コスパ大賞「バミ・エクスプレス」大都会の片隅で貪るバインミー
まだ続いていたシンガポールのバインミー巡り、第4弾。
今回やってきたのは、シンガポールのCBD(中央ビジネス地区)のド真ん中、「タンジョンパガー」。
ちょうど時刻は11時半、ランチに繰り出すオフィスワーカーたちで混み合う前に、お店へと急ぎます!
タンジョンパガー・プラザ
■ オフィス街に残るローカルの牙城
タンジョンパガー駅の出口Aを上がると、目の前に広がる超高層ビル群。
近代的なオフィスやホテルの合間を通り抜けて、そこだけ時が止まったかのような低層2階建てのショッピングセンターが見えてきます。
「タンジョンパガー・プラザ」―――開発で消えゆくローカルの灯を守る最後の砦です。
古い建物には、小さなお店がたくさん。
食堂あり、雑貨屋あり、スーパーありと何でもありな1階と、ヘアサロンや中医診療所が集まった2階。
目指すお店の番号は2階の#02-02です。
バインミー専門店「バミ・エクスプレス」
■ バインミーのみの一坪ストール
ゆる〜いローカル感漂う並びに、見事に溶け込んでいる「Bami Express」。
間口一間半ほどの小さなお店には、カウンターと調理場があるだけ。
イートイン用のスペースとして、店舗前の通路に設置された簡易テーブルは4〜5セットほど。
ランチタイムの席取り合戦は、熾烈を極めそうです。
神コスパ!ドリンク付き$5.5〜
■ メニューはバインミーのみ
ショーケースにはバゲットと具がスタンバイ。
早速、カウンターで注文をします!
メニューは、数種類のバインミーのみという潔さ。
しかも、バインミー1個$4〜6、アイスコーヒー1.5。ドリンクを付けてもたったの$5.5〜という驚愕の価格設定!
大都会シンガポールの片隅で、未だこんなお店が存在していることに、嬉しい驚きを隠せません。
■ ジューシーで柔らかい「BBQチキン」
注文したのは、「BBQチキン」のバインミーに、ドリンク「アイス・ベトナムコーヒー」付セット。
店舗前の席は、エアコンなどない半屋外。いかんせん暑い…。
まずは冷たい飲み物で喉を潤してから、バインミーをガブリっ。
『これは美味い!』
だって、この断面を見てください! ジューシーそうなチキンがギッシリ。
BBQのしっかりとした下味のついた柔らかチキンに、シャキシャキと歯ごたえのある野菜。
ここにマヨネーズソースのマイルドなクリーミーさが加わって、絶妙なハーモニーを奏でます。
物言いをつけるとしたら、バゲットが理想よりは少し固めだったこと。それ以外は、味・値段ともに満点に近いバインミー。
大満足に完食しました。
■ もう一つの「サイゴン」は…。
メニューのトップを飾っていたバインミー「サイゴン」。
もう手に持ったときから、重量感が違うんですよ。
ちょっとスカスカ、パサパサとした具。どうしても先ほどの「BBQチキン」と比べると残念なカンジが否めません。
断然「BBQチキン」がおすすめ。
お値段以上で味で、ローカル店の底力を見せつけてくれた「バミ・エクスプレス」。
シンガポール市街のド真ん中、変化の激しいオフィス街では貴重な600円ランチ・スポットです。
Bami Express
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