明日は「ディパバリ」!シンガポールで祝うヒンドゥー教の光の祭典
[更新] 2020年の情報をアップデート
ヒンドゥー教において、光(善)が闇(悪)に打ち勝つことを祝う「ディパバリ(Deepavali/Diwali)」は、一年で最も重要な行事。
インド系住民が人口の9%を占める多民族国家シンガポールでも、祝日の一つに設定されています。
ディパバリの日付は、我々が普段使っている西暦(グレゴリオ暦=太陽暦)とは異なるヒンドゥー暦に基づくため、毎年変動。
2020年は、明日11月14日(土)にディパバリを迎えます。

COVID-19の影響で、今年のディパバリは、どうなるのか?
現在のリトルインディアの様子を交えて、レポートします。
リトルインディアのイルミネーション
■ 駅もティパバリのお祝いムード
特にインド系の人々やお店が集まるリトルインディア周辺は、この時期になるとお祭りムード一色。
MRTのリトルインディア(Little India)駅に降り立った瞬間から、色鮮やかな装飾が目を引きます。

■ 毎年恒例!ティパバリのライトアップ
別名「光の祭典」とも呼ばれるディパバリは、「光」が主役のお祭り。
毎年趣向を凝らしたイルミネーションが名物となっている、リトルインディアの大通り「セラングーンロード」。
このライトアップは、コロナ禍の2020年も実施中。

大ゲートの中央に鎮座するのは、美と富と豊穣と幸運を司るヒンドゥー教の女神「ラクシュミー」。
その他、カラフルな電飾で彩られたクジャクやオイルランプなど、ディパバリのシンボルも登場。

昼のカラフルでエネルギッシュな通りもいいけれど、やっぱりハイライトは夜。
輝く光のトンネルを歩きながら、幻想的なひとときを過ごしましょう。

ディパバリ・ライトアップは12月6日まで。毎日19時から深夜24時まで点灯しています。
ディパバリ用の特設テント
例年、リトルインディアアーケード横の通りや、アングリアモスク(Angillia Mosque)横の空き地に出現する特設マーケット。
さながら正月前のアメ横のように、ディパバリ用の買い出しするインド系の人々と観光客でごった返す特設バサールも、今年はなし。
ただ、通りの各商店には、ディパバリに欠かせないアイテムが並んでいます。
「ディヤ」と呼ばれるランプ皿、お菓子、新年に着るための服、カラフルな飾り付けなど、見ているだけでも、お祝い気分を味わえます。
新年の参拝で賑わうヒンドゥー寺院
ディパバリの当日は、朝早くからお参りする人で賑わうヒンドゥー寺院。
日本でいう、初詣みたいなものでしょうか。
日本人には、なかなか馴染みのないインド文化。
お祭りを通して、ヒンドゥー教の世界を垣間見ることができるディパバリを、楽しんでください。
Happy Deepavali!!
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