アジアの格安LCCが集結!シンガポール・チャンギ空港「ターミナル4」
2017年末にオープンした「ターミナル4」。
アジアのハブ空港を目指すシンガポール・チャンギ空港において、4つ目のターミナルとなります。
ここでは、最先端の設備・システムを導入した「ターミナル4」の全貌をご紹介します。
チャンギ空港ターミナル4利用の航空会社
エアアジア、ベトジェット、セブパシフィックなど、格安航空会社(LCC)の利用が中心となるターミナル4。
AK, Z2, QZ, FD | エアアジア | KE | 大韓航空 |
---|---|---|---|
CX | キャセイ・パシフィック | QH | バンブー・エアウェイズ |
5J | セブ・パシフィック | VZ | タイ・ベトジェット・エア |
7C | チェジュ航空 | VJ | ベトジェット・エア |
UO | 香港エクスプレス | VN | ベトナム航空 |
HO | 吉祥航空 | ー | ー |
日本への直行便が発着することはないので、日本人旅行者が利用する機会は限られるかもしれませんが、近隣諸国への移動が多いシンガポール在住者にとっては、お世話になることもあるターミナルです。
メモ
航空会社やフライトによって、利用ターミナルは変更になる可能性もあり。ターミナルの最終確認は、航空会社からの予約確認メールやEチケットなどでしておきましょう。
チャンギ空港ターミナル4への行き方
■ ターミナル2から無料シャトルバス
チャンギ空港のターミナル1〜3の間は、スカイトレインや連絡通路で相互に行き来することが可能ですが、ターミナル4は他のターミナルとつながっていません。
タクシーを除いて、ターミナル4へ行く唯一の手段は、ターミナル2から出ている無料シャトルバス。
例えば、MRTで市内からターミナル4へ行く場合も、他のターミナルからターミナル4へ移動する場合も、『とりあえずターミナル2に移動して、無料シャトルバスに乗る』。この流れさえ覚えておけば大丈夫。
メモ
無料のシャトルバスは、ターミナル2の1階到着ロビーから発着。ターミナル2と4の間を巡回しています。
ターミナル4の2階「出発フロア」
■ 2階:出発ロビーのフロアマップ
■ 免税手続きカウンター
シンガポールの免税対象店にて、$100(税込)以上の商品を購入した旅行者は、7%の消費税の払い戻しを受けることが可能。
免税手続きカウンターは、出国審査前と審査後の2箇所。
メモ
税金の払い戻しの前に、購入品の税関チェックがあるので、購入品を受託手荷物として預ける場合は、必ずスーツケースを預ける前に還付手続きを済ませなければいけません。
■ 機械化によるチェックイン・システム
「チェックイン」や「出国審査」の機械化が進むターミナル4。
「チェックイン」するには、
- 各エアラインのカウンター前に並んでいるチェックイン機で、パスパートやチケットをスキャンして、搭乗券や受託荷物用シールを入手。スクリーン画面は、日本語も選択可能。
- 荷物を預ける人は、受託荷物用のシールをカバンに貼り付け、カウンターの自動預け機にカバンを載せる。
メモ
自動化が進むといっても、分からないところはヘルプしてくれるスタッフの人がいるので安心。
■ 旅行者も利用可能!オート出国審査
出国審査の場でも進む、オートメーション化の波。
「オート出国審査」をするには、
- 駅の改札のような機械で、パスポートの写真ページをスキャン
- 改札扉が空いたら、指紋スキャン機に親指を載せる。
オート出国審査の利用条件
シンガポーリアンや長期滞在者だけでなく、シンガポールの入国審査で指紋を登録した旅行者も利用可能。ただし6歳以上のものに限る
ターミナル4の1階「到着フロア」
■ 1階:到着ロビーのフロアマップ
■ シンガポール・ドルへの両替
ほとんどの観光スポットやホテル、レストラン、タクシーで、クレジットカードが利用できるシンガポール。
クレジットカード未対応の場所は少ないものの、思わぬところで現金しか使えない店舗や屋台に出くわすこともあり。
入国審査を通過して、到着ロビーに出るとすぐに、両替屋さんやATMがあるので、少額だけでもシンガポール・ドルに換金しておくと安心です。
■ SIMカードの販売ブース
同じく到着フロアには、SIMカードの販売ブースもあり。
ネット環境が必須な人は、ここでSIMカードを購入おきましょう。
■ タクシーで市内へ
ターミナル4から市内へ移動は、タクシーが一番便利。
タクシー乗り場は、1階到着ロビーの目の前にあるので、迷うこともないはず。
空港から市内中心までは、だいたい$20〜30です。
■ 他のターミナルやMRT駅への移動
スカイトレインや連絡通路で、他のターミナルとつながっていないターミナル4。
タクシー以外で市内もしくは他のターミナルやジュエルに移動する場合は、1階の到着フロアから発着している無料シャトルバスで、ひとまずターミナル2へ移動。
そこからのアクセスは、以下のとおり。
行き先 | アクセス |
---|---|
ターミナル1・3 |
ターミナル2から、ターミナル1・3への移動は、スカイトレインもしくは連絡通路で。 |
ジュエル |
ターミナル2からジュエルまでは、連絡通路で徒歩約7〜8分。 |
MRTで市内 |
ターミナル2に連結しているMRTチャンギ・エアポート駅から、イーストウエスト線で市内方面へ。 |
■ 荷物預かり所
ロッカーのないチャンギ空港で、一時的に荷物を預かってもらうときに利用できるのが「バゲッジ・ストレージ」。
24時間あたりの料金は、$5〜。
Baggage Storage
場所パブリックエリア1階
時間24時間営業
ショッピング:お土産・ブランド品を買う
LCC便が中心だからと、ターミナル4を侮ることなかれ!
世界中のコスメが並ぶ免税店、ケイトスペードやマイケルコース、コーチといった高級ブランドなど、ショッピング施設も充実。
■ 圧巻!1300缶の紅茶缶が並ぶ「TWG」
「TWG」は、シンガポールで生まれた高級紅茶ブランド。
シンガポール土産の定番として、チャンギ空港のターミナル全てに店舗を構えていますが、中でもターミナル4にある「TWGティーブティック」は一見の価値あり。
壁一面に並ぶTWGのティーキャニスター、その数およそ1300個。ブランドのシンボルある淡い山吹色をした紅茶缶が、天井まで覆い尽くすディスプレイは圧巻!
TWG Tea Boutique
場所制限エリア2階
時間6:00〜24:00
■ シンガポール・ブランドのサンダルや靴
常夏のシンガポールで、女子たちのファッション・アイテムといえば、サンダル。
「パッション」や「チャールズ&キース」は、シンガポールから世界へ進出中のシューズブランド。
店内には、デザインもおしゃれで、値段もお手頃なサンダルやシューズ、バック類がいっぱい。
自分へのお土産にいかが?
■ 定番!シンガポールのお土産ショップ
ラクサやチキンライスの素、タイガーバーム、マーライオンクッキーといった、シンガポールの定番土産が揃うギフトショップ。
何気にパッケージが素敵な商品ばかりが厳選されている点も、さすが安心の空港クオリティ。
グルメ:シンガポール名物を食べ納め
ターミナル4には、パブリックエリアと(出国審査後の)制限エリアの両方に、フードコートやレストランがあります。
■ フードエンポリアム
「フードエンポリアム」は、パブリックエリア2階の出国ロビーからエスカレーターで上がった中2階にあるフードコート。
チキンライスやバクテーから、ニョニャ菓子のストールまで、シンガポールのローカルフードが大集合。
フードコートの一番奥には、飛行機の発着が見えるビューポイントもありますよ。
Food Emporium
場所パブリックエリア中2階
時間7:00〜23:00
■ インターナショナル・フードホール
制限エリアにある「インターナショナル・フードホール」は、24時間営業のフードコート。
タイ、ベトナム、香港といったアジア各国の料理を手軽に楽しめます。
サブウェイやバーガーキングといったファストフード店も併設。
International Food Hall
場所制限エリア中2階
時間24時間営業
■ 「タイガービール」で最後の乾杯
ターミナル4の制限エリア2階にあるバー「タイガー・デン」。
ビール党の中でもファンの多いタイガービールで、出国前に最後の乾杯を!
Tiger Den
場所制限エリア2階
時間24時間営業
エンターテインメント:ターミナル4で過ごす
フライトまでの待ち時間や、乗り継ぎの時間があるときに試したい、ターミナル4のアミューズメントをご紹介。
■ ヘリテージゾーン
制限エリアの奥に進むと、プラナカンの伝統的な町屋風家屋「ショップハウス」を再現した「ヘリテージゾーン」が出現。
建物の1階には、「老曽記(オールドチャンキー)」や「ブンガワンソロ」、「美珍香」といったシンガポールでおなじみのショップや、「カレータイムズ」や「ヘブンリー・ワン」といったローカルフードのカフェが入店。
2・3階部分は、約15分ごとに上映されるプロジェクション・マッピングのスクリーンになっています。
■ プラナカン・ギャラリー
「プラナカン」とは、19世紀にマレー半島にやってきた外国人(主に中国系)と、現地マレー系女性との間に生まれた子孫のこと。
ターミナル4の制限エリア中2階にある「プラナカン・ギャラリー」では、手の込んだ婚礼家具や伝統衣装などを展示。中国・マレー・ヨーロッパの伝統を融合した、優美なプラナカン文化を垣間見ることができます。
Peranakan Gallery
場所制限エリア中2階
料金無料
ラウンジ:ターミナル4で寛ぐ
■ 快適なシーティングエリア
いたるところにシーティングスペースがあり、座る場所には困らないターミナル4。
中2階にある「スヌーズ(居眠り)エリア」は、仮眠や休憩するときに無料で利用可能。
■ チャンギ空港ターミナル4のラウンジ
2つのラウンジがあるターミナル4。両方とも、出国審査後の制限エリアからエスカレーターで上がった中2階に位置。
場所 | 概要・利用条件 |
---|---|
制限エリア中2階 |
キャセイ・パシフィックラウンジ キャセイ・パシフィック、ワンワールド運航便に乗るファースト・ビジネスクラス客。マルコポーロクラブ、ワンワールド上級会員。 |
有料ラウンジ。プライオリティパス会員は、無料で3時間利用可能。 |
ターミナル4でシャワーを浴びるなら、「ブロッサムラウンジ」一択。設備と広さともに申し分なしのないシャワールームを完備。
2025年から利用回数が制限される「楽天プレミアムカード」に代わり、プライオリティパス取得のための最安・最適カードについては、下記の詳細記事をチェック。
広告