4段ティフィンで登場!インド式カレーの玉手箱「ティフィンルーム」
今日はヒンドゥー教の祭日「ディパバリ」!
シンガポールに現存する最古の北インド料理レストラン「ティフィンルーム」で、特別な日をお祝いします。
1892年創業「ティフィンルーム」
■ ラッフルズが誇る北インド料理レストラン
英国コロニアル時代の栄華を伝える、シンガポールの至宝「ラッフルズホテル」。
「ティフィンルーム」は、この名門ホテルのメインダイニングとして、1892年に誕生。以来、130年以上の歴史をホテルとともに歩んできました。
ラッフルズの本館1階に位置する「ティフィンルーム」。
白亜の回廊と噴水のある中庭の向かいに、入口があります。
■ 伝統とモダンの融合「ティフィンルーム」
2017年から約2年をかけたホテルの大改装と同時に、修復工事が行われた「ティフィンルーム」。
1900年代初頭の内装を再現するために、ウッドフロアやインテリアを復元。
白亜の柱に支えられた高い天井には、アイアンのシャンデリアが輝いています。
伝統と格式を残しながらも、モダンで洗練された雰囲気。
流石は、ラッフルズホテルです。
フロアを区切る飾り棚に並ぶのは、美しい陶磁器や真鍮製の「ティフィン」。
ティフィンとは、円形のトレイが2〜4段に重なったインド式のお弁当箱で、これが店名の由来ともなっています。
カレーの玉手箱!4段ティフィン
■ 自分だけのティフィンをカスタマイズ
今回、ティフィンルームでいただくのは、「Create Your Very Own Tiffin Box」というコース。
前菜・メイン・デザートと、自分で選んだ料理を、ティフィンに入れてサーブしてくれるという、ティフィンルームならではの趣向です。
メニューを真剣に吟味しながら、料理をチョイス。自分好みのティフィンを作り上げていきます。
■ 特別な日に食べたい本格インド料理
ラッフルズホテルのシンボルマークであるトラベラーズ・パームが刺繍されているナプキン。
テーブルセッティングも準備万端!
まずは、マンゴーラッシーとパパド(薄焼きせんべい)で口慣らし。
1人につき2つのメニューを選択可能な前菜。
一皿は、ラム肉のケバブとタンドリーチキン。タンドール窯でじっくり焼かれた肉は、香ばしくて柔らか。
もう一皿は、スイートコーンのパティとインディアン・カッテージチーズ。
そして登場したのが、赤銅色に輝く4段ティフィン。
重なった状態のティフィンで、サーブされるのは初めて。
店員さんが留め具を外して、テーブルに広げると、出てきたのがカレーとサフランライスの4皿。
『まるでカレーの玉手箱やぁ〜(彦摩呂風)』!
メイン(一人につき1料理を選択可能)は、「バターチキン」と「豆とバターのカレー」。
芳醇なスパイスと、まろやかなココナッツミルクが溶け込んだ「バターチキン」。
秘伝のヨーグルトで漬け込まれたチキンは、信じられないほど柔らか。
ナンの詰め合わせとサフランライスもついてくるので、パン・ライスのどちらとも一緒に楽しむことができます。
コースの最後は、甘〜いデザートタイム。
インド伝統のアイスクリーム「マンゴー・クルフィ」とシロップ漬けのドーナツ「グラブ・ジャムーン」を、マサラティーと一緒にいただきました!
4段ティフィンで運ばれてくるインド料理―――ラッフルズの伝統を守る「ティフィンルーム」で味わうインド式ランチボックスのコース。
特別な日にぴったりの特別な体験です。
Tiffin Room
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