【マリーナベイ地区】ザ・シンガポールな定番観光スポットの回り方

シンガポール政府が巨額の投資をして開発したウォーターフロント地区「マリーナベイ」。今やシンガポールを代表する観光・経済の中枢となりました。

マリーナベイサンズやマーライオン、金融街の摩天楼など、ほとんどの人がイメージする「ザ・シンガポール」な景色が集まるのが、このエリア。

観光スポットはもちろん、おすすめグルメからショッピングまで、マリーナベイ地区を満喫するモデルコースをご紹介します。

 


マリーナベイ周辺の地図とアクセス


■ マリーナ湾の周囲に名所が点在

エリアの中心に位置するのがマリーナベイこの湾を取り囲むように、新・旧の観光名所が点在しています。

ちょうど、シンガポールリバーが湾へ流れ込む河口地点に立つのが、「マーライオン」

そのマーライオン公園から、

  • 真正面の対岸:「マリーナベイサンズ」
  • 左手側:高級ホテルやショッピングモール群
  • 右手側:金融街の超高層オフィスビル群

といった位置関係。

 

■ マリーナ地区のMRT駅・移動方法

マリーナ周囲には、MRTの駅が6つ。各観光スポットの最寄駅は下記のとおり。

沿線 駅名 観光スポット
サークル線 エスプラネード駅 サンテック・シティ
サークル線・ダウンタウン線 プロムナード駅 シンガポールフライヤー
ベイフロント駅 マリーナベイサンズ
ダウンタウン線 ダウンタウン駅 ラオパサ、金融街
イーストウエスト線・ノースサウス線 ラッフルズプレイス駅 マーライオン
シティホール駅 ナショナルギャラリー

湾の周囲に見所が集まっているといっても、広範囲にわたるので、シンガポールの炎天下で全部歩いて回るのは、ちょっと大変。

歩くところと、MRT(地下鉄)やタクシーで移動するところを組み合わせて、観光するのがおすすめです。

移動のポイント

・同じ沿線上にある場合、MRTが便利。

・違う沿線上にある場合、近ければ徒歩。距離があればタクシー。

 

■ 「マリーナベイ地区」おすすめモデルコース

湾を取り囲むように、観光名所が点在している「マリーナベイ地区」。

ここでは、古い歴史的なスポットと、新しい最旬スポットの2つに大別。

過去から未来へとシンガポールの新・旧を巡るマリーナ散策に出発しましょう。

 


シンガポールの歴史・伝説はここから


■ シンガプーラ伝説の守り神「マーライオン」

上半身がライオン、下半身は魚の「マーライオン」は、シンガポールの守り神。

マーライオン公園に建つ「マーライオン像」

伝説によると、11世紀ごろ、大変な航海の末、シンガポールに辿りついたシュリーヴィジャヤ王国の王子が、そこで最初に遭遇した謎の獣(ライオン)にちなんで、サンスクリット語でライオン(Singa)・シティ(Pura)を意味する「シンガプーラ」と名付けたのが始まりだとか。

シンガポール観光をスタートするのに、これほどふさわしい場所はないでしょう。

シンガポールの2大ランドマーク「マーライオン」と「マリーナベイサンズ」
高さは8.6m、重さは70t

湾岸に整備されたマーライオン公園からは、マーライオンとマリーナベイサンズの2大シンボルがバッチリ拝めます。

「世界3大がっかりスポット」なんて、もう言わせません!

 

■ ラッフルズ卿上陸記念像

マーライオン公園から、シンガポールの川沿いを上流に向かって歩くこと数分。近代シンガポール建国の父と呼ばれる、トーマス・スタンフォード・ラッフルズ卿が、1819年に初めて上陸したとされる地点があります。

上陸地点に建てられたラッフルズ卿の像

金融街の超高層ビルを背景に、静かに佇む白いラッフルズ像が、現在のシンガポールの繁栄を見つめています。

 

■ 歴史を感じるコロニアル建築めぐり

ラッフルズ卿上陸記念像の周辺には、ヨーロッパの影響を感じさせる歴史的な建築物がたくさん。

白とクリーム色の外観が目を引く「アジア文明博物館」は、1867年に建てられたネオゴシック様式。

アジア文明博物館

アジア文明博物館の隣にある「ビクトリア・シアター」は、1901年に亡くなった英国ビクトリア女王を追悼するために建設された舞台芸術ホール

19世紀から20世紀初めにかけて、ヨーロッパで人気を博したパラディオ様式でデザインされた正面は、古代ギリシアやローマの神殿のような柱やファサードが印象的。

ビクトリア・シアターの前に建つ「黒いラッフルズ卿の像」

エントランス前の広場に建つラッフルズ卿の黒いブロンズ像は、ラッフルズ卿上陸地点にある白いラッフルズ像の原型。こちらがオリジナルです。

 


SF映画の世界? 近未来都市シンガポール


■ 「マリーナベイサンズ」

3つの巨大な柱の上に船をのせたような姿でマリーナ一帯を見下ろしているのが、マリーナの雄「マリーナベイサンズ」

2010年の開業以来、瞬く間にシンガポールを代表するランドマークとなりました。

シンガポールのランドマーク「マリーナベイサンズ(Marina Bay Sands)」正面

天空のインフィニティ・プール、一流ブランドが集まるショッピングモール、24時間眠らないカジノ、屋上のスカイパーク展望台など、宿泊してもしなくても楽しめるスポット。

 

■ ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ

マリーナベイサンズの裏手に広がるのが、2012年にオープンした未来型植物園ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ

「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(Gardens by the Bay)」の全景

101ヘクタール、東京ディズニーランド2つ分にあたる広大な敷地内には、2つのガラスドーム型の温室「フラワードーム」「クラウド・フォレスト」、16階建ての高さに相当する巨木を模した「スーパーツリー・グローブ」など、見所がいっぱい。

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの「クラウド・フォレスト「フラワードーム」

 

毎夜、19時45分と20時45分に実施される音楽と光のショー「ガーデン・ラプソディー」も人気。音楽に合わせて、幻想的に輝くスーパーツリーは、まさにSFの世界。無料エリアで誰でも楽しめるので、必見です!

音楽と光のショー「ガーデン・ラプソディ」

音楽と光のショー「Garden Rhapsody」

日時毎日19:45・20:45、各約15分間

場所スーパーツリーグローブ

料金無料

 

■ マリーナベイサンズのショー「スペクトラ」

ショーといえば忘れてならないのが、マリーナベイサンズの「スペクトラ」

マリーナベイサンズの光と水のショー「スペクトラ」

時間になると、マリーナベイサンズの屋外イベントプラザ前に、水のスクリーンが出現。最先端のレーザー・音響装置を利用した壮大なプロジェクトマッピングが繰り広げられます。

リバークルーズから見るマリーナベイのレーザーショー「スペクトラ」

イベントプラザから見る以外に、遊覧船リバークルーズに乗りながら水上から鑑賞するのもおすすめ。

光と水のシンフォニー「SPECTRA」

時間毎日20:00・21:00・22:00(金・土のみ)、各約15分間

場所マリーナベイサンズ、イベントプラザ

料金無料

 

■ アジア最大級の観覧車「シンガポール・フライヤー」

最高到達地点165mを誇る、アジア最大級の観覧車「シンガポール・フライヤー」

定員28人の大型カプセル型ゴンドラにのって、約30分の空中散歩。

アジア最大級の観覧車「シンガポール・フライヤー」

マリーナの摩天楼はもちろん、遠くはマレーシアやインドネシアまで、360度のパノラマビューを堪能できます。

 


シンガポール・マリーナ地区のグルメ


ラグジュアリーなレストランから、ローカルフードが楽しめるホーカーズまで、ありとあらゆるグルメが集結するマリーナベイ。

ここでは、イチオシの食事プランをご紹介します。

■ 朝・昼・夜!大活躍のホーカーズ

シンガポーリアンの食生活に欠かせないホーカー・センター。

金融街のド真ん中にあるのが、ラオパサ

優美なビクトリアン・スタイルの歴史的な建造物の中には、約60の屋台が入っています。

ラオパサの内部

夜になると、道路沿いに「サテ・ストリート」がオープン。木炭で焼かれた香ばしいサテー(焼き鳥)とタイガービールは黄金コンビです。

ラオパサの名物「サテーストリート」

 

■ 英国式「アフタヌーンティー」

イギリスの植民地だったシンガポールでは、アフタヌーンティーを提供しているホテルやカフェが多くあります。

Sundown Soireeの3段トレイのティーセット
フラトンベイ・ホテルランディング・ポイント

観光合間に休憩するなら、香り高い紅茶と3段トレイのスイーツで、優雅な英国式ティータイムはいかが?

 

■ ディナーは名物チリクラブ

ちょっと豪華なディナーには、シンガポール名物「チリクラブ」がぴったり。

「パームビーチ(Palm Beach)」チリクラブ

「パームビーチ」「ノーサインボード」は、ベイフロントにお店を構えるチリクラブの有名店。美味しいチリクラブと一緒に、マリーナの夜景やレーザーショーも楽しむことができると大人気です。

 

■ バーで乾杯!大人のカクテルタイム

夕食後もシンガポールの夜は、まだまだ終わりません。

「シンガポール・スリング」を味わうなら、発祥の地ラッフルズホテルのロングバーへ。

ラッフルズホテル「ロングバー」発祥のシンガポールスリング

シンガポールの夜景を楽しみたいなら、ランタンスパゴ「ピコタン」などのルーフトップバーがおすすめ。

 

 


ブランド品からお土産まで買い物天国 


■ ザ・ショップス@マリーナベイサンズ

地上5階・地下2階、約74,000㎡の広さを誇る「ザ・ショップス・アット・マリーナベイサンズ」

憧れのラグジュアリーブランドから、シンガポール土産の定番TWGのブティックまで、約270のショップやレストランが勢揃い。

ほとんどの店舗が夜の22時まで営業しているので、ディナー後でも買い物ができるスポットです。

ザ・ショップス・アット・マリーナベイサンズ

■ 3つの大型ショッピングモール

「サンテック・シティ」、「マリーナスクエア」、「ミレニアウォーク」といった大型ショッピングモールが立ち並ぶエスプラネード駅やプロムナード駅周辺。ショッピングや食事には事欠きません。

大型ショッピングモール「サンテックシティ(Suntec City)」「ミレニアウォーク(Millenia Walk)」

「サンテック・シティ」の地下1階には、大型スーパー「ジャイアント」が併設。レトルトや調味料といった食品系のお土産探しにもってこいです。

 


高級ホテルが集まるマリーナエリア


マリーナエリアは、高級ホテルの激戦区。

一度は泊まってみたいマリーナベイサンズや、歴史的な建造物「フラトンホテル」のほか、「リッツカールトン」「マンダリンオリエンタル」「コンラッド」パンパシフィックといった名だたる高級ホテルが集結。

マリーナ地区のホテルについては、上記の特集をチェックしてください。

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