リッツカールトン「サマーパビリオン」ミシュラン1つ星の飲茶ランチ

マリーナ湾のほとりに建つ「ザ・リッツカールトン・ミレニア・シンガポール」。

左側にはマリーナベイサンズ、右側にはマーライオンというマリーナベイ随一の眺望で、日本人旅行者にも人気の高いラグジュアリー・ホテルです。

今回は、リッツカールトン内にある中華ダイニングで、飲茶ランチをただきます。

リッツカールトンの中華「サマーパビリオン」

■ リッツカールトン「サマーパビリオン」への行き方

「リッツカールトン」が位置するのは、高級ホテルが集まるマリーナベイの北側。

MRTのダウンタウン線とサークル線が乗り入れる「プロムナード駅」から徒歩で5〜6分の距離。

吹き抜けの大空間となっているホテルのエントランスから、左手側に進んでいくと見えてくるのが、木目調の壁と黒い階段に囲まれた重厚な空間。

ここが、リッツカールトンが誇る中華・広東料理レストラン「夏苑」こと「サマーパビリオン」の入口です。

■ 7年連続ミシュラン1つ星を獲得

ミシュラン・シンガポール版が初刊された2016年以来、7年連続でミシュラン1つ星に輝いている「サマーパビリオン」。

レセプション横のガラス棚には、ミシュランの「赤い盾」が並んでいます。

『モダンな中国庭園』がコンセプト

■ 「サマーパビリオン」の店内・雰囲気

夏の庭園を意味する中国語の店名「夏苑」から、『モダンな中国庭園』をテーマにしたという店内。

落ち着いた茶系カラーをベースに、シャープでモダンなインテリア。

大きな窓からは、光が差し込み、眩しい緑が見えます。

単調になりがちな大空間で、ところどころに設けられたボックス席と柱が、適度な仕切りの役割を果たしています。

大きな円卓から、ソファー席、ボックス席など、さまざまな目的や人数に対応。上品な洗練された空間で、ゆったりと食事を楽しむことができます。

■ 華を添えるリチャード・ジノリの食器

テーブルに華を添えているのが、名門「リチャード・ジノリ」のイタリア製陶磁器。

鳥や草花などをあしらったテーブルウェアは、モダンな中国庭園のイメージにぴったりです。

■ ランチのみ！おトクな飲茶メニュー

こちらは、美しい草花の意匠に彩られたメニュー。

コース、単品料理、点心と、たくさん種類があって迷いますが、ランチはこの時間帯にしかやっていない飲茶が断然おすすめ。

高級ホテルのダイニングというと、値段が心配になりますが、ほとんどの点心は一品（3個 or 4個入り）だいたい$10前後という範囲。

ランチコースは$128〜からなので、自分の食べたい飲茶や料理を単品オーダーしていくほうが、おトクです。

高級ホテルの実力！絶品飲茶ランチ

■ 名物「ロブスター茶漬け」でスタート

まず最初に、スープ的なスターターとして注文したのが「ポーチドライスのロブスター添え」。サマーパビリオンのシグニチャー料理の一つです。

ボウルの中央に盛られたライスの上には、カナダ産ロブスターがたっぷり。

ここにスープを注いでいただく、今までに味わったことのない贅沢なお茶漬け(?)です。

■ 高級食材を使った飲茶を堪能

湯気が立ち上るせいろ・・・で運ばれてきた、できたて熱々の点心。

飲茶の定番「ハーガオ(エビ餃子)」や「シューマイ」の他、

カニの卵とスイートコーンの食感が楽しい「コーンボール(左上)」。

春巻きのように、具を湯葉で包んで揚げた「湯葉ロール(右上)」。

一口大のアワビがのった「アワビ・タルト(左下)」。

これまた、シグニチャーの一つである「ロブスター・ロール(上)」などなど。

普通の飲茶ではあまり見かけない、貴重な食材を組み合わせるアイデアは、さすが。

本格的でありながら、大胆にアレンジされた絶品点心を、心ゆくまで堪能できます。

■ 飯ものでシメ！「海鮮チャーハン」

シメに欠かせないのが、ご飯もの。

エビやイカなどのシーフードがゴロゴロと入った「海鮮チャーハン」は間違いのない味。

■ 美しく盛り付けられた「中華甜品」

サマーパビリオンのメニュー2ページ分に及ぶ中華デザート。

高級食材として有名な「ツバメの巣」や「ハスモ(＝カエルの卵管)」を使った薬膳デザートから、日本でも馴染みのある「杏仁豆腐」や「マンゴープリン」まで、豊富なラインナップが並びます。

イチゴやキュウイ、フランボワーズなどのフルーツで美しく飾られた甜品は、味だけでなく見た目も満点。

夏の庭園での飲茶ランチにふさわしいフィナーレとなりました。

ネット予約は英語のみですが、人数・日時を選ぶだけなので簡単。

週末はもちろん、平日もビジネスランチなどで、いつも賑わっているので、予約しておいたほうがベターです。