嗚呼、憧れのハワイはシンガポールから遠く…「エッグスンシングス」
【閉店】
ハワイに本店のあるパンケーキの有名店「エッグスンシングス(Eggs ‘n Things)」。
2010年、初の海外1号店を原宿にオープンするやいなや、連日の大行列&超満員。日本でパンケーキ・ブームを巻き起こしました。
日本での大成功から約7年、満を持して、海外進出2カ国目としてシンガポールに上陸した「エッグスンシングス」。
この国でも、パンケーキ旋風を巻きおこすことができるのでしょうか。
日本で行列のできるハワイアン・パンケーキ
■ ハワイなのか、日本なのか、それが問題だ!
ノースサウス線、サークル線、ノースイースト線の3つのMRTラインが乗り入れるドビーゴート(Dhoby Ghaut)駅。
改札を抜けて、駅に直結している巨大ショッピングモール「プラザ・シンガプーラ」の3階に上がると、こんな看板が。
上部に書かれているのは『日本で行列をつくるパンケーキ』というキャッチコピー。
『えっ、ハワイ発祥のお店なのに、日本押し?』
ちょっと中途半端な立ち位置に首を傾げながらも、お店の方向へと足を進めます。
■ 開放感と喧騒の狭間でゆれるハワイ
エッグスンシングスの店舗は、エスカレーターの目の前にありました。
エスカレーターを上がってきたお客さんの目に自然と入るという、ショッピングモールの中でも一等地に相当する場所。
広い店内に、ゆったりと配された客席。テーブル同士の間隔が十分にあるので、ベビーカーも余裕で通れます。
壁や遮るもののないオープンなつくりは開放的でいいのですが、ここはショッピングモール。海もなければ、緑もありません。
目に飛び込んでくるのは、周りの他店舗と行き交う人々という超現実的な日常の光景。
日本人が「エッグスンシングス」と聞いて思い浮かべるハワイ感を期待して行くと、裏切られた感が否めません…。
明るくてカジュアルなファミリーレストランといった雰囲気です。
地元ハワイの味!人気パンケーキとオムレツ
お店に入ると早速、アロハシャツをきた定員さんが席に案内してくれます。
そして差し出されたのは、大きな額縁に入ったメニュー、お、重い…。
卵料理を中心としたAll Day Breakfastメニューがずらり。
エッグベネディクトやワッフルなど、いろいろ気になるものはありましたが、まずはシグニチャーと飲み物をオーダー。
ドリンクと一緒にきた、エッグスンシングスのコースターがかわいい。
■ ホイップタワーが名物の「パンケーキ」
やってきました! エッグスンシングスの看板商品「パンケーキ」。
トッピングのフルーツは、注文したストロベリー以外にも、バナナ、ブルーベリー、パイナップルの4種類のラインアップ。
花びらのように広げられた5枚のパンケーキは、お皿からはみ出さんばかり。
中央には、山盛りホイップクリームのタワーが高くそびえ立っています。
フワッと溶けるような軽さのホイップは、甘さ控えめ。
テーブルに備えつけられたシロップは3種類。定番のメープルの他に、グァバ、ココナッツといったトロピカルなシロップがあるのも、ハワイっぽくて◎。
一人で1個は、なかなかのボリュームなので、2人でシェアするのがおすすめです。
■ もう一つのシグニチャー「オムレツ」
卵料理にこだわるエッグスンシングスのもう一つのシグニチャーが、こちらの「オムレツ」。
付け合わせは、ポテト、ライス、トーストの中から選べます。
ポテトを覆うように、ふわりと横たわる美しいオムレツ。卵を3つ使うのがエッグスンシングス流。
中に、ほうれん草とベーコン、チーズが入った、シンプルな美味しさが光る一品。
朝食だけでなく、ランチ、ディナーにもぴったりです。
■ スーパーフード「アサイーボウル」
「アサイーボウル」もハワイを代表するヘルシーグルメの一つ。豊富な栄養素を含むスーパーフードは、さっぱりした朝食、デザート代わりに。
海外旅行先として日本人に不動の人気を誇る「ハワイ」。
シンガポールからは、さらに遠く、憧れがつのります。
残念ながら、ハワイ感を満喫することはできなかったけれど、
- パンケーキやオムレツが大好き
- 日本のエッグスンシングスで並ぶのが嫌
- 日本でエッグスンシングスの店舗が近くにない
- モール内のカフェ・レストランが満席で、さすらい中
上記に該当するなら、シンガポールのエッグスンシングスに行くべし!
ショッピングモール内の貴重な大箱店舗で、かつ日本と比較すると空いている超穴場店です。
入口のカウンターには、エッグスンシングスのグッズが売られています。
お好きなかたは、お土産にどうぞ。
Eggs ‘n Things
閉店
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