受け継がれる鉄人の味!四川麻婆豆腐「チェンズ・マーポートーフ」
日本で一世を風靡したテレビ番組『料理の鉄人』で活躍した中華の鉄人・陳建一!
その陳氏が率いる「四川飯店」は、シンガポールでもマンダリン・オーチャード内に出店。
2016年から5年連続でミシュラン・シンガポール2つ星を獲得するなど、四川料理の名店として知られています。
今回は、この四川飯店の廉価版とも言えるチェーン店「チェンズ・マーポートーフ」に行ってきました。
廉価版「チェンズ・マーポートーフ」
■ サラブレッドが継承する四川料理
コロナ禍で厳しい状況が続くF&B業界にあって、店舗を拡大しつづける「チェンズ・マーポートーフ」。
現在、ダウンタウンギャラリー、スタービスタ、NEXと、3店舗が営業中。
第一号店があるのは、タンジョンパガー駅から徒歩5分ほど。
オフィスビルが集まるタンジョンパガー地区でも、比較的新しい商業施設「ダウンタウンギャラリー」の2階。
真っ赤な壁が目印です。
入口に表示されている写真の人物は、このお店を監修している陳健太郎シェフ。
日本で『四川料理の父』と呼ばれる陳建民を祖父に、『中華の鉄人』陳健一を父に持つ、いわば四川料理界のサラブレッドです。
写真の横には、ミシュラン・ビブグルマンのマーク。
ミシュラン2つ星の四川飯店につづき、実はこの「チェンズ・マーポートーフ」もビブグルマンに選出。これは期待が膨らみます。
■ セルフサービスのカジュアル中華
席に着く前に、入口のレジで注文と支払いをします。
レシートと一緒に渡された紙に記載されているのが、自分の注文ナンバー。
料理ができたら、この番号が窓口に表示されるので、各自で取りに行くセルフサービス方式。
片側一面の窓から光が差し込む、明るい店内。
入口同様、赤色をキーカラーに使った内装は、カジュアルながらもモダンな雰囲気です。
最強コンビ!本格中華+日本の白米
■ 看板メニュー「麻婆豆腐」
このお店にやってきたからにはハズせない「麻婆豆腐」。
四川料理を代表する料理であり、「チェンズ・マーポートーフ」の看板メニューでもあります。
独特のアロマをもつ花椒(ホアジャオ)の香りと、後を引くシビれるような辛さ。
すかさず日本のホカホカご飯をかき込みます。
『うまい!』と『辛い!』を繰り返す無限ループ。四川料理の醍醐味を満喫しました。
■ お得なスーパーバリューミール
単品での麻婆豆腐は食べ切れるか心配という人や、一度に両方試してみたいという人におすすめなのが、「スーパー・バリューミール」。
麻婆豆腐のハーフサイズと担々麺のハーフサイズ、ポップアップチキンとドリンクがついて$16!
汁のあり・なしを選べる「坦々麺」は、スープ(汁あり)をチョイス。
一見、すごく辛そうに見えるスープの色ですが、麻婆豆腐に比べると辛さは控えめ。少しの酸味と、ゴマの風味がバランスよく効いています。
サクサクした衣と、ドライチリのピリっとした食感がクセになる「ポップアップチキン」も◎。
このボリュームで$16とは、脅威のコスパです。
■ ご飯がすすむ!「豚丼」
辛い料理が苦手な人も、ご安心あれ!
「チェンズ・マーポートーフ」には、辛くないメニューも充実。
豚肉に、甘辛いタレがしっかり染み込んだ「豚丼」。ご飯が進むこと間違いなしの一品。
■ ホロっとほぐれる角煮「トンポロ丼」
日本では聞き慣れない「トンポロ丼」とは、豚の角煮がドドンっとのった丼。
脂ののった角煮は、箸でほぐれるほど柔らかさ!半熟の煮卵、甘辛いタレとの相性も抜群です。
■ 具材と餡がたっぷり「海鮮固焼き麺」
ライスと組み合わせた丼メニューだけではなく、麺メニューもあり。
固焼きそばの上に、シーフードたっぷりの熱々あんかけが絡む「海鮮固焼き麺」。
エビ、白身魚、イカなどの具以外にも、白菜・チンゲンサイ・キノコなど、野菜も沢山摂れるのが嬉しい。
「四川飯店」のシグニチャーである麻婆豆腐をリーズナブルに味わえる「チェンズ・マーポートーフ」。
予約なしに、思い立ったときに気軽に行けるのもいいですね。
Chen’s Mapo Tofu
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