チキンライスだけじゃない!シンガポール「マックスウェル」必食12店
【更新】 MRTマックスウェル駅開通
シンガポールで一番有名なホーカーセンターといえば、「マックスウェル・フードセンター(Maxwell Food Centre)」。
朝から晩まで、いつも大勢の観光客と地元客で賑わっています。
ただ多くの旅行者にとって、『マックスウェル=天天海南鶏飯のチキンライス』。ガイドブックに必ず載っているチキンライスだけを食べて、満足してしまいます…。
なんて勿体ない!!
実は「マックスウェル・フードセンター」は、天天以外にも実力派ストールが目白押し。
そこで今回は、マックスウェルで食べるべき絶品ローカルフードを大特集!
$10もあれば胃袋を満たしてくれる庶民の台所で、B級グルメを食べ尽くします。
マックスウェル・フードセンターへの行き方
■ MRTマックスウェル駅がオープン
2022年11月13日、MRTトムソン・イーストコースト線の第3期区間11駅が開通。
「マックスウェル駅」が、マックスウェル・フードセンターの真横にオープンしました!
この最寄り駅からなら、雨の日も濡れることなく直結。更にアクセスが便利になりました。
■ 観光ついでに!チャイナタウン駅から徒歩
最寄り駅から直行も可能ですが、旅行プランとしては、チャイナタウン観光のついでに寄るのがおすすめ。
その場合、ノースイースト線(紫色)とダウンタウン線(青色)、2つの沿線が乗り入れているチャイナタウン駅を下車。
出口Aから、チャイナタウンの大通り「パゴダストリート」を直進し、T字路(サウスブリッジ・ロード)で右折。
そのまま進むと見えてくる真紅の巨大寺院「新加坡佛牙寺龍華院」の向かいに、マックスウェル・フードセンターがあります。
100軒もの屋台が集まるマックスウェル
半屋内のアーケード内に、小さな屋台が集まったホーカーセンター。
「マックスウェル・フードセンター」に軒を連ねるストールの数は、およそ100店ほど。
上図のように、3つの列に#1〜103まで番号順に並んでいる各ストール。たくさんの屋台があっても、ストール番号を頼りにすれば、迷わずに探すことができます。
ストール間にある通路には、たくさんのテーブルがありますが、基本的に空いていればどこに座ってもOK。
マックスウェルは、内側の列だと風通しが悪く、熱が籠りやすいので、外側の席がおすすめ。
テーブルが決まったら、シンガポール流にウェットティッシュを置いて、『席、キープしてます!』のアピールを忘れずに。
① 天天海南鶏飯(#01-10/11)
■ 泣く子も黙るチキンライス有名店
ストール2つ分を占めているのが、マックスウェルの本丸「天天海南鶏飯(Tian Tian Chicken Rice)」。
言わずと知れた、シンガポールの国民食「チキンライス」の超人気店。
チキンの出汁で炊き上げられた、ふっくらご飯に、しっとり柔らかなチキン。
マックスウェルに来たら、いやシンガポールに来たら、『絶対食べたいものリスト』の最上位に君臨する1品。
ミシュラン・ビブグルマンにも選ばれています。
② 阿仔(#01-07)
■ 天天の元料理人によるチキンライス
天天と浅からぬ因縁があるのが「阿仔(Ah Tai)」。
オーナーは、もともと天天で働いていた料理人。喧嘩別れをした天天の4軒隣に、自分のストールをオープンしたことから、「マックスウェルのチキンライス戦争」と話題になりました。
小サイズで阿仔$3 vs.天天$3.5と、阿仔のほうが若干リーズナブルな値段設定。チキンライスに、野菜とスープがついた$5のセットも有。
天天の元料理人ということだけあって、味は天天とほぼ同じ。
『天天のストールが閉まっていた』、『天天の行列に並んでいる時間がない』という場合に、阿仔を試してみるのもあり。
③ マリーナサウス・デリシャスフード(#01-35)
■ 絶品!ふわトロの牡蠣オムレツ
炒め物が食べたいなら、「マリーナサウス・デリシャスフード(Marina South Delicious Food)」へ。
チャークイティオ麺や、キャロットケーキなどの定番ローカルフードが揃うなか、イチオシなのが「牡蠣オムレツ(フライドオイスター)」。
卵と一緒に炒めた新鮮な牡蠣は、外はカリッと中はふわトロ。
添えられたチリのピリッとした辛さは、ビールのお供としても最高です。
④ 炒粿條・炒蝦麺・蠣煎・菜头粿(#01-53)
■ 日本人に一押し!ホッケンミー
中央列の#01-53に位置する「Fried Kway Teow, Fried Prawn Mee, Fried Oyster, Carrot Cake」。
メニューには、チャークイティオやホッケンミーに、オイスターオムレツ、キャロットケーキといったシンガポール名物のローカルグルメがずらり。
卵麺と米麺、2種類の異なる麺からなるホッケンミーは、歯ごたえのある食感が特徴。
食欲をそそる香りに、魚介ベースのあっさり味と、間違いのない一皿です。
⑤ 真真粥品(#01-54)
■ 朝食に人気の優しいお粥
太陽が昇る前、早朝5:30からオープンしているのが、「真真粥品(Zhen Zhen Porridge)」。
朝にぴったり、「お粥」の専門店。
トロトロになるほど煮込まれたお粥の優しい味。目覚めたばかりの臓腑に染み渡ります。
$3の一番小さいサイズでも、どんぶりくらいのボリュームがあるので、ご注意を。
⑥ ロジャ・ポピア&コックル(#01-56)
■ 野菜たっぷり!ヘルシーなポピア
メニューがそのまま店名となっている「ロジャ・ポピア・コックル(Rojak・Popiah&Cockle)」。
メインというよりは、サイドディッシュ的な料理を提供するストールです。
おすすめは、代表的なニョニャ料理の一つである「ポピア」。
野菜や卵などの具を、小麦粉でできた薄皮で巻いたもの。モヤシやレタスのシャキシャキ感と、卵とピーナッツの甘味がGood。
日本人の口にも合う味。
⑦ 金華(#01-77)
■ ほっこり!フィッシュ・スープ
フィッシュ・スープで有名な「金華(Jing Hua)」も、マックスウェルの行列店の一つ。
魚のフライが入った「フィッシュ・ビーフン・スープ」(No.2)を注文。
魚臭さは全くなく、マイルドでやさしいスープ。ツルツルと喉越しのよいビーフンに良く会います。
ちょっと塩気のあるフィッシュ・フライも、ホクホクで美味。
雨の日に食べたくなる一杯です。
⑧ Maxwell Fuzhou Oyster Cake(#01-05)
■ おやつにおすすめ!オイスターケーキ
ローカルの人たちの間で根強い人気を誇るのが、「洪家福州蠔餅(Maxwell Fuzhou Oyster Cake)」。
直径7cmほどの小ぶりな円形生地を揚げた「オイスターケーキ」のお店です。
カリッと香ばしく揚げられた外側をかじると、中には牡蠣、ひき肉、野菜、エビなど、しっかり下味のついた具がたっぷり。
ちょっと小腹が空いたときの、スナックや軽食におすすめ。
⑨ 五十年代(#01-90)
■ 薄焼きカリカリ!カヤトースト
チャイナタウン・コンプレックスに本店(ストール)のある五十年代(The 1950’s Coffee)が、マックスウェル・フードセンターにも登場。
薄焼きのトーストは、カリカリ・サクサク!カヤジャムとバターのしっとりした食感と好対照。
ホーカーでコピをすすりながらパクつく「カヤトースト」。やっぱりシンガポールの朝は、これですね。
⑩ 同心居(#01-92)
■ ビールのおつまみに!クリスピーな揚げ餃子
上海風料理や点心を扱う「同心居(Tong Xin Ju Special Shanghai Tim Sum)」も、お客が絶えることのない人気ストール。
麺やスープなどのメニューもありますが、一番のおすすめは「揚げ餃子」。揚げたてのクリスピーな皮の中に、ジューシーな具がたっぷり。
パクっと、おつまみ感覚で食べられる小ぶりなサイズもGood。
⑪ 老伴豆花(#01-91)
「老伴豆花(Lao Ban Soya Beancurd)」は、昔ながらのデザート「豆乳プリン」を販売するストール。
ラインナップは、オリジナルの豆乳プリン、ほのかに甘い杏仁豆腐、ハーバルゼリーの3つ。
暑いシンガポールで食傷気味なときでも、ツルんと喉越し滑らか、冷えた豆花でクールダウン。
⑫ Weng Pancake(#01-26)
食後のデザートにぴったりなのが、「Weng Pancake」。オレンジの看板に書かれた翁(Weng)マークが目印。
ピーナッツ、ココナッツ、小豆、緑豆の4種類の中で、イチオシは小豆。
キツネ色になるまで焼かれた外側のパリッと感と、ふわふわのスポンジ。ロールケーキのように巻かれた間には、滑らかな小豆餡がたっぷり。
ほっこりとした甘みが、懐かしさを感じさせるオヤツです。
【閉店】林記(#01-61)
■ 伝説の揚げバナナ
「リムキー(林記/Lim Kee Banana Fritters)」は、東南アジアで親しまれている揚げバナナのスナック「ゴレン・ピサン(Goreng Pisang)」のお店。
林記こだわりの厳選バナナは、揚げることで、さらに甘みがアップ。熱々のサクッとした衣と、ねっとり濃厚なバナナのコントラストが絶妙。
残念ながら、ご主人の引退に伴い、惜しまれつつ2018年に閉店。
Maxwell Food Centre
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