シンガポール・グルメバーガー新時代!$10でガチンコ勝負「B Burger」
【閉店】
皆さん、聞きましたか?
日本にグルメバーガー旋風を巻き起こしたNY発のバーガーチェーン「シェイクシャック(Shake Shack)」が、シンガポールに上陸するかもしれないというウワサ。
情報筋によると、2019年にオープンする予定のチャンギ空港の複合施設「Jewel」に出店するのではないかとのこと。いや、あくまでもウワサですけどね。
シェイクシャック進出の真偽はともかく、シンガポールには現時点でも、同じくNY生まれの「Burger Joint」や、バリ島の有名店「Poteto Head」、はたまたデンプシーの精肉店「Huber’s Butchery」など、グルメバーガーを提供するお店は少なくありません。
ただ、なにしろ物価の高いシンガポール。ハンバーガー1つの値段が、$15以上と、もはやファストフードの域を超えているのが現状。
そんなハンバーガー業界に挑むのが「Bバーガー(B Burger)」。
『$10で食べられるグルメバーガー』を掲げて、他業種(アパレルブランド)から参入した異色のハンバーガーショップです。
インパクト大! トロピカル・ジャングルな壁紙
サマセット駅から徒歩3〜4分。
オーチャードロード添いに建つ「マンダリン・ギャラリー」の角を曲がると、すぐのところにある映画館を併設した複合施設「キャセイ・シネレジャー」。
「B Burger」は、この1階に店舗を構えています。
まず、目に飛び込んでくるのが、グリーンの葉っぱで一面を覆われたインパクト大な壁。
お店全体に溢れるビビットな色と大胆なモチーフが、トロピカルムード満点!
4人用のテーブル席あり、グループ用の大テーブルあり、1〜2人で座れるベンチシートありと、いろんなシチュエーションで使えそうな幅広いテーブル構成。
誰でも気軽に入れそうなカジュアルさと、ポップなおしゃれさが同居する店内。食べる前から、従来のバーガーショップとの違いを見せつける「先制パンチ」に、期待も高まります。
$10グルメバーガーの真価
メニュー(下記は一部抜粋)は、5種類のクラシックバーガーと、4種類のスペシャリティバーガーに大別される。それぞれ、レギュラーサイドが1品無料でついて、クラシックが$9.9、スペシャリティが$12.9。しかも、これ内税価格。
ドリンクを追加しても、$15前後という革命的プライス。素晴らしい!
カウンターで注文&支払いをしたら、しばし席で待機。渡された呼び出し機が鳴ったら、カウンターに受け取りに行きましょう。
ケチャップやチリは、お店の中央の柱付近に置いてあるので、適宜セルフサービスで。
こちらが$9.9ポッキリのクラシックバーガーの1つ、お店の名を冠した「Bバーガー」。
お子様ランチのように、バーガーの中央には旗が!わ〜い、何だか嬉しい。
柔らかくて、小麦がフワッと香るバンズ。表面のツヤ・焼き目も、そんじょそこらのパンとは明らかに違うカンジ。
いざガブリと一口。
ちょうどいい具合に焼かれた分厚いビーフパテがお目見えします。上にのった、チェダーチーズ、玉ねぎ、レタスと一緒に奏でるハーモニー。
いや、文句なしに美味しいです!
それ以外に何と説明していいのかわからないけれど、一つ一つ丁寧に作られているのがわかる味とでもいいましょうか。これぞマス(大量生産)のハンバーガーに対する、グルメバーガーの真骨頂。
ピクルス代わりに使われている薄切りされた大根の漬物も、いい味だしています。
炭を練りこんだ黒いバンズでお目見えする「カラテバーガー」。こちらは甘辛いシラチャーソースで味付けされたフライドチキンに、爽やかさを加味する紫キャベツが絶妙なチキンバーガー。
一緒についてくるサイドは、普通のフライドポテトから、プラス$2でトリュフフライにアップグレード。それでも$11.9はやっぱり安い!
グルメバーガー=高級バーガーという風潮に、$10のグルメバーガーで一石を投じた「B Burger」。
シェイクシャック襲来を含めて、ますます熾烈になるだろうシンガポールのグルメバーガー戦争では、こういうお店に勝ち残っていってもらいたいと思います。
B Burger
閉店
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