ミシュラン一つ星「蔦」ラーメン界に新風を巻き起こすトリュフの薫り
[更新] 再訪時の情報と写真を追加
『世界初ミシュラン一つ星を獲得したラーメン』
これほどキャッチーで強力な謳い文句があるでしょうか!!
ミシュランガイド東京2016で、ラーメン店としては初めての一つ星を獲得して以来、一躍国内外の注目を浴びることになった「蔦」。
2016年の年末にはシンガポールに海外第1号店をオープン。開店当時の長い行列は、シンガポールでも大きな話題となりました。
シンガポールに3店舗!ラーメン「蔦」
オープンキッチンのカウンターを囲むように並ぶ店内。
白木の明るい木目調を生かした清潔でモダンなインテリアで、女性客でも抵抗なく入れる雰囲気。
現在、シンガポールに3店舗を展開する「蔦」。
オーチャードの「高島屋」と、サマセット駅直結の「313@サマセット」。

そして、チャンギ空港直結のジュエルにも出店。シンガポール滞在中に、日本のラーメンが恋しくなったら、いつでも味わうことが可能です。
カウンター越しにラーメンが作られる様子を見ながら待つこと数分。ミシュランラーメンがやってきました!
日本そばに通じるラーメン「蔦」
■ シンガポール独自メニューもあり
まず注文したのは、「蔦」のシグニチャーである「醤油そば」の味玉付き。

透明感のあるスープは、シンプルであっさりベース。
ここにチャーシューの上に乗っている黒トリュフのソースを溶かしていくと、香りと味の奥行きが一気にアップ。全く違うものに変貌しました!

「鴨白湯そば」は、期間限定メニュー。
ストレートの細麺は、雑味のない白湯スープとの相性抜群。繊細なラーメン(そば)を、じっくり味わえる一杯でした。

「麻辣トンコツそば」は、シンガポールの独自メニュー。
シンガポールのラーメン界で隆盛を誇る「豚骨系」に、痺れる辛さが病みつきになる「麻辣」。シンガポーリアンの心を鷲掴みする2大要素が組み合わさったラーメンです。
■ サイドメニューも充実
サイドメニューの「ロース飯」。超薄切りにスライスされたロースは、生ハムのように柔らか。
ご飯と一緒に、口の中でとろけていきます。

揚げたてアツアツの「鶏唐揚げ」。サクッと軽やかな衣に、ジューシーな中身。ビールのおつまみにも最適な1品。

フカフカのパオに、香ばしくて柔らかいチキンを挟んだ「照り焼きチキン・パオ」。
パオみたいなサイドメニューがあるのも、シンガポールならでは。

日本のラーメン有名店がこぞって進出し、舌が肥えてきている人も多いシンガポール。
「ラーメン」という言葉も浸透するなか、敢えて屋号に「そば」と銘打ち、独自路線を進んでいる「蔦」。
ガツンとくる「ラーメン」というより、奥ゆかしい上品なハーモニーを味わうお店です。
Japanese Soba Noodles Tsuta
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