ホテル宿泊記③「ラッフルズ・シンガポール」館内ヒストリーツアー

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1987年に、シンガポールのナショナル・モニュメントに選定されたラッフルズホテル

シンガポールのナショナル・モニュメントに選ばれた「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」

宿泊客に向けて開催しているヒストリーツアーでは、歴史の語り部である専属ヒストリアン(歴史学芸員)から、130年を誇るラッフルズの歴史や逸話に触れることができます。

 

GRAND LOBBY

ホテルの玄関口「グランドロビー」


■ 圧巻!吹き抜けの大空間

ヒストリーツアーは、ホテル本館1Fの「グランドロビー」から始まります。

ラッフルズホテル「グランド・ロビー(Grand Lobby)」白亜の空間

ビクトリア様式の飾り柱に、白亜の大理石の床、ダークティンバーの大階段。

3階まで吹き抜けになった天井からは、まばゆい輝きを放つクリスタルのシャンデリアが吊り下がっています。

シンガポール「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」大階段
大階段の奥はフロント

グランドロビーという名にふさわしい壮麗な雰囲気に、終始圧倒されます。

シンガポール「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」本館ロビーに輝くシャンデリア

ここで、毎日12:30〜17:30まで開催されている「アフタヌーンティー」。宿泊客以外でも、この美しい「グランドロビー」で優雅なティータイムを楽しむことができます。

 

■ グランドファーザー・クロック

ロビー・エントランスにある「グランドファーザー・クロック」は、ホテルで最も古い調度品の一つ。

シンガポール「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」おじいちゃんの古時計(Grandfater Clock)」

1887年の開業当時から時を刻んできたゼンマイ式の柱時計は、今でも現役。毎朝、スタッフによって巻き上げています。

 

■ アンティーク・オルゴール

パームコートに面した窓際に置かれているのが、アンティークの貴重なオルゴール

シンガポール「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」本館にあるオルゴール

ヒストリアンがハンドルを回すと、澄んだ音色がロビーラウンジに響きます。

 

TRAVELLER’S PALM

ラッフルズのシンボルツリー


ヒストリーツアーは、ロビーを出て、一旦外へ。

敷地内には、高さ数mにも育ったラッフルズホテルのシンボルツリーが生えています。

「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」のシンボルマークの由来となったタビビトノキ(Traveler's Palm)

葉の根元に蓄えられた水は旅人の喉を潤し、東西に伸びる葉の向きは旅の道しるべとなったといわれる「Traveller’s Palm」

日本では「旅人の木」と呼ばれています。

「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」ロゴ

ラッフルズホテルのロゴは、この扇状に広がる葉を形どったもの。

「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」のシンボルマークの由来となったタビビトノキ(Traveler's Palm)

スタッフの胸元を飾るピンバッチや、室内の備品、ラッフルズ・ブティックで売られているお土産など、ホテル内のいたるところで目にすることができます。

 

MAIN BUILDING

探検!ホテル本館ツアー


■ 宿泊客しか入れない!レジデンス・エリア

再びホテル本館に戻り、宿泊客しか入れない大階段の先へ。

シンガポール「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」本館の大階段

階段(エレベーターもあり)を上がっていくと、吹き抜けのシャンデリアが細部まで見えます。

シンガポール「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」シャンデリア
高さ約4m・幅約5mのシャンデリア

枝のように広がるアームの先端に、蓮をかたちどったガラスの彫刻、そして煌めく無数のクリスタル。

ため息がでるほど美しいシャンデリアは、職人の手によって作られた芸術品です。

シンガポール「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」本館

本館の最上階となる3階は、ダークティンバーの梁と白亜の柱で支えられた大空間。

シンガポール「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」本館

天窓からは、明るい光が差し込んでいます。

 

■ 年代物のアンティーク・ピアノ

各階に設けられた共用ラウンジも素敵。

シンガポール「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」本館

ソファやグランドピアノなどの家具に混じって、貴重なアンティークの調度品も配置されています。

シンガポール「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」本館にあるチークウッド・チェア

チークのチェアやデイベッドなど、間違って座ってしまわないように要注意。

シンガポール「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」本館にあるピアノ

イギリス製アップライト・ピアノも、見るからに年代物のアンティークです。

 

PRESIDENT SUITE

最上階プレジデント・スイート


■ ラッフルズの名を冠した最高級スイート

ヒストリーツアーにおけるハイライトの一つが、ラッフルズホテルの最高峰「プレジデント・スイート」の見学。

シンガポール「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」最上階にあるプレジデント・スイート

  • シンガポール近代化の立役者「スタンフォード・ラッフルズ卿」
  • ラッフルズホテルの創業者「サーキーズ兄弟」

それぞれの名前がついた2部屋のプレジデント・スイートのうち、今回は「Sir Stanford Raffles Suite」に潜入です!

 

■ 別世界!プレジデント・スイート

「プレジデント・スイート」は、なんと広さ約260㎡

天井も高く、広々としたリビングルーム。アースカラーを基調としたインテリアが、上品で洗練された雰囲気。

シンガポール「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」プレジデント・スイートのリビングルーム

ダイニングルームには、8人掛けの大テーブルが配置。絵画や花、鏡などで、華やかに飾られています。

シンガポール「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」プレジデント スイートのダイニングルーム

赤いベルベットやゴールドの家具などで彩られたゴージャスなマスター・ベッドルーム

本当はベッドの四隅に高い支柱があったのですが、部屋に搬入後、テレビを遮ってしまうことに気づいて、急遽足元側の支柱2本を短くしたそうです。

シンガポール「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」プレジデント・スイートのベッドルーム

部屋の横には、広々とした専用バルコニー付き。

シンガポール「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」プレジデント・スイートの専用テラス

バルコニーの窓からは、緑の芝生が美しいパームコートが一望できます。

シンガポール「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」芝生

プレジデント・スイートの見学は、部屋が空室の日のみ

運良く見学することができてラッキーでした!

 

HALL OF FAME

ラッフルズの殿堂「Hall of Fame」


■ 著名人の写真が飾られた回廊

ヒストリーツアーもそろそろ終盤。

シンガポール「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」パームコート・ウイング

最後に訪れたのは、パームコート・ウイングの近くにある「Hall of Fame」

通路の両側に、今までにホテルを訪れた著名人たちの写真が飾られています。

シンガポール「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」エリザベス女王ら著名人の写真が飾られた「Hall of Fame」

下記、左上に見えるのは、ラッフルズホテルの創業者であるサーキーズ兄弟の写真。

シンガポール「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」Hall of Fameに飾られたサーキーズ兄弟の写真

水色のドレスにティアラ姿で写っているのは、英女王エリザベス2世

シンガポール「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」Hall of Fameに飾られたエリザベス女王ら著名人の写真

マイケル・ジャクソンに、ジャッキー・チェンなど、名だたるセレブの姿も発見できます。

シンガポール「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」Hall of Fameに飾られたマイケル・ジャクソンら著名人の写真

ラッフルズの殿堂ともいうべき「Hall of Fame」で、ヒストリーツアーは解散・終了。

所要時間は1時間とちょっとでしたが、最高級のプレジデント・スイートの見学に、滅多に聴けないオルゴールの音色、ホテルロゴの由来など、盛りだくさん。

歴史の裏話や逸話など、興味深い話を聞くことができました。

ラッフルズの客室紹介朝食レストランや施設といった、ヒストリーツアー以外のホテルでの過ごし方は、下記の詳細記事をご覧ください。

Raffles Hotel

★★★★★

地図 1 Beach Rd, Singapore 189673

エリア シティ(シティホール駅・エスプラネード駅すぐ)

空室・料金チェック

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