行列必至!シンガポール名物の有名店「ソンファバクテー(松發肉骨茶)」
チリクラブやチキンライスと並び、シンガポール名物の一つに数えられる「バクテー」。
漢字表記では、「肉骨茶」と書いて「バクテー」。「肉と骨」から想起する不気味なイメージから避ける人も多いのですが、実は骨付き豚肉を煮込んだスープ料理。
コショウなどの香辛料や漢方、にんにくのエキスがたっぷり染み込んだ豚肉は、滋養あるスタミナ食として朝から夜まで一日中食べられているローカルフード。
シンガポール旅行で一度は味わってもらいたい名物です。
シンガポールNo.1「ソンファバクテー」
■ クラークキー本店+12支店を展開
街で人気のバクテー屋さんから、ホーカーズやフードコートの小さな屋台(ストール)まで、「バクテー」を食べられる場所はたくさんありますが、シンガポールで最も有名なバクテー専門店といえば、ここしかないでしょう。
「ソンファバクテー(松發肉骨茶)」。
1969年、道端でバクテーを売っていたリヤカー屋台から始まった「ソンファバクテー」ですが、今では国内に13店舗を展開。
5年連続でミシュラン・シンガポールの「ビブグルマン」に選ばれ、名実とともにシンガポール・バクテーを代表するお店にまで成長しました。
本店があるのは、シンガポールリバー沿いにバーやレストランが軒を連ねる「クラークキー(Clarke Quay)」。
MRTノースイースト線(紫)クラークキー駅のE出口を上がってすぐ。目の前に見えるニューブリッジロード沿いの角地に位置しているのが本店。その2〜3軒先にもクラークキー2号店があります。
■ 1960年代にタイムトリップ
「ソンファバクテー」の店内は、1960年代のシンガポールがテーマ。
創業時の屋台を模したカウンターや、古い写真や道具などが飾られた空間は、レトロな雰囲気。
遠い昔のシンガポールに思いを馳せながら味わうバクテー。期待が高まります。
実食!シンガポール名物バクテー
■ 肉の部位・ランクが選べるメニュー
通常、豚肉のさまざまな部位を煮込む「バクテー」。ソンファバクテーのメニューにも、部位ごとに違うバクテーが並んでいます。
一番シンプルなバクテーは、豚のお腹まわりにある、あばら骨の下半分「リブ」を使った「ポークリブ・スープ」。
バックリブやロインリブと呼ばれる、あばら骨の上半分の希少な部位を使った「プレミアム・ロインリブ・スープ」も人気。
その他にも、レバーやテールの部位を注文することもできますよ。
■ 定番!バクテーのお供はライスと油条
メインのスープが決まったら、バクテーに欠かせないサイドメニューを頼みましょう。
地元ローカルの人たちがバクテーと一緒に注文するのは、「スチームライス(白飯)」と「油条」と呼ばれる揚げパン。
お茶漬けのようにスープをライスにかけたり、揚げパンをスープに浸したりと、旨味の染み込んだスープを余すことなく堪能できる必須アイテムです。
■ スープはおかわり自由!バクテーの食べ方
注文したものは、2人分だとこんな感じ。
バクテーとご飯は一人ずつ、油条と高菜の漬物をシェアするくらいが、ちょうどいいかと。
大きな骨つき肉が2つ入った「プレミアム・ロインリブ・スープ」。
そして肉の間に挟まっているニンニクが、見えますか?
たっぷりのニンニクと胡椒が効いたスープで長時間煮込まれたリブ肉は、余分な油が抜け、骨からスルっと剥がれるほど。
ホロホロと、柔らかいお肉がトロけていきます。
ボウルに浸した油条を食べると、口の中でスープがジュワッと広がります。
そして、スープは注ぎ足してくれるのがバクテー屋さんの基本。やみつきになるスープを何杯でも味わえます。
こちらは、別の日に注文した「ポークベリー」や「ベジ」。
バクテー以外にも、いろんなサイドディッシュがあるので、軽めの朝食から、ボリュームある夕食まで、どんな食事にも対応できるのがいいですね。
■ お土産におすすめ「ソンファバクテー」の素
最後に、バクテーが気に入ったら「肉骨茶の素」をお土産にいかが?
絶品「ソンファーバクテー」の味を、お家で簡単に再現できます。
その他に、お店で出されている中国茶の老舗「白新春茶荘(Pek Sin Choon)」の茶葉を買うことも可能。
いつも行列が絶えないクラークキー本店。
本店の他に、オーチャードロード沿いのセンターポイント店(最寄駅はサマセット駅)、チャイナタウン駅直結のチャイナポイント店、チャンギ空港のジュエル店など、主要観光エリアにも店舗があるので、旅行中に行きやすいのもポイント。
シンガポール名物「肉骨茶」を試すなら、まずは王道の「ソンファバクテー」へLet’s Go。
Song Fa Bak Kut Teh(松發肉骨茶)
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