チキンライスだけじゃない!シンガポール「マックスウェル」必食11店
「マックスウェル・フードセンター(Maxwell Food Centre)」といえば、誰もが思い浮かべるのは「天天海南鶏飯」のチキンライス。
ガイドブックにも必ず登場する、このチキンライスを目当てに、毎日多くの旅行者が詰めかけますが、マックスウェルはそれだけではありません!

約100軒のストールが集まるホーカーセンター内には、舌の肥えた地元民に愛される絶品ローカルフードが勢揃い。
$10もあれば胃袋を満たしてくれる庶民の台所で、B級グルメを食べ尽くしましょう!
マックスウェル・フードセンタ概要
■ MRT最寄り駅は「マックスウェル駅」
2022年、マックスウェル・フードセンターの真横に、MRTトムソン・イーストコースト線の「マックスウェル駅」がオープン!

このマックスウェル駅からなら、雨の日も濡れることなくフードセンターに直行可能。更にアクセスが便利になりました。
■ チャイナタウン観光ついでに
直行には、最寄り駅のマックスウェル駅が便利なのですが、せっかくならチャイナタウン観光を兼ねて寄るプランがおすすめ。

その場合、ノースイースト線(紫色)とダウンタウン線(青色)、2つの沿線が乗り入れているチャイナタウン駅を下車。
出口Aから、チャイナタウンの大通り「パゴダストリート」を直進し、T字路(サウスブリッジ・ロード)で右折。

そのまま進むと見えてくる真紅の巨大寺院「新加坡佛牙寺龍華院」の向かいに、マックスウェル・フードセンターがあります。
■ ホーカー内フロアマップ
半屋内のアーケード内に、小さな屋台が集まったホーカーセンター。

「マックスウェル・フードセンター」に軒を連ねるストールの数は、およそ100店ほど。

上図のように、3つの列に#1〜103まで番号順に並んでいる各ストール。たくさんの屋台があっても、ストール番号を頼りにすれば、迷わずに探すことができます。

ホーカー内には、手洗い場やトイレ(そこまで汚くない)も完備。
■ ホーカーの掟&利用ルール
営業時間・定休日
営業時間や定休日は、各ストールによって異なります。
席とり
座席は、基本的に空いていればどこに座ってもOKです。テーブルが決まったら、『席、キープしてます!』の合図として、ウェットティッシュやティッシュなどを置くのがシンガポール流。
食器の返却
食べ終わったら、トレイと食器を返却口に持っていくこと。怠ると、警告・罰金が課されます。返却口はハラル(イスラム法に則った店舗・食事)用と非ハラル用に分かれています。
Maxwell Food Centre
天天海南鶏飯
■ 泣く子も黙るチキンライス有名店
ストール2つ分を占めているのが、マックスウェルの本丸「天天海南鶏飯(Tian Tian Chicken Rice)」。
言わずと知れた、シンガポールの国民食「チキンライス」の超人気店。

チキンの出汁で炊き上げられた、ふっくらご飯に、しっとり柔らかなチキン。

マックスウェルに来たら、いやシンガポールに来たら、『絶対食べたいものリスト』の最上位に君臨する一品。
ミシュラン・ビブグルマンにも選ばれています。
阿仔
■ 天天の元料理人によるチキンライス
天天と浅からぬ因縁があるのが「阿仔(Ah Tai)」。
オーナーは、もともと天天で働いていた料理人。喧嘩別れをした天天の4軒隣に、自分のストールをオープンしたことから、「マックスウェルのチキンライス戦争」と話題になりました。

天天の元料理人ということだけあって、味は天天とほぼ同じ。
小サイズで阿仔$5 vs.天天$5と値段も同じ。チキンライスに野菜とスープがセットで$6というお得なセットがあるのはポイントです。

『天天のストールが閉まっていた』、『天天の行列に並んでいる時間がない』という場合に、阿仔を試してみるのもあり。
Ah Tai
場所#01-07
マリーナサウス・デリシャスフード
■ 絶品!ふわトロの牡蠣オムレツ
炒め物が食べたいなら、「マリーナサウス・デリシャスフード(Marina South Delicious Food)」へ。

チャークイティオ麺や、キャロットケーキなどの定番ローカルフードが揃うなか、イチオシなのが「牡蠣オムレツ(フライドオイスター)」。

卵と一緒に炒めた新鮮な牡蠣は、外はカリッと中はふわトロ。
添えられたチリのピリッとした辛さは、ビールのお供としても最高です。
Marina South Delicious Food
場所#01-35
炒粿條・炒蝦麺・蠣煎・菜头粿
■ 日本人に一押し!ホッケンミー
中央列の#01-53に位置する「Fried Kway Teow, Fried Prawn Mee, Fried Oyster, Carrot Cake」。

メニューには、チャークイティオやホッケンミーに、オイスターオムレツ、キャロットケーキといったシンガポール名物のローカルグルメがずらり。

卵麺と米麺、2種類の異なる麺からなるホッケンミーは、歯ごたえのある食感が特徴。
食欲をそそる香りに、魚介ベースのあっさり味と、間違いのない一皿です。
Fried Kway Teow•Fried Prawn Mee•Fried Oyster•Carrot Cake
場所#01-53
真真粥品
■ 朝食に人気の優しいお粥
太陽が昇る前、早朝5:30からオープンしているのが、「真真粥品(Zhen Zhen Porridge)」。
朝にぴったり、「お粥」の専門店。

トロトロになるほど煮込まれたお粥の優しい味。目覚めたばかりの臓腑に染み渡ります。

$4の小さいサイズでも、どんぶりくらいのボリュームがあるので、ご注意を。
Zhen Zhen Porridge
場所#01-54
ロジャ・ポピア&コックル
■ 野菜たっぷり!ヘルシーなポピア
メニューがそのまま店名となっている「ロジャ・ポピア・コックル(Rojak・Popiah&Cockle)」。
メインというよりは、サイドディッシュ的な料理を提供するストールです。

おすすめは、代表的なニョニャ料理の一つである「ポピア」。
野菜や卵などの具を、小麦粉でできた薄皮で巻いたもの。モヤシやレタスのシャキシャキ感と、卵とピーナッツの甘味がGood。

野菜たっぷりのサラダ感覚でいただける一品です。
Rojak·Popiah & Cockle
場所#01-56
金華
■ ほっこり!フィッシュ・スープ
フィッシュ・スープで有名な「金華(Jin Hua)」も、マックスウェルの行列店の一つ。

魚のフライが入った「フィッシュ・ビーフン・スープ」(No.2)を注文。
魚臭さは全くなく、マイルドでやさしいスープ。ツルツルと喉越しのよいビーフンに良く合います。

ちょっと塩気のあるフィッシュ・フライも、ホクホクで美味。
雨の日に食べたくなる一杯です。
Jin Hua
場所#01-77
Maxwell Fuzhou Oyster Cake
■ おやつにおすすめ!オイスターケーキ
ローカルの人たちの間で根強い人気を誇るのが、「洪家福州蠔餅(Maxwell Fuzhou Oyster Cake)」。
直径7cmほどの小ぶりな円形生地を揚げた「オイスターケーキ」のお店です。

カリッと香ばしく揚げられた外側をかじると、中には牡蠣、ひき肉、野菜、エビなど、しっかり下味のついた具がたっぷり。

ちょっと小腹が空いたときの、スナックや軽食におすすめ。
Maxwell Fuzhou Oyster Cake
場所#01-05
五十年代
■ 薄焼きカリカリ!カヤトースト
チャイナタウン・コンプレックスに本店(ストール)のある五十年代(The 1950’s Coffee)が、マックスウェル・フードセンターにも登場。

薄焼きのトーストは、カリカリ・サクサク!カヤジャムとバターのしっとりした食感と好対照。

ホーカーでコピをすすりながらパクつく「カヤトースト」。やっぱりシンガポールの朝は、これですね。
同心居
■ ビールのおつまみに!クリスピーな揚げ餃子
上海風料理や点心を扱う「同心居(Tong Xin Ju Special Shanghai Tim Sum)」も、お客が絶えることのない人気ストール。

麺やスープなどのメニューもありますが、一番のおすすめは「揚げ餃子」。揚げたてのクリスピーな皮の中に、ジューシーな具がたっぷり。

パクっと、おつまみ感覚で食べられる小ぶりなサイズもGood。
Tong Xin Ju Shanghai Tim Sum
場所#01-92
老伴豆花
■ デザートに豆乳プリン
「老伴豆花(Lao Ban Soya Beancurd)」は、昔ながらの「豆乳プリン」を販売するストール。

ラインナップは、オリジナルの豆乳プリン、ほのかに甘い杏仁豆腐、ハーバルゼリーで、一個$2〜。

暑いシンガポールで食傷気味なときでも、ツルんと喉越し滑らか。冷えた豆花デザートはクールダウンにぴったりです。
Lao Ban Soya Beancurd
場所#01-91
総評:マックスウェル・フードセンター
チャイナタウンに位置し、約100軒のストールを擁する「マックスウェル・フードセンター」は、安くて美味しいB級グルメの宝庫。
ぜひ観光プランに加えて、シンガポールの「食の多様性」と「庶民の活気」を体験してください!
Maxwell Food Centre
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