アナログ放送終了まで1ヶ月「デジタルテレビ」の準備はお済みですか?
あっという間に12月。2018年も残すところ、あと1ヶ月となりました。
日本では「平成」最後の年が終わるということで、いつも以上に節目を意識する年の瀬ですが、シンガポールでも一つの時代が終わりを告げようとしていることにお気づきでしょうか。
アナログテレビ時代の終焉です。
シンガポールは、来たる2018年の12月31日にアナログテレビ放送が停波。2019年の幕開けとともに、デジタル放送へと完全移行します。
日本が数年前、デジタル放送に切り替わった際は、テレビを買い換えたり、チューナーを取り付けたりしたことを思い出す人もいるかもしれません。
シンガポールのデジタル化では、何か準備は必要なのでしょうか?
『大晦日のカウントダウンとともに、テレビが映らなくなった』なんて、最悪な年明けを迎えないためにも、お家のテレビを再確認しておきましょう!
テレビで見ているのは番組?ネット動画?
インターネットの普及によって、YouTubeやネット配信など、さまざまな選択肢がある今、テレビ局の番組を見る機会・人は少なくなっています。
シンガポール在住日本人の場合、現地のテレビ番組よりも、日本のテレビ番組をストリーミングなどで視聴している人も多いかもしれません。
でも例えば起床後、とりあえずテレビをつけて見ているのは、現地テレビ局のニュース番組だったりしませんか?
主な番組内容 | 言語 | |
---|---|---|
チャンネル5 | ニュース・海外バラエティ・ドラマなど | 英語 |
チャンネル8 | 中国系ニュース・ドラマ・バラエティなど | 中国語 |
チャンネルU | 海外ドラマなど | 中国語 |
ヴァサンタム | インド系ドラマ・映画・バラエティなど | タミル語 |
スリア | マレー系ドラマ・映画・バラエティなど | マレー語 |
オクト | 子ども向け・教育番組・アニメなど | 英語 |
チャンネルニュースアジア | ニュース・ドキュメンタリーなど | 英語 |
今回、デジタル放送化されるのは、シンガポールの放送局「メディアコープ(MediaCorp)」が運営するテレビチャンネル。
『これらが見れなくなるのは困る』という方は、次の事前チェックへ。
現地のテレビを全く見ない方には関係なし。(たぶん)何のアクションも必要ありません。
事前チェック
■ 今見ているのはアナログ or デジタル放送?
実はメディアコープのテレビ番組は、すでに2013年よりデジタルフォーマットでの伝送を開始。現在はアナログとデジタルの両方で見ることが可能です。
『今、自分が見ているのかアナログなのか、デジタルなのか?』
見分け方は、簡単。
画面の横と下に、『2019年1月1日からチャンネルが見れなくなるので、デジタルテレビにスイッチしてください』といった注意喚起が表示されていたら、今ご覧になっているのはアナログ放送。デジタル放送に切り替える必要があります。次のステップへ。
表示されていない人は、既にデジタル放送を見ているということなので、問題なし。ここで終わり。
■ デジタル放送対応テレビか否かのチェック
アナログ放送を見ている人は、自分の家のテレビがデジタル放送に対応しているのか、まず確認しましょう。
シンガポール在住日本人の場合、自分でTVを購入した人もいれば、家具付きコンドで入居時からついていたという人もいるでしょう。
テレビの購入時期が不明な場合や、保証書や取扱説明書が残ってないという場合でも大丈夫。
公式サイトでは、いくつ質問に答えていくだけで、デジタルTVかどうかチェックできます。
最低、テレビのメーカーと型番(だいたいテレビの裏面に記載)さえ分かっていれば、オッケーなので簡単。
デジタルTVのセットアップ方法
■ デジタル放送「対応」のテレビ
チェックの結果、デジタル放送「対応」テレビと判明した場合、必要なものは「インドアアンテナ」のみです。
設置の仕方は、同じく公式サイトの「How to Connect」の部分を参照。
■ デジタル放送「未対応」のテレビ
デジタル放送「未対応」のテレビだった場合、必要なものは「インドア・アンテナ」に加えて、「デジタルセットボックス」が必要。
インドアアンテナも、デジタルセットボックスも大手家電量販店で購入することが可能。
セットアップの仕方はこちら。
その他の方法
アンテナやセットボックスを購入する以外に、デジタル放送に対応できる方法が、もう一つ。
SintelもしくはStarHubの有料テレビチャンネルを契約している場合です。
各社がテレビチャンネル用にレンタルする「セットボックス」には、デジタルチューナーとしての役割が内臓。
これがあればデジタル未対応のテレビでも、インドア・アンテナもセットボックスも必要はなし。Singtel/StarHubテレビ経由で、メディアコープの7チャンネルを視聴することが可能になります。
『わざわざ有料テレビチャンネルを契約するのはちょっと…』という皆さん。
インターネットを契約すれば、基本チャンネルが無料で見れる「TV Lite」がつくプロモーションがあったりするので、そういうキャンペーンを利用するのがおすすめ。
これでデジタル放送への準備も万端。
2019年、シンガポールのデジタルテレビ元年を祝いましょう!
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