑らか、冷えた豆花でクールダウン。

【閉店】林記(#01-61)
■ 伝説の揚げバナナ
「リムキー(林記/Lim Kee Banana Fritters)」は、東南アジアで親しまれている揚げバナナのスナック「ゴレン・ピサン(Goreng Pisang)」のお店。
林記こだわりの厳選バナナは、揚げることで、さらに甘みがアップ。熱々のサクッとした衣と、ねっとり濃厚なバナナのコントラストが絶妙。
残念ながら、ご主人の引退に伴い、惜しまれつつ2018年に閉店。
Weng Pancake(#01-26)
食後のデザートにぴったりなのが、「Weng Pancake」。オレンジの看板に書かれた翁(Weng)マークが目印。
ピーナッツ、ココナッツ、小豆、緑豆の4種類の中で、イチオシは小豆。
キツネ色になるまで焼かれた外側のパリッと感と、ふわふわのスポンジ。ロールケーキのように巻かれた間には、滑らかな小豆餡がたっぷり。
ほっこりとした甘みが、懐かしさを感じさせるオヤツです。

Maxwell Food Centre
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