売り切れ御免!ロールケーキ専門店「リッチ&グッド・ケーキショップ」
アラブストリートのシンボル「サルタンモスク」。
参道の横を走るカンダハール・ストリート(Kandahar St)に、ひっそりと佇む小さなお店―――ひっきりなしに人が訪れ、昼休みには行列ができるという謎のお店に潜入します。
老舗ロールケーキ専門店「裕佳西餅店」
■ 1997年創業!アラブストリート地区の本店
次から次へと新しいレストランやショップがオープンしては消えていく、入れ替わりが激しいカンダハール・ストリート。
この通りに面する間口2メートルほどの小さなお店。
ちょっと薄汚れた看板には「裕佳西餅店」と、その上に「Rich&Good Cake Shop」という表示が。
そう、ここは、ケーキショップしかもスイスロール(ロールケーキ)を専門に扱う老舗店。
2024年現在、カンダハール本店のほか、ジェエル、マリーナベイリンク・モールやシティスクエア・モールにも支店があります。
■ スイスロールの種類&価格
店内のドアを入ると、すぐカウンターがあって、そこで注文・支払いをします。イートインのスペースはなく、持ち帰りのみという、実にシンプルなシステム。
ロールケーキのラインナップは、カヤやチョコレート、ストロベリーといった定番フレーバー6〜7種類に、マンゴーなどの季節限定フレーバーもあり。
価格は、以前は1本$9〜$10でしたが、今では$12に値上げ。スイスロールも、インフレの影響を受けている模様です。
人気スイスロールを食べ比べ
■ 昔懐かしのバタークリーム・ロール
1本ずつ、サランラップを一回り太くした感じの箱に入れられているロールケーキ。
中を開けると、パラフィン紙に包まれた細長いスイスロールが行儀よく鎮座しております。
「裕佳西餅店」のロールケーキは、スポンジ生地を「の」の字に巻いたスイスロール。
中に使われているクリームは、日本で一般的な生クリームとは異なるバタークリーム。
華やかさはないけれど、一つ一つ手作りが自慢の昔懐かしいロールケーキです。
■ カヤロール
地元シンガポールに人気だという「ドリアン」と「カヤ」の2種類。
ドリアンを試す勇気がなかったので、消去法で選んだ「カヤロール」が、予想以上に美味しくてびっくり。

甘すぎず、しっとりしたカヤクリームは、まるで和菓子の餡のような上質な食感。緑茶と一緒にいただくのが、おすすめです。
■ レッド・ベルベットロール
鮮やかなベルベットカラーが目を引く「レッド・ベルベットロール」。クリームチーズとの相性がばっちり。

■ マンゴーロール
フレッシュな生マンゴーを滑らかなバタークリームで挟んだ「マンゴーロール」。
瑞々しい果肉が弾けるたびに、爽やかな風味が広がります。

■ ストロベリーロール
バタークリームとイチゴジャムがたっぷりの「ストロベリーロール」。見た目のかわいさNo.1!

イチゴジャムの甘味とプルプル感が、味に立体感をプラス。
ちょこんとイチゴを上に乗せれば、プチケーキ風になりました。
子供から大人まで万人ウケする常備おやつ。ちょっとした集まりのお土産にも重宝しそうですね。
人気のフレーバーは、売り切れてしまうことも多いので、早めの時間にいくのが吉。
Rich & Good Cake Shop(裕佳西餅店)
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