炭火焼は本店だけ!シンガポールの朝は元祖「ヤクン・カヤトースト」から
カヤトースト(Kaya Toast)で始まるシンガポールの朝。
シンガポールでカヤトーストを広めた元祖といわれているのが「ヤクン・カヤトースト」。国内に50店舗近くを展開、人の集まる駅やモールには必ずある有名チェーン店です。
ヤクン・カヤトースト本店へ
数ある店舗の中でも、別格の存在なのが、ファーイーストスクエア(Far East Square)に入っている本店。
ファーイーストスクエアは、CBD(中心業務区域)にもほど近いチャイナタウンの東端にできたダイニング・商業施設です。
文化保全プロジェクトの一環としてオープンしたアーケード内のショップハウスは、土壁のように黄味がかった色で統一。古い中国伝統家屋を再現したレトロな街並みが広がっています。
ヤクンの本店があるのは、チャイナストリートに面した一角。
店自体はそれほど大きくはないものの、店横のアウトドアスペースにかなりの座席数がある本店。店に入ると、すぐさまチャキチャキした店員さんがやってきて対応してくれます。
シンガポール・カヤトーストの原型
まず注文してほしいのは元祖「カヤトーストセット」。
ちょっと茶色い薄切りパンが特徴のヤクンのカヤトーストは、まるでラスクのようなサクサクとした食感。本店だけで味わえる創業当時の炭火焼を守ったトーストの味は、ことさら特別に感じます。
セットでついてくる半熟卵2個。醤油や胡椒をかけて、ここにトーストをつけながらいただくのが“通”の食べ方。
カヤジャムの自然な甘さと、とろりとした卵の滑らかさが、口の中で溶け合うのを堪能しましょう。
コンデンスミルクがたっぷり入ったコピ(コーヒー)もしくはテ(紅茶)も、シンガポールならではの味わい。
『ソーサーにこぼれている!』などといった細かいことを、この国で気にしてはいけません。これは溢れるほど注いでくれたお店の方のサービスだと、ありがたく受けとっておきましょう。
ヤクンの他の店舗ではヤクンのロゴが入ったコーヒーカップが使われているのに対し、ここ本店では、シンガポールの昔からのコピティアムでお馴染みだったカップ&ソーサーで出てくるのもポイント。
カヤトースト以外のおすすめメニュー
カヤトースト以外にも、いろんなメニューがある「ヤクン・カヤトースト」。どれも手頃な価格なので、気軽に試して、お気に入りを見つけてください。
■ スチームブレッド
せいろに入ってやってくる「スチームブレッド(Steamed Bread)」。蒸したてのアツアツのパンは、驚くほどフカフカ。トーストとは違った美味しさで◎。
中身はカヤジャムかピーナッツバターが選べます。
■ カヤボール
お次は「カヤボール(Kaya Balls)」。コロンとした小さなボール型は、まさにベビーカステラ。
朝食だけでなく、ちょっと小腹が空いた時のおやつにもぴったり。
ただし、このカヤボールは、本店では扱っていないので、ご注意を。
■ カヤジャム
そうそう、もしカヤトーストが気に入ったら、カヤジャムを買って帰るのを忘れないでくださいね。
ヤクンのカヤジャムはシンガポール土産の定番アイテムですよ。
カヤトーストの元祖「ヤクン・カヤトースト」本店での朝食は、シンガポール旅行の楽しい思い出になるはずです。
[Ya Kun Kaya Toast]
18 China Street #01-01 Singapore 049560
http://www.yakun.com.sg/
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