迷路ホーカー「チャイナタウン・コンプレックス」のローカルグルメ6選
チャイナタウンのド真ん中にある「チャイナタウン・コンプレックス」は、年季の入った古い建物の2階に約230のストールが集まるホーカーセンター。
迷路のように入り組んだ内部を探検しながら、ここでしか味わえないローカルグルメをお腹いっぱい味わいましょう!
チャイナタウン・コンプレックス
■ 場所・アクセス
MRTチャイナタウン駅から徒歩約5〜6分ほど。
スミス・ストリート沿い、中国寺院「佛牙寺龍華院」の背面に位置する「チャイナタウン・コンプレックス」。
1981年に完成した建物は、ディープな雰囲気漂うローカルの牙城。
1階がマーケット、2階がホーカーセンターとなっています。
■ 2階フロアマップ!色で分かれた4区画
約230のストールが集まる「チャイナタウン・コンプレックス」は、シンガポールで最大規模のホーカーセンターの一つ。
フードセンターとなっている2階フロアは、構造的に4区画に分断されており、中央部分と連絡通路で行き来するようになっています。
赤・青・緑・黄のカラーで区分けされた4つのエリアは、それぞれに割り当てられた屋台のストール番号は以下のとおり。
- 黄エリア:#02-001〜#02-045
- 緑エリア:#02-046〜#02-088
- 赤エリア:#02-089〜#02-173
- 青エリア:#02-174〜#02-226
迷宮のように入り組んでいる内部で、自分がどこにいるのかわからなくなったときは、周囲のテーブルの色を確認しましょう。
- 黄エリア:黄のテーブル
- 緑エリア:緑のテーブル
- 赤エリア:赤のデーブル
- 青エリア:青のデーブル
テーブルの色は、エリアの色と同じなので、今どの区画にいるか知る手がかりになります。
❶ ホーカー・チャン(#02-126)
■ 元祖!世界一安いミシュラン・ホーカー飯
ミシュラン・シンガポールが初刊行した2016年に、ミシュラン一つ星に輝き、『世界一安いミシュラン飯』として、センセーションを巻き起こした「ホーカー・チャン」。
2021年に、ミシュランの星を喪失してしまいましたが、出発点となったチャイナタウン・コンプレックスにあるオリジナルの屋台は今も健在。
香港風を謳うホーカー・チャンのチキンライスは、シンガポールで一般的な海南風チキンライスとは全くの別物。ローストされた皮の甘みと、しっとりした肉厚のチキン、ダークソースをかけたソース飯が特長です。
個人的には、「チキンライス」より「チキンヌードル」のほうがおすすめです。
❷ 中国拉面小籠包(#02-135)
■ 行列のできる小籠包の有名店
チャイナタウン・コンプレックスのなかで一二を争う行列の長さを誇るのが、「中国拉面小籠包」。
並んでいる人たちがお目当ては、名物の小籠包。10個が1セットで、5個入のせいろ2つでやってくるのがデフォルトです。
つるつるプリプリの皮の中から、ジュワッと溢れだすスープ。10個でも、余裕で完食!
小籠包の他にも、焼き餃子、水餃子、紅油水餃などの各種餃子、そして牛肉麺や坦々麺といったヌードルもあります。
個人的には、「ジャージャー麺」がイチオシです。
Zhong Guo La Mian Xiao Long Bao
❸ 上海生煎小籠包(#02-104)
■ 上海式の薄い皮が特長の小籠包。
チャイナタウン・コンプレックスで小籠包といえば、前述の「中国拉面小籠包」が有名ですが、行列の長さでは「上海生煎小籠包」も負けてはいません。
注文すると、呼び出しベルを渡されるので、待つこと20分ほど。
6個で$4.8の小籠包。
上海式の薄い皮のなかに詰まっている、たぷたぷのスープ。皮が破れないように、細心の注意が払いながら、パクっといきましょう。
Shanghai Fried Xiao Long Bao
❹ 富城食品(#02-004)
■ その場で手作り!ポピアやクエパティ
紫の看板がトレードマークの「富城食品」は、チャイナタウン・コンプレックスほか、ピープルズ・パークFC、アルバートセンターFCなど、シンガポール内の7ヶ所のホーカーに出店。
お店で扱っているのは、ポピアやクエパティといったニョニャ料理。注文後に、その場で作ってくれます。
小麦粉の薄皮で、切り干し大根、もやし、きゅうり、卵などの具を巻いた「ポピア」は、日本人の口に合うシンガポール名物の一つ。
野菜たっぷりで、サラダ代わりのサイドディッシュとしても、おすすめです。
Fortune Food(富城食品)
❺ 五十年代(#02-048)
■ 朝食の定番!超薄のカヤトースト
朝から長い行列ができている「五十年代」は、シンガポールの朝食に欠かせないカヤトーストとコーヒーのストール。
極薄のトーストには、縞々の焦げ目がくっきり。中には、パンよりも分厚いバターがサンド。
いくらでも食べられそうな、サクサクした軽い食感が特長のカヤトーストです。
五十年代という屋号入りのコーヒーカップも、味があって良い感じ。
❻ オールド・アモイ・チェンドル(#02-008)
■ 秘伝レシピによる本格的チェンドル
1950年代、アモイ・ストリート沿いでリヤカーの移動販売からスタートした「オールド・アモイ・チェンドル」。
手作りのパンダンゼリーに、低温圧搾したココナッツミルク、たっぷりの小豆。
3世代にわたって受け継がれてきた秘伝レシピをもとに、こだわりが詰まった1杯のチェンドルが楽しめます。
現在、チャイナタウン・コンプレックス以外にも、ゴールデンマイル・フードセンター、テッカセンターなどにも店舗あり。
Old Amoy Chendol
活気溢れるローカルグルメの宝庫「チャイナタウン・コンプレックス」。
ディープな雰囲気に躊躇する人もいるしれませんが、勇気を持って一歩足を踏み入れれば、そこは食のワンダーランド。
迷路のように入り組んだフロアを探検しながら、グルメの宝探しを楽しんでください。
Chinatown Complex Food Centre
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