オンボロ町工場がコーヒーの聖地に!「チェセンホァ・ハードウェア」
「チェセンホァ・ハードウェア(Chye Seng Huat Hardware)」、略して「CSHH」。
シンガポールのカフェ特集で、必ず名前があがる人気店の一つ。
今回は、独自路線でシンガポールのサードウェーブを牽引するコーヒーショップの秘密に迫ります!
町工場がインダストリアル・カフェに変身
■ 新旧が入り混じるジャランべサール周辺
お店があるのはジャラン・ベサール・スタジアムのすぐ近く。
最寄りのMRTダウンタウン線(青色)のベンデマー(Bendemeer)駅から徒歩4〜5分。
もしくはファーラーパーク(Farrer Park)駅やラベンダー(Lavendar)駅からも徒歩10分前後です。
日本でも有名になった「ティラミスヒーロー」の本店があることでも知られるTyrwhitt Rdに面しています。
■ オンボロ町工場がイケてるカフェに大変身
この周辺は、昔から金物屋や工具店が集まるエリアだったようで、この年季の入った建物も、もともとはその一つ。
「Hardware」という屋号が掲げられたゴツい風貌からは、ここがコーヒーショップだとは思わないでしょう。
一歩入ると、無骨な工場の雰囲気を残したまま、クールなインダストリアル風に改装された内部。
店内の中央には配置されたO字のオープンキッチン。カウンターに座ると、バリスタの店員さんがコーヒーを一入れてくれる姿を間近で見ることができます。
カウンター以外、壁際に2−4人用のテーブル席がある他、外の中庭にもテラス席があり。
コーヒー専門業者のこだわり抜いた一杯
■ コーヒーロースター併設のカフェ
チェセンホァ・ハードウェアは、シンガポールで古くから豆の販売・焙煎を扱ってきたコーヒー専門業者「パパ・パレータ(Papa Palheta)」がオープンした旗艦店。
敷地内には、ロースターが併設。
それぞれのコーヒー豆に合ったベストな焙煎と抽出方法によるコーヒーを提供するというのが、パパ・パレータのこだわりです。
■ コーヒー党を魅了する、こだわりの一杯
まずはハンドドリップで、「チェセンホァ・ハードウェア」自慢のコーヒーを腕試し。
3種類の中からチョイスしたのは、エチオピアのスケクト農園で生産されたコーヒー豆「SUKE QUTO」。
デカンタのような瓶と、陶器のコップのセットでサーブされるハンドブリュー。
爽やかな酸味と、フレッシュな香りが凝縮したコーヒー。
その他、「カプチーノ」、「ラテ」はもちろん、「エスプレッソ」、「モカ」、「コールドブリュー」まで、コーヒー党を満足させる充実のラインナップ。
個人的なおすすめは、ビールのような「ニトロコーヒー」。窒素ガスを注入したクリーミーな味わいがお気に入りです。
定期的に変わるフードメニュー
コーヒーのみならず、フードにも力を入れているチェセンホァ・ハードウェア。
定期的に更新されるレギュラーメニューや、季節やイベントに合わせた期間限定メニューもあって、飽きることはありません。
■ コーヒーと一緒に!朝食・デザート
朝9時に開店するチェセンホァ・ハードウェア。
カフェラテとクロワッサンの朝食で、1日をスタート。
パンダンやグラマラッカといったローカルフレーバーを生かした「パンケーキ」も人気。
フルーツを美しくトッピングした「フローズンチーズケーキ」や「フレンチトースト」は、コーヒーブレイクのお供にぴったり。
■ つまみ系からガッツリ系フードまで
ピリ辛万能調味料シラチャーソースがかかったホットドッグに、山盛りのポテト。
定番メニューであるパスタやハンバーガー。
ボリュームのあるガッツリ系も、軽くつまめるスナック系もあるので、朝から夜まで利用できるカフェです。
コーヒーへの情熱とこだわりに溢れる「チェセンホァ・ハードウェア」。
シンガポールで美味しいコーヒーが飲みたいときや、ぜひ行ってみてください。
週末はかなり混むので、落ち着いた雰囲気を楽しむには平日がおすすめです。
Chye Seng Huat Hardware(再成發五金)
広告