とろ〜りモンドールの季節到来!デンプシーヒルのフレンチ「アトゥ」
街を彩る華やかなイルミネーションに、店先から流れてくるクリスマス・ソング。
常夏のシンガポールにも、ようやく年末を実感するホリデーシーズンがやってまいりました。
今日は、この時期にぴったりのご馳走「モンドール・チーズ」を求めて、お出かけです。
デンプシーの麓にあるフレンチ「アトゥ」
■ 緑に囲まれたフランス料理レストラン
シンガポールでモンドールを食べられるレストランは何軒かありますが、今回やってきたのは、デンプシーヒルの麓にある「アトゥ(Atout)」。
ホランド・ロードを通るたびに見える、この白い館。
何の建物か知らないという人も多いかもしれませんが、実はフランス料理のレストラン。
入口があるのは、ホランド・ロードとは反対側。
すぐ前には駐車場があるので、車での来店もバッチリです。
木目調の上品なインテリアでまとめられた広々としたスペース。3方向に設置された大きなガラス窓から飛び込んでくる明るい光と木々の緑。
まるで森の中にいるような、とても気持ちのよい空間です。
冬のご馳走「モンドール・フォンデュ」
■ 季節を感じる旬の食材
フレンチの定番はもちろん、旬の食材を使った季節のメニューも豊富な「アトゥ」。
お目当てのモンドール以外にも、いくつか料理をオーダー。
柔らかく熟したイチジクをふんだんに使った「イチジクのサラダ」。
味も見た目も◎。
ガーリックバターの香りがたまらない「エスカルゴ」もマスト。
ほんのり効いた塩気と、しっとりとした口当たりが特徴のパルマの生ハム「プロシュート」。パンやワインとの相性抜群。
その他には、「アーティチョークの香草焼き」や、美しく盛り付けされた「シーフードのアーリオ・オーリオ」。
モンドールが来る前に食べ過ぎちゃいけないと思ってても、ついつい手が伸びてしまいます…。
■ 秋〜冬限定!とろ〜りモンドール・チーズ
ようやく登場した本日の主役、「モンドール」。
フランスとスイスの国境にまたがるジュラ山脈一帯で、秋から冬の限られた期間に生産されるウオッシュタイプのチーズです。
丸い木箱に入ったまま、オーブンで焼かれたモンドール。
黄金の山(Mont d’Or)と名にふさわしく、こんがりとついた黄金色の焼き目の下から現れたのは、トロトロに溶けたチーズ。
チーズフォンデュのように、たっぷりとバゲットにつけてパクリ。
まろやかでクリーミー!まさに至福の味。
モンドールには、バゲットとサラダがついてきます。
また中に入れる具材を、ベーコン&オニオン、もしくはマッシュルーム・ソテーの2種類から選択可。
■ ファイヤー!カルヴァドス・スフレ
ディナーの最後は、アトゥの名物デザートでもある「カルヴァドス・スフレ」。
シェフの方が、最後のフランベを目の前でしてくれるパフォーマンス付き!
炎をともに、立ち上るカルヴァドスの芳醇な香り。ふわふわスフレの中には、小さくカットされたリンゴのコンポートが隠れています。
3コース$48のセットランチ
■ 土曜日も注文できる!お得なセットランチ
ちなみにお昼の時間帯には、3コース$48の「セットランチ」もあり。
人気のブッラータチーズを使ったサラダや、スープやテリーヌといったラインナップから選べる前菜。
メインは、フレンチの定番ダック・コンフィや、パスタやリゾットといったメニューから1品。
最後に、季節に応じて異なるデザート。
セットランチは、土曜日(日曜日は定休日)もやっているのも、ポイント高し!おすすめです。
2階のリテールショップも要チェック
■ ワイン・バター・チーズなどの食材が揃う
食後に寄りたいのが、2階にあるリテールショップ。
フランスのワインやバター、チーズなどはもちろん、各国の厳選された食材が取り揃えられています。
生産期間が8月15日〜翌年3月15日と決められているため、冬が終わると市場に出回る数も限られてくるモンドール。
年末年始のお祝いやパーティーにもぴったりの季節限定の味覚。是非、お見逃しなく!
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