シンガポールで食べ歩く!ベトナム風サンドイッチ「バインミー」9選
最初のホーチミン旅行でハマって以来、シンガポールでバインミー巡りに勤しむこと早数年。
昔は、ベトナム料理といえばメインが「フォー」で、サブ的な扱いだった「バインミー」。最近では、バインミーを主軸にした店舗も増えてきており、シンガポールにおけるバインミー熱の高まりを感じます。
今回は、『バインミー好きの、バインミー好きによる、バインミー好きのための』バインミー特集。
今まで数えきれないほど食べてきたバインミーの中から、シンガポールでチェックすべき9店舗を厳選しました。
シンガポール・バインミー御三家
シンガポールでバインミーといえば、だいたい名前の上がるのが、この3店。バインミーを語る上で、避けては通れない3大バインミーです。
❶ バインミー・ティット by スターバゲット
2018年、ゲイランに彗星のごとく登場し、たちまち人気店となった「バインミー・ティット by スターバゲット」。
鮮やかなコバルトブルーの外観に、黄色い星が目印。
毎日焼き上げている自家製のバゲットは、サクッとした軽やか。
柔らかなチキンにシャキシャキの野菜。パン、具材、野菜のバランスが、1:1:1の黄金比で詰まった完成度の高い1本です。
現在、個人的ランキングNo.1のバインミー。イチオシです!
❷ コーハイ・バインミー
アラブストリート東端、ビーチロード沿いに面する「コーハイ・バインミー」。
ボリュームたっぷりの具材もポイントですが、特筆すべきはパン自体の美味しさ。
外側のパリッとクリスピーな歯触りと、内側のフワッと空気のような柔らかさが同居するバゲット。
初めて食べたときの衝撃は、今でも忘れることができません。
バインミーの種類も多く、フォーやブンチャーなどの他メニューも充実。行くたびに美味しさを再確認できる、安定感のあるお店です。
❸ バインミー・サイゴン
のどかな郊外の町アンモーキオ(Ang Mo Kio)に建ち並ぶHDB(公団)の1階にお店を構える「バインミー・サイゴン」。
まだパンデミックが完全に明けきらない2021年末にオープン。直後から様々メディアで取り上げられ、一躍有名になったお店。
10種類以上のバインミーが並ぶメニューから、注文したのは「グリルBBQポーク($8.9)」。
受け取ったときに手にズシリとくる超ヘビー級バインミー。
ボリュームたっぷりなのは良いけれど、正直これはToo Muchでは?
こぼれ落ちるほど詰め込まれた肉の塊が、パンの味を完全に封殺。具だけを食べているような感じで、ちょっと辛かった…(あくまも個人の感想です)。
あいにく自分の好みではなかったけれど、シンガポール随一の知名度を誇る「バインミー・サイゴン」。一度お試しあれ。
Banh Mi Saigon
リトル・ベトナム「カトン」でバインミー巡り
プラナカンの街として知られるカトン地区。
ジョーチアット通りの両脇には、ベトナムの料理店や食材店が建ち並び、シンガポールの「リトルベトナム」とも呼ばれています。
バインミーの激戦区でもあるカトン周辺は、バインミー巡りにも最適なエリアです!
❹ サンドイッチ・サイゴン
カトンのメインストリートであるイーストコースト・ロード沿いに面する「サンドイッチ・サイゴン」。
シンガポールでバインミーがブームになる前から、バインミー(サンドイッチ)をメインに掲げ、営業を続けてきた古参店。
現在では、メニューをすべて、ベジタリアン用に変更。ベジタリアンの人も楽しめるバインミー専門店として、新たなファン層を獲得しています。
❺ ジョーチアット・カフェ
カフェ、コーヒーを意味するベトナム語「cà phê」をとって、「ジョーチアット・カフェ(Joo Chiat Caphe)」と名付けられたお店。
ジョーチアット・ロードのちょうど中間地点に位置しています。
看板商品は、バインミーとオタ(スパイスの効いた魚のすり身をバナナの葉っぱで包んで焼いたローカルフード)という異色の組み合わせ。
コールド・カット(ハム)を使った正統派バインミーから、チキンフィレやビーフパティ、魚のフライ、オタまで、ユニークなバインミーがラインナップ。
瑞々しい野菜がたっぷりで、後味爽やかなバインミーです。
Joo Chiat Caphe
❻ バインミー233
6畳ほどの小さなお店からスタートし、同じジョーチアット・ロードに路面店を構えるまでになった「バインミー233」。
十分な数のテーブル席が設置され、店内でのイートインも可能になりました。
ベトナム・ハムが何層にも重なった「トラディショナル・バインミー($6)」は、ピリッとくるチリに、鼻に抜ける香草の香りがGood。文句なしの王道系バインミーです。
Banh Mi 233
サクッとランチ!都心部のバインミー店
美味しいバインミーがあるのは、郊外だけではありません!
気軽にサクッと行くことのできる、市内中心部にあるバインミー店を紹介します。
❼ バミ・エクスプレス
「バミ・エクスプレス」があるのは、オフィス街のド真ん中に位置する「タンジョンパガー・プラザ」の2階。
2坪ほどの小さな店内には、作業台とレジカウンターだけ。店外の廊下に、簡易テーブルが設置されています。
ジューシーで柔らかなチキンは、クリーミーなマヨネーズソースとの相性もバッチリ。
何よりも、ご時世&この立地で1個$5という衝撃の価格。素晴らしい!
❽ ナムナム
オーチャードとシティホールに3店舗を展開するベトナム料理チェーン「ナムナム」。
どの店舗も駅直結のショッピングモールに入っており、立地は最高。
メニューには、フォーから、バインミー、春巻きにデザートまで、ベトナムを代表する料理が並びます。
「レモングラス・ポーク」のバインミーは、炒めた豚肉、パクチー、なますというおなじみの具材に、クリームチーズを組み合わせたフュージョン系。
バインミーの新しい可能性に出会えます。
❾ コーチュン
シンガポールで人気のベトナム料理店「コーチュン(Cô Chung)」。
「Cô」がベトナム語でAunty(おばさん)を意味することから、さしずめ店名は「チュンおばさん」といったところ。
ドビーゴート駅直結のショッピングモール「プラザ・シンガプーラ」にも店舗がありますが、おしゃれなレストランやバーが集まるボートキーの店舗のほうが、広くて雰囲気も良し。
ベトナム料理全般が楽しめるレストランなので、バインミーの専門店ではありませんが、バインミーのクオリティもなかなか。
パンが驚くほど柔らかいバケットに、ベトナムハムやチキンなどの具材がたっぷり。欲を言えば、もう少し野菜があればベターかな。
Co Chung Vietnamese Restaurant
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