ヒンドゥー教のお正月!光の祭典「ディパバリ」をシンガポールで体験
[更新] 2022年の情報をアップデート
ヒンドゥー教において、一年で最も重要な行事である「ディパバリ(Deepavali/Diwali)」。
別名「光の祭典」とも呼ばれるディパバリは、「光」が主役。
月のない新月の夜、「ディヤ」と呼ばれるオイルランプで闇夜を照らし、光(善)が闇(悪)に打ち勝つことを祝います。

多民族国家シンガポールで、祝日の一つに設定されているディパバリ。
西暦(グレゴリオ暦=太陽暦)とは異なるヒンドゥー暦に基づくため、日付は毎年変動しますが、2022年は10月24日(月)に本番を迎えます。
あと1ヶ月をきり、リトルインディアでは恒例のライトアップもスタート。
いつも以上に賑わう街の様子を交えながら、ディパバリの楽しみ方をレポートします。
毎年恒例!ディパバリのライトアップ
■ ディパバリで盛り上がるリトルインディア
シンガポールでディパバリが一番盛り上がるのは、インド系の人々やお店が集まるリトルインディア。
この時期になるとお祭りムード一色です。
MRTのリトルインディア駅に降り立った瞬間から、色鮮やかな装飾が目を引きます。
■ 光が主役!夜のライトアップは必見
ディパバリの風物詩となっているのが、ライトアップ。

リトルインディアを貫く2つの大通りセラングーンロードとレースコースロードは、毎年趣向を凝らしたアーチ装飾で華やかに彩られます。

ハイライトは夜!
イルミネーションが点灯すると、約1.5kmにわたって続く、光のトンネルが出現。
その他、カラフルな電飾で彩られたクジャクやオイルランプなど、ディパバリのシンボルも登場。
「光の祭典」と称されるディパバリにふさわしい、幻想的な光景は一見の価値あり。

ディパバリのライトアップは毎日19時から。11月13日までです。
体験!ディパバリのイベント
■ ディパバリ用の特設マーケット
例年、リトルインディアにオープンするディパバリ特設マーケット。
今年は、リトルインディア・アーケード横のキャンベル通り(Campbell Lane)を中心に、お祭り用のバザールが並んでいます。
さながら正月前のアメ横のように、ディパバリ用の買い出しするインド系の人々と観光客でごった返します。
「ディヤ」と呼ばれるランプ皿、お菓子、新年に着るための服、カラフルな飾り付けなど、ディパバリに欠かせないアイテムがズラリ。
見ているだけでも、お祝い気分を味わえます。
■ ダンスや文化体験などのイベント
キャンベル通りを奥に進むと、インドの文化・歴史を紹介する博物館「インディアン・ヘリテージ・センター」があります。
ここでは、ディパバリの時期には、ダンスや文化体験などのイベントが盛りだくさん。
ぜひ、ホームページをチェックしてみてください。
Indian Heritage Centre
新年の参拝で賑わうヒンドゥー寺院
ディパバリの当日は、朝早くからお参りする人で賑わうヒンドゥー寺院。
日本でいう、初詣みたいなものでしょうか。
日本人には、なかなか馴染みのないインド文化。
お祭りを通して、ヒンドゥー教の世界を垣間見ることができるディパバリを、楽しんでください。
Happy Deepavali!!
Deepavali
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