シンガポールで人気急上昇「バシャコーヒー」キラキラ土産とブランチ
今まで、シンガポール発祥の高級ブランドといえば、真っ先に思いつくのが「TWG」。
しかし今、急激に存在感を高めているのが「バシャコーヒー」。
2023年6月には、「マリーナベイサンズ」に新店舗もオープンし、ますます勢いを増す高級コーヒー専門店です。
お土産探しから、観光合間のコーヒーブレイクまで、シンガポールで来たらハズせない新スポット「バシャコーヒー」の魅力をご紹介します。
シンガポールで大人気「バシャコーヒー」
■ TWGの姉妹ブランドとなるコーヒー専門店
実は、TWGと同じ親会社である「V3 Gourmet」というシンガポール企業が運営する「バシャコーヒー」。
高級紅茶ブランドとして成功したTWGに対して、高級コーヒー専門店として誕生した姉妹ブランド。
ブランド戦略から商品のライナップ、店内のつくりなど、TWGとバシャコーヒーで類似点が多いのはこのためです。
■ モロッコの宮殿から始まるコーヒー物語
「バシャコーヒー」の名前の由来となったのは、1910年に建設されたモロッコの「ダール・エル・バシャ宮殿」。
ここは20世紀初頭、チャーチル英首相やルーズベルト米大統領といった著名人たちが集まり、コーヒー談義を交わした伝説の場所。
第二次世界大戦後、宮殿は閉鎖され、朽ち果てかけていましたが、2017年に博物館として蘇りました。
バシャコーヒーは、コーヒーゆかりの地である旧宮殿の一角(現博物館の中庭)に、コーヒールームをオープン。ブランドストーリーの中核として位置づけています。
メモ
ブランドロゴに記載されて「1910年」というのは、バシャコーヒーの創業年「2019年」ではなく、ダール・エル・バシャ宮殿が建設された年。2008年創業のTWGが、シンガポールで茶葉貿易が開始された「1837年」を使用しているのと同様、創業年ではない「シンボル・イヤー」をアピールするのは、V3 Gourmet社お決まりのマーケティング手法です。
「バシャコーヒー」の店舗と種類
■ ブティック(物販)とコーヒールーム(カフェ)
現在、シンガポール国内で9店舗を展開するバシャコーヒー。
そのうち、店内で飲食ができる「コーヒールーム(カフェ)」を併設した店舗は、マリーナベイサンズとアイオン(Ion)の2店舗のみ。
ブティック&コーヒールーム | マリーナベイサンズのB2階 | 地図 |
---|---|---|
アイオン(Ion)・オーチャードの1階 | 地図 | |
ブティック&コーヒーバー | オーチャード高島屋のB1階 | 地図 |
ブティック | オーチャード高島屋のB2階 | |
リパブリック・プラザ1階 | 地図 | |
チャンギ空港ターミナル1(制限エリア内) | 地図 | |
チャンギ空港ターミナル3・アーチ(制限エリア内#02-10A) | 地図 | |
チャンギ空港ターミナル3(制限エリア内#02-52) | 地図 | |
チャンギ空港ターミナル4(制限エリア内#02-31) | 地図 |
チャンギ空港には、ターミナル2以外のターミナルに4店舗あり。こちらはすべて物販だけのブティック店となっています。
出国手続き後の制限エリア内にあるので、帰国直前のお土産購入にぴったりです。
高島屋B1階の店舗は、小さなカウンター席が設置された「コーヒーバー」。
他店舗より行列が少なく、コーヒーとペストリー類(クロワッサンやケーキ)を味わうことが可能。
しかし、バシャコーヒーの世界観を堪能するという意味では、やはり「コーヒールーム」がベストです。
■ キラキラ豪華!マリーナベイサンズの新店舗
ショッピングもカフェも楽しみたいなら、「マリーナベイサンズ」の地下2階にある「バシャコーヒー」がおすすめ。
マリーナベイサンズ店は、今年の6月にリニューアルオープンしたばかり。
より広くなった店内には、待望のコーヒールームが誕生しました。
ブランドの起源となったモロッコの店舗をモデルにしたというカフェスペース。
市松模様のタイル床に、白とゴールドの格子壁など、ゴージャスで異国情緒溢れる雰囲気にうっとり。
先日ブランチに向かったのは、平日の11時頃。このときは、運良く、並ばずに席に座ることができました。
「バシャコーヒー」のメニュー
■ 世界35カ国・200種類以上のコーヒー
メニューとして渡されたのは、3冊の分厚い本。
- コーヒーリスト
- 食事メニュー
- ブランドやコーヒーについての本『マーベラス・モロカン・モカ』
コーヒーリストには、シングルオリジン、ブレンドコーヒー、フレーバーコーヒー、デカフェなど、生産国35カ国から200種類以上のコーヒーがラインナップ。
産地から選ぶのもよし、フレーバーから選ぶのもよし、コーヒーの名前から直感で選ぶのも良し。
もちろん店員さんにおすすめを聞くのもアリです。
■ 予約不要!終日実施の「アフタヌーンコーヒー」
10時から22時(金・土・祝前日は23時)まで営業しているマリーナベイサンズ店。
コーヒーに合うデザートやペストリーはもちろん、卵料理やサンドイッチから、魚や肉料理まで、どんな時間帯や気分にもぴったりの食事メニューが揃っています。
なかでもイチオシなのが、コーヒーとフレンチトースト、さらにデザートがセットになった「アフタヌーンコーヒー」。
Jardin | $44 |
|
---|---|---|
Moka | $46 |
|
Palais |
$48 |
|
TWGの「アフタヌーンティー」が、14時から18時までの時間限定であるのに対して、バシャコーヒーの「アフタヌーンコーヒー」は終日オーダー可能!
デザートが、クロワッサンかパウンドケーキ、もしくはケーキの中から選択できるのも嬉しいポイントです。
香り高いコーヒーで優雅なひととき
■ 芳醇なアラビカコーヒーを味わう
バシャコーヒーの主役ともいうべきコーヒーは、ピカピカに磨かれたゴールドのコーヒーポットで登場。
カップに注ぐと、周囲に立ち込める芳醇な香り。
コーヒーには、シャンティクリームと、バニラビーンズがついているので、お好みでどうぞ。
■ 目も舌も大満足!本格的な料理
つづいて運ばれてきた料理とデザートで、テーブルが一気に華やかになりました。
手前に見えるのは、アラカルトの「フレンチ・オムレツ」。特製のロメスコソースをたっぷりかけていただきます。
アフタヌーンコーヒーのセットである「フレンチトースト」は、スモークサーモンをチョイス。クセのないコンテチーズとの相性が抜群です。
■ 大人気のクロワッサン&ケーキ
クロワッサン(2個)かパウンドケーキ(2切れ)、ケーキ(1個)の中から、デザートを選択できる「アフタヌーンコーヒー」。
べーカリーコーナーのガラスケースには、見目麗しいケーキに、色とりどりのクロワッサンが並んでいて、ますます悩みます。
こちらは友人が別注文したプレーンのバタークロワッサンに、コーヒーチョコレート味のクロワッサン。
結局、2人して選んだのは「ストロベリータルト」。
ツヤツヤと光り輝いた真っ赤なイチゴには、勝てません!
キラキラ豪華な店内で、バシャコーヒーの世界を堪能した優雅なひととき。
特に、「アフタヌーンコーヒー」は、コーヒーにメイン料理、デザートまで付いて、セットで$44〜と、物価高のシンガポールではお値打ちな料金設定。
予約不要で、終日実施しているスポットとしても、貴重です。
お土産の新定番「バシャコーヒー」
■ シンガポール土産として人気急上昇
もちろん食後は、隣のブティックでお買い物。
壁や棚には、コーヒー豆・コーヒー粉・ドリップコーヒー、カップ&ソーサーやグルメ商品まで、幅広いアイテムがディスプレイされています。
気になるお値段(値段はコーヒーによって異なる)は、以下のとおり。
- ドリップコーヒー・ギフトボックス(12袋入)→$25〜
- 缶入りコーヒー豆(250g)→$40〜
- 缶入りコーヒー粉(250g)→$40〜
どれもオレンジの色のブランドカラーをベースに、ゴールドや黒を使った高級感溢れるパッケージ。
大切な人へのお土産に最適です。
■ 「バシャコーヒー」のおすすめ銘柄5選
200種類を超える「バシャコーヒー」のラインアップから、おすすめコーヒー5選をご紹介。
1 |
1910コーヒーロゴに刻印されているシンボル・ナンバー「1910」を冠するシグニチャー・コーヒー。摘みたての野イチゴのようなフルーティーな味わいが特徴。 |
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2 |
マウントケニア・コーヒーケニア南部キアンブ地方の高地で栽培されたシングル・オリジンコーヒー。ほのかなミルクチョコレートのような香りが楽しめます。 |
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3 |
セヴィルオレンジ・コーヒー柑橘類の優しい酸味とチョコレートの甘い香りが調和した、午後のひとときにぴったりのブレンドコーヒー。 |
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4 |
ドリップバッグの詰め合わせフレーバーコーヒー4種、シングルオリジン・コーヒー8種、デカフェコーヒー1種のドリップバッグ25袋が入ったギフトボックス。 |
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5 |
バラカ・デカフェコーヒー二酸化炭素抽出法を使ったデカフェコーヒー。ダークチョコレートの香りに、スウィートオレンジの酸味がアクセント。 |
お土産選びに、コーヒーブレイクにと、シンガポールで人気急上昇の高級コーヒーブランド「バシャコーヒー」。
非日常感溢れる別世界で、めくるめく魅惑のひとときを是非お楽しみください!
Bacha Coffee
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