シンガポールの近未来植物園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」徹底解剖
2012年、マリーナベイサンズの裏手にオープンした植物園ガーデンズ・バイ・ベイ。
植物園と言っても、そんじょそこらの植物園じゃありません!
人々の度肝を抜く魅せ方に長けたシンガポール。
作り上げたのは、巨大なガラスドームに、鉄骨のスーパーツリーがそそり立つ、規格外の未来型テーマパークです。
今回は、このガーデンズ・バイ・ザ・ベイを徹底解剖。
広大な園内を120%遊び尽くすための、見どころ・秘訣を大公開します!
アクセス:場所・最寄り駅・行き方
■ MRTベイフロント駅直通の地下通路
マリーナベイサンズの奥(裏側)に位置するガーデンズ・バイ・ザ・ベイ。
昨年、MRTトムソン・イースト線が延伸し、「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ駅」が誕生したのですが、新駅があるは園内のかなり奥。
メイン・アトラクションに行く場合は、今までどおり「ベイフロント(BayFront)駅」を利用するほうが近いです。
改札を出ると、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイへとつづく直通地下通路があるので、頭上の案内板の矢印に従って、進んでいきましょう。
地下通路の突き当たりを上がると、もうそこはガーデンズ・バイ・ザ・ベイ。
園内の大半は無料ゾーンなので、敷地内に入るための特別なゲート等はありません。
基本情報:チケット・地図
■ 営業時間・定休日
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイは、午前5時〜深夜2時まで開放されています。
各施設の営業時間は、通常9時〜21時まで。フローラル・ファンタジーのみ10時〜19時(土日・祝日は20時まで)。
たまにイベントやメンテナンスのために、営業時間の変更や閉館があったりするので、行く前に公式ホームページで確認しましょう。
■ 入場チケットの料金と予約・購入方法
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの園内は無料で入れますが、温室ドームや展望台など一部の施設は有料。
入場券は、公式サイトでオンライン購入が可能。
大人 | 子供 | |
---|---|---|
フラワードーム +クラウドフォレスト |
$32 | $18 |
フローラル・ファンタジー | $20 | $12 |
OCBCスカイウェイ | $14 | $10 |
スーパーツリー展望台 | $14 | $10 |
楽天会員だったら、楽天ポイントが使える・貯まる「楽天トラベル観光体験」での予約・購入が便利です。
予約完了後、メールで送られてくるeチケットのQRコード(印刷不要・スマホ画面でオッケー)を、施設入口で見せるだけ。
万が一、当日行けなくなっても60日間有効で安心。
■ 園内マップで行き先を決めよう!
約10万平方メートル、東京ドーム約21.6個分もの広さを誇るガーデンズ・バイ・ザ・ベイ。
シンガポールの暑い日中に、あてもなく園内を動き回るのは、体力がいくらあっても足りません。
だいたい行きたいスポットの目星を決めてから、移動するのが鉄則。
園内にある案内標識やマップで、進行方向を確認しましょう。
必見!温室ドームと3つの有料展示
■ 常春のガーデン「フラワードーム」
園内の北端、2つある巨大ドームの一つが、「フラワードーム」。
室温23〜25℃に保たれた常春の世界には、5大陸から150種3万株以上の植物が集結。
春、中秋節、クリスマス、旧正月と、季節に応じたテーマでの展示を実施しているのも、楽しみの一つです。
フラワードーム内にあるレストラン・カフェ「ホルトゥス」では、フラワードームの入場特典が付いたアフタヌーンティーを実施中。
花も団子も一緒に満喫できる、マル秘裏技。要予約です。
■ 雲の中を空中散歩「クラウド・フォレスト」
フラワードームの隣に位置する「クラウド・フォレスト」。
入口をくぐって、目に飛び込んでくるのは、ドームの天井にまでそびえる約35mの「雲霧林」。
頂上から地上へと降りる観覧ルートは、霧に包まれた空中回廊。
幻想的な雲の中を歩けば、天空の城ラピュタのような世界を体感できます。
蘭・ウツボカズラ、シダなどの高地植物に覆われた密林の山頂から、流れ落ちる滝。マイナスイオンも迫力も満点です!
■ インスタ映え「フローラル・ファンタジー」
2019年、駅直通の地下通路を上がってすぐのところにオープンしたばかりの「フローラル・ファンタジー」。
ここでは、生花だけでなく、アーティフィシャル・フラワー、プリザーブドフラワーなども活用した空間ディスプレイを展開。
華麗なる花々が競演するワンダーランドは、インスタ映え間違いなし!
前述した「フラワードーム」と「クラウド・フォレスト」の温室ドームとは離れた場所にあるので、間違えないように。
巨大樹の森!スーパーツリー・グローブ
■ シンボル!スーパーツリー・グローブ
園内の中心部に位置する「スーパーツリー・グローブ」は、高さ25m〜50mのスーパーツリー18本が立ち並ぶ巨大樹の森。
約200種以上の植物に覆われた鉄骨のツリーは、未来型植物園ガーデンズ・バイ・ザ・ベイにふさわしいシンボルツリー。
誰でも無料で入れる広場です。
■ OCBCスカイウェイ&スーパーツリー展望台
せっかくなら、スーパーツリーに架けられた全長128mの吊り橋「OCBCスカイウェイ」で、空中散歩してみませんか?
園内や市街地、そしてシンガポール海峡まで、地上22mの高さから眺める360度のパノラマビューは最高。
地上50m、18本のスーパーツリーの中で最も高いセンターツリーの頂上にある「スーパーツリー展望台」に上がることも可能です。
この2つのアトラクションは有料ですが、やる価値あり。
どちらか一つだけ選ぶとしたら、「OCBCスカイウェイ」がおすすめ。
■ 光と音楽のショー「ガーデン・ラプソディー」
「スーパーツリー・グローブ」の楽しみは、日中だけではありません。
日が沈むと、光を帯び始める巨大樹によって、たちまち幻想的な雰囲気に変貌する一帯。
さらに、午後7時45分と午後8時45分の2回、音楽と光のエンターテイメント・ショー「ガーデン・ラプソディー」を毎日開催。
音楽に合わせて、イルミネーションが煌めく、荘厳なスペクタクル。
どこか見知らぬ惑星に迷い込んだような、異次元の世界観に、どっぷり酔いしれてください。
この「ガーデンズ・ラプソディー」は無料、予約も不要。
ショー開始の15分くらい前に、スーパーツリー・グローブ広場へ行って、場所取りをすれば、バッチリです。
Garden Rhapsody
日時毎日午後7時45分と午後8時45分の2回開催
場所スーパーツリー・グローブ広場
料金無料
無料エリアも見どころ満載
広大なガーデンズ・バイ・ザ・ベイ内には、いたるところに楽しめる仕掛けが隠されています。
無料で、見逃せないスポットをご紹介。
■ 4つの屋外庭園「ヘリテージ・ガーデン」
「フラワードーム」や「クラウド・フォレスト」へと向かう道の途中にあるのが、「ヘリテージ・ガーデン」。
シンガポール多民族・多国籍文化のルーツである中国・インド・マレー・植民地時代それぞれをテーマにした4つの屋外庭園です。
■ 緑の怪物の棲み家「ウェブ・オブ・ライフ」
「ウェブ・オブ・ライフ」は、スーパーツリー・グローブ広場の外周、東側に伸びる道沿いにあるトピアリー(刈り込み装飾)ガーデン。
樹木をオラウータンや鳥などの形に刈り込んだ、緑のモンスターたちに出会えます。
■ 「プラネット」他、200点以上のアート作品
屋外・屋内問わず、200以上のアートが点在するガーデンズ・バイ・ザ・ベイ。
中でも有名なのが、長さ9m・高さ3mの巨大な赤ちゃんが宙に浮かぶ「プラネット(惑星)」。
イギリスの現代美術アーティスト、マーク・クイン(Marc Quinn)氏の彫刻作品です。
■ 水辺で休憩「ドラゴンフライ・レイク」
歩き疲れたら、トンボたちが舞う「ドラゴンフライ・レイク」のそばで、ひと休み。
水しぶきを上げる噴水が、なんとも涼しげ。
湖の岸辺には、ボードウォークが整備されており、ウォーキング・コースとしても人気です。
自然、エンターテインメント、建築デザインなど、あらゆる要素が見事に融合したガーデンズ・バイ・ザ・ベイ。
従来の植物園の概念を覆す、未来型テーマパーク。
シンガポールに来たら、絶対訪れてほしいスポットです。
Gardens by the Bay
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