クラブストリートで盛り上がる金曜日の夜「ル・ボン・ファンク」
TGIF!待ちに待った金曜日。
シンガポールで、夜に盛り上がるエリアと言えば、クラークキーかクラブストリート。
クラークキーが若干ツーリスト的スポットであるのに対して、より在住者たちで賑わうのがクラブストリート。
とある金曜日の夜、人出もテンションもMAXのクラブストリートに繰り出してまいりました。
予約の取れない店「Le Bon Funk」
■ 人気レストランが集まるクラブストリート
クラブストリートが位置するのは、Telok AyerやTanjong Pagarといったシンガポールのオフィス街にもほど近いチャイナタウンの東側。
ちなみに、『夜な夜な盛り上がるクラブストリート』と聞くと、もしかしたら『DJが音楽を流すクラブ』を連想した人もいるかもしれませんが、そっちのクラブではありません。
クラブとは、いわゆる会員制クラブのこと。19世紀後半〜20世紀初頭、この一画には華僑・華人のための社交クラブが数多く集まっていたことから、クラブストリートと呼ばれるようになったそう。
今では、古いショップハウスを改装したレストランやバーが建ち並び、近くのビジネスパーソンたちで賑わっています。
今回訪れたのは、友人イチオシのお店「Le Bon Funk(ル・ボン・ファンク)」。
なかなか予約を取れない人気店らしく、特に金曜日の夜に席が取れたのは、いかにラッキーなことかを力説していただきました。
予約してくれた友人に感謝。
こじんまりとしたスペース。
入口付近には、バーカウンターを中心とするハイテーブル席。奥はダイニングエリアとなっています。
おしゃれでありながら、堅苦しさのない空気感が絶妙の店内。
あとで調べたら、Tanjong Beach ClubやOverEasyなど、シンガポールの人気店を何軒も手掛けている「The Lo & Behold Group」の経営のようです。
クリエイティブな創作料理とワイン
■ 華金の夜にワインで乾杯
まずは、金曜日の夜に乾杯!
オーダーは、友人におまかせ。
最初に出てきたのは、シャキシャキの「ピクルス」。
■ 異彩シェフが生み出す料理のマジック
お次は、キク科の洋野菜「エンダイブ」に「巨峰」を組み合わせた異色のサラダ。
白い花のようにトッピングされているのは、フリル状のチーズ「テット・ド・モワンヌ」。
少し苦味のあるエンダイブに、爽やかな巨峰の甘味、ふわりとした軽やかなチーズのマリアージュが素晴らしい一皿!
「Le Bon Funk」で絶対頼むべきメニューの一つ、「フォアグラ・トースト」。
粉雪のように降り積もったフォアグラが、口の中でスーッと溶けていく新食感。
自家燻製したハム・サラミの盛り合わせ「シャルキュトリー」。
続いてやってきたのも、見慣れぬ一品。
びっしりと敷き詰められたワケギ(分葱)の下に隠れているのは、クリーミーな「フレンチオニオンのディップ」。
中央のキャビアと一緒に、チップスですくって、パクリといく趣向。
手が止まらなくなる美味しさです。
そして、メインディッシュとして運ばれてきたのが、「ヘリテージ・チキン」。
鶏1羽を丸焼きにしたローストチキンは、外はパリっと、中は柔らか。
付け合わせのポテトも、ホクホク。
■ デザート3種類を食べ比べ
フィナーレのデザートは、メニューにあった3種類全てオーダーして、食べ比べしてみることに。
左上の「キャロットケーキ」に、右上の「ダークチョコレート・タルト」。問題は、土にしか見えない最後の一皿。
再度メニューを確認したところ、この茶色の物体はソバだそうな。
こちらを下のセロリクリームと一緒に混ぜていただくと、あら不思議!まろやかなクリームのまろやかさに、ザクザクとしたソバが合うこと。
最後の最後まで、固定概念を覆す料理のマジックで驚かせてくれたディナーでした。
Le Bon Funk
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