マレー半島縦断1800km『深夜特急』の旅②:バンコク中華街を半日散策
2019年12月14日(土)
「マレー半島縦断旅」2日目。この日は、15時10分発の寝台特急に乗車予定。
だいたい14時過ぎまでは時間があるので、中華街周辺を散策してみました。
人気のお粥セットを朝食に
■ 静かなチャイナタウンの朝
一夜明けて、澄み切った青空が広がる朝のバンコク。
昨夜のお祭り騒ぎがウソのように、ひっそり静まりかえった中華街。あんなにいた屋台も人も消えて、ガラーンとしています。
今回、「シャンハイ・マンション・バンコク」で宿泊したプランは、朝食付ではなかったので、まずは朝ごはんを食べに外出。
■ 人気カフェ「ロントウカフェ」で朝粥
ホテルの斜め向かいにある「ロントウカフェ」。8時の開店から、ひっきりなしにお客さんが訪れる人気カフェです。
こじんまりとした店内。
ユニークなのが、壁際に設置された上下2段式テーブル席。
上の席に行くには、2段ベットのように、据付けの簡易階段を使って登ります。
お客さんはアトラクション感覚で楽しそうだけど、注文を聞いたり、料理を運んだりするたびに階段を登り下りする店員さんは大変そう。
このカフェを一躍有名にしたのは、こちらの「お粥セット」。
直径30cmほどのセイロのなかに、一杯のお粥とおかずの小皿がキレイに並べられたフォトジェニックなメニューです。
中華ソーセージ、塩漬けの卵黄、大豆、高菜漬け、チリ入りザーサイ、田麩など、いろんなおかずを少しずつ楽しめるのがGood。
起き抜けの身体に優しい朝粥で、2日目も元気にスタート。
バンコク最古の中国仏教寺院にお参り
■ バンコク中華街の北側をぶらり
朝食後、お店を出た時点で、まだ朝9時台。
人もまばらな通りを散策しながら、チャイナタウンの北側に位置する「ワット・マンコン」まで行くことに。
タイティーの人気店「チャトラムー」発見!
昨夜は道の両脇に出店が並んでいたので、気づきませんでした。飲みたかったけど、朝ごはん食べたばかりで、喉も渇いていなかったので、泣く泣くパス。
こちらは、バンコクのMRT「ワット・マンコン駅」。何でも、2019年に地下鉄が延伸して出来たばかりの新駅だとか。
午後、列車が出発するバンコクの中央駅「フアランポーン駅」は、ここから一駅。
獅子が描かれた駅内の壁画が、いかにも中華街の最寄り駅といった感じ。
■ 旅の安全を祈願!「ワット・マンコン」
駅を過ぎると、間もなく「ワット・マンコン」に到着。
1871年に建てられた歴史ある寺院は、タイで主流の上座部仏教とは異なり、大乗仏教に基づく中国式。
ゴールドや極彩色の装飾が見事です。
後のチュラーロンコーン王(ラーマ5世)が、「龍蓮寺」を意味する「ワット・マンコン・カマラワート」と命名。
願いごとが叶うパワースポットとして有名なこの場所で、旅の無事を祈願しました。
Wat Mangkon Kamalawat
■ ホテルに戻って、休憩&荷造り
お参りが済んだところで、ホテルへと引き返します。
10時近くになると、人も車も増え、やっと街が動き出してきたカンジ。
ホテルの部屋で、荷物をまとめて、チェックアウトの準備。
チャオプラヤー川方面へ
■ チャイナタウンのシンボル
「シャンハイ・マンション・バンコク」のチェックアウト時間は正午だったのですが、11時にチェックアウト。
ホテルで荷物を預かってもらって、今度はチャイナタウンの南側の散策に出発。
ヤワラート通りの入口にあるのが、チャイナタウンを象徴する中華街門(牌楼)。
1999年、プミポン前国王の生誕72年を祝うために、中国系タイ人コミュニティーによって建てられたもの。
門の中央に書かれた「圣寿无疆」という漢字4文字は、「王にご長寿あれ」を意味しています。
Chinatown Gate
中華門の奥には、白亜の階段と黄金色の尖塔が美しい「ワット・トライミット(黄金仏寺院)」。
本堂の最上階に安置されている黄金の仏像で有名。残念ながら、今回は外側から拝観しただけ。
■ チャイナタウンの路地裏探検
「牌楼」のロータリーから、ソイ・ヤワラート1に入って、更に南側へと進みます。
この周辺は、車の部品を扱う町工場が多いエリア。
通りの至るところに、商品なのか廃品なのか分からないものが山積みになっています。
錆びた柵、剥げたペンキ、ひびの入った壁など、街全体が長い年月を経たビンテージのような雰囲気。
放置されたフィアット500は、背景の朽ち果てた壁と同化して、まるで映画のセットのよう。
■ 築230年の豪邸「ソーヘンタイ」
工場地帯に突然現れた「ソーヘンタイ・マンション」は、1800年代、アユタヤ朝晩期に建てられた蘇一族の豪邸。
この蘇一族の始祖は、タイ(当時のシャム)に来る前に中国・四川省の長官を務めていた人物。
その地位の証である2つの赤い提灯が、今でも正門に掲げられています。
現在、7代目あたる子孫が暮らしながら、邸宅の一部を公開中。カフェで何かをオーダーすれば、2階に上がることも可能です。
So Heng Tai Mansion
■ チャオプラヤー川沿いのカフェで休憩
お目当てのカフェ「Baan Rim Naam」に到着。
ボロボロのトタンで覆われた入口を入ると、目の前に広がる大空間。
チャオプラヤー川に面したカフェスペースは、開放感いっぱい。
目の前を悠然と流れる大河と、店内に流れる心地よいジャズ。バンコクとの別れを惜しみながら、しばし休憩タイム。
ホテルで飲茶ハイティーのランチ
■ 宿泊プランで無料の飲茶のランチ
12時半頃、再びホテル「シャンハイ・マンション・バンコク」に戻ってきました。
荷物のピックアップの前に、1階のラウンジバー「レッド・ローズ」でランチ。
実は昨日のチェックインの際、『スパもしくはディムサム・ハイティーがついている』と言われたので、ディムサム(飲茶)をお願いしていたのです。
無料のディムサム(飲茶)・ハイティーは、点心、サテー、フルーツの3皿。ちょうどいいランチになりました。
■ 「フアンランポーン駅」へと出発
14時ごろ、そろそろ列車が出発する「フアランポーン駅」へ向かいます。
荷物をピックアップして、ついでにホテルのキレイなトイレも借りて、いざ出陣!
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