タイからシンガポールまで!マレー半島縦断1800km『深夜特急』の旅

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【更新】番外編を追加:廃線を歩く「レイル・コリドー」

『深夜特急』の旅をテーマに、バンコクからシンガポールまでを巡るマレー半島縦断旅。

タイ国鉄の寝台特急No.45

シンガポールに来てから、ずっと思い描いていた夢の一つを、2019年の年末に決行。

13日間にわたる大冒険の記録をお届けします!

 


21世紀的『深夜特急』旅のススメ


■ 旅のバイブル『深夜特急』

沢木耕太郎氏が自身の旅の経験をもとに書き下ろした『深夜特急』

バスを乗り継ぎながら遥かロンドンを目指すという、自由気ままな旅のスタイルが、バブル時代真っ只中の日本に衝撃を与え、一躍バックパッカーのバイブルとなった紀行小説の金字塔。

1986年の刊行から30年以上経て、世の中は様変わりしましたが、この本が教えてくれた「自由な旅」への憧れは増すばかり。

バックパッカーのバイブルとよばれる「深夜特急」(沢木耕太郎著)

特に第2巻(文庫版)に描かれた、バンコクからペナン〜マラッカを経て、シンガポールへ至るマレー半島縦断

シンガポールで暮らすようになってから、同じような縦断旅をしたいと思ってきました。

■ 私的ルール適用!旅をカスタマイズ

気ままな旅とはいっても、休める日数には限りがある身。

当日現地で宿を探したり、行き当たりばったりで移動を決めたりするのは、スケジュール的にリスク大。ホテルや鉄道チケットは確保していくことに。

さらに自分にとっては、ホテルで過ごすのも「旅」の楽しみの一つ。泊まる場所にも、こだわりあり。ということで、

  • 都市間は全て列車での移動
  • ホテル・鉄道チケットはあらかじめ予約
  • バックパッカー的な旅がしたいわけではない
  • 疲れたら休む、無理しない

などなど私的ルールを優先して、旅を自分流にカスタマイズ。

 


マレー半島縦断1800kmのルート


■ タイ〜マレーシア〜シンガポールへ南下

旅のスタートはバンコク中央駅「フアランポーン駅」、ゴールはシンガポール「ウッドランズ・チェックポイント駅」

途中、ペナン、イポー 、クアラルンプール、マラッカとマレーシアの4都市に滞在。

最終日に、マラッカからシンガポールへ入国するというルートです。

 


旅の行程・スケジュール


■ 絶対にやりたいこと

  • フアランポーン駅(バンコク中央駅)から旅に出る
  • 海外の寝台列車に乗る
  • 土地の名物を食べる
  • ヘリテージホテルに泊まる
  • マラッカの夕日を見る

■ 13日間の全行程

日程 場所 内容
12/13(金) タイ タイ・バンコク前乗り
12/14(土) バンコク中華街、半日散策
寝台特急で国境越え
12/15(日) ペナン 東洋の真珠ペナン島
12/16(月) 世界遺産ジョージタウン
12/17(火) ペナンのアートとグルメ
12/18(水) イポー 初めてのイポー
12/19(木) 廃墟の城ケリーズ・キャッスル
12/20(金) イポー旧市街のアートと建築
クアラルンプール 首都クアラルンプールの煌めき
12/21(土) 極彩色の聖地バトゥ洞窟
12/22(日) ムルデカ広場周辺の歴史地区
マラッカ 週末のナイトマーケット
12/23(月) マラッカの夕日
12/24(火) マジェスティックホテルの聖夜
12/25(水) シンガポール ゴール!終着地シンガポール
後日談 【番外編】廃線を歩く「レイルコリドー

 


タイ・バンコク編


■ ハイライト・見どころ

マレーシア半島縦断の出発前夜、シンガポールからエアアジアのフライトでタイ入り。

バンコク中央駅「フアランポーン駅」に近い中華街で宿泊した翌日、バンコクを半日観光。

そして午後、ついにタイ国鉄の寝台特急45号に乗車!

バンコクからマレーシアとの国境「パダンブサール駅」を目指します。

 


マレーシア・ペナン編


■ ハイライト・見どころ

タイ・マレーシア国境の「パダンブサール駅」、マレーシアに入国後、マレー鉄道で「バタワース駅」まで南下。

東洋の真珠と謳われた「ペナン島」に滞在し、世界遺産の古都で、建築・アート・グルメを楽しみます。

 


マレーシア・イポー編


■ ハイライト・見どころ

19世記、錫鉱業で発展したペラ州の州都「イポー」

グルメに、アート・建築巡り、そしてジャングルの廃墟探検と、初めてのイポーを満喫します。

 


マレーシア・クアラルンプール編


■ ハイライト・見どころ

ついに、到達したマレーシアの首都「クアラルンプール」

様々な文化・人種・宗教が入り混じる東南アジア随一の大都会を彷徨います。

 


マレーシア・マラッカ編


■ ハイライト・見どころ

最後の滞在都市となる「マラッカ」に到着。

小説『深夜特急』でも描かれている世界一美しい夕日とともに、いよいよ旅の大団円を飾ります。

 


シンガポール編


■ ハイライト・見どころ

マレー半島縦断旅の最終日。

マラッカから、マレー鉄道最南端の終着地であるシンガポールの「ウッドランズ」を目指します。

 


番外編


■ ハイライト・見どころ

2011年に、シンガポール国内におけるマレー鉄道の運航が廃止されてから、10年以上。

現在、ウォーキング・トレイルレイル・コリドーとして整備が進む廃線跡を歩きながら、修復保存された「旧ブキティマ駅」を訪ねます。

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