もうすぐ「ディパバリ」シンガポールで祝うヒンドゥー教の光の祭典
[更新] 2021年の情報をアップデート
ヒンドゥー教において、光(善)が闇(悪)に打ち勝つことを祝う「ディパバリ(Deepavali/Diwali)」は、一年で最も重要な行事。
インド系住民が人口の9%を占める多民族国家シンガポールでも、祝日の一つに設定されています。
ディパバリの日付は、我々が普段使っている西暦(グレゴリオ暦=太陽暦)とは異なるヒンドゥー暦に基づくため、毎年変動。
2021年は、11月4日(木)にディパバリを迎えます。

シンガポールでディパバリが一番盛り上がるのは、インド系の人々やお店が集まるリトルインディア。
いつも以上に賑わう街の様子を交えながら、ディパバリの楽しみ方をレポートします。
リトルインディアのライトアップ
■ 駅もティパバリのお祝いムード
この時期になるとお祭りムード一色になるリトルインディア周辺。
MRTの駅構内や交差点など、街全体がディパバリにまつわる装飾で彩られています。
■ 毎年恒例!ティパバリのライトアップ
毎年趣向を凝らしたデコレーションが、ディパバリの風物詩となっているリトルインディアの大通り「セラングーンロード」。

夜になると、イルミネーションが点灯。

約1.5kmにわたって続く、光のトンネル。
「光の祭典」と称されるディパバリにふさわしい、幻想的な光景は一見の価値あり。
その他、カラフルな電飾で彩られたクジャクやオイルランプなど、ディパバリのシンボルも登場。

ディパバリのライトアップは毎日19時から。
ディパバリ用の特設テント
例年、リトルインディアアーケード横の通りや、アングリアモスク(Angillia Mosque)横の空き地に出現する特設マーケット。
さながら正月前のアメ横のように、ディパバリ用の買い出しするインド系の人々と観光客でごった返す特設バサールですが、コロナ禍ということで2021年は中止。
ただ、通りの各商店には、ディパバリに欠かせないアイテムが並んでいます。
「ディヤ」と呼ばれるランプ皿、お菓子、新年に着るための服、カラフルな飾り付けなど、見ているだけでも、お祝い気分を味わえます。
新年の参拝で賑わうヒンドゥー寺院
ディパバリの当日は、朝早くからお参りする人で賑わうヒンドゥー寺院。
日本でいう、初詣みたいなものでしょうか。
日本人には、なかなか馴染みのないインド文化。
お祭りを通して、ヒンドゥー教の世界を垣間見ることができるディパバリを、楽しんでください。
Happy Deepavali!!
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