【大公開】シンガポール旅行の費用は?航空券やホテルの相場と予算
日本から直行便で約7時間。マレー半島の南端、赤道直下に位置するシンガポール。
トロピカルな気候に、クリーンな町並み。東京都23区くらいの国土に、多国籍な文化・民族の魅力がギュッと詰まった、エネルギッシュな都市。
家族旅行や卒業旅行、一人旅や女子旅など、あらゆる層に人気の旅行先です。
東南アジアというと、物価が安いというイメージを持たれている方も多いかもしれませんが、アジア屈指の経済発展を遂げたシンガポールは、日本よりも物価はやや高め。
特にコロナ後、旅費に関係するホテル代・航空運賃が高止まりしている印象です。
今回、シンガポール旅行に必要な費用について、各項目の目安・予算だけでなく、なるべく安く抑える方法・コツなどをご紹介していきます。
- シンガポール旅行に必要な費用
- 日本からシンガポールへの往復航空券
- シンガポールのホテル宿泊費
- 見所いっぱい!観光・アトラクション
- グルメ天国シンガポールの食事代
- 旅の記念に!シンガポールのお土産代
- 気になる!シンガポールWiFi事情
- 旅行会社の格安シンガポール・ツアー
シンガポール旅行に必要な費用
■ 日数別の目安!シンガポールへの旅費
シンガポール旅行の日程は、1泊2日の弾丸旅行から、1番人気の3泊4日まで、目的や予算によって様々。
以下は、日数別のシンガポール旅行費用の目安です。
ホテルは、スタンダードクラスを1部屋2名利用を想定して、半分(1人分)に割ったもの。
費用 | 1泊2日 | 2泊3日 | 3泊4日 | 4泊5日 |
---|---|---|---|---|
航空券 | 往復7万円 | |||
ホテル | 1.5万円 | 3万円 | 4.5万円 | 6万円 |
観光 | 1万円 | 1.5万円 | 2万円 | 2.5万円 |
食事 | 8,000円 | 1.6万円 | 2.4万円 | 3.2万円 |
お土産 | 適宜 | |||
=合計 | 10.3万円 | 13.1万円 | 15.9万円 | 18.7万円 |
以降、各費用の詳細について、解説していきます。
日本からシンガポールへの往復航空券
■ 国内5都市から直行便が運航中
海外旅行で大きな比重を占める費用が、飛行機のチケット代。
現在、日本ーシンガポール間は、東京(成田&羽田)、大阪(関空)、名古屋(セントレア)、福岡の各都市から直行便が運航しています。
成田 | 羽田 | 大阪 | 名古屋 | 福岡 | 北海道 | |
---|---|---|---|---|---|---|
Scoot 4.5万〜 |
○ | − | ○ | − | − | 台北経由 |
ZipAir 5万〜 |
○ | − | − | − | − | − |
JAL 13万〜 |
○ | ○ | − | − | − | − |
ANA 13万〜 |
○ | ○ | − | − | − | − |
SQ 14万〜 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | − |
北海道(新千歳)からは直行便はなく、台北経由のスクート便のみ。
■ 大手キャリアからLCCまで選択可能
日系の日本航空(JAL)、全日空(ANA)から、人気のシンガポール航空(SQ)、格安航空会社のScoot、ZIPAIRまで、大手エアラインからローコスト・キャリア(LCC)まで、多くの選択肢があります。
大手キャリアの航空券は10万円以上になりますが、食事・ドリンク、エンターテインメント(映画・音楽)などの機内サービスが充実。
対して、機内サービスを省略し、低価格を追求するLCCは5万円前後からと、大手キャリアの半額以下となっています。
■ 航空券の高い時期・安い時期は?
次に、シンガポールへの航空運賃(旅行期間4日間の場合)について、1年間における価格推移を見てみましょう。
日本発着便のチケットが高くなるのは、やはり日本の休暇時期。そしてシンガポール最大の休暇シーズンである「旧正月」の時期も高騰するので要注意。
- 5月のGW
- 8月のお盆前後
- 年末年始のホリデーシーズン
- 2月の旧正月(2024年2月10日)前後
たまに、乾季と雨季(11月〜1月)に分かれるシンガポールの気候に関連づけて、雨季がオフピークだと言われることがありますが、11月ごろから年末にかけて運賃が上がっているのを見ると、必ずしも雨季がオフピークいうわけではないのがわかります。
また、東京発と関西発とで料金が2倍以上と異なることもあるので、日本国内で乗り継ぎをするなど、発着地を変えることで運賃が下がる可能性もあり。
- 発着地
- 直行便 or 乗り継ぎ便
- フライト時間
- 機内サービスの有無
- 金額
- 安心感
自分の中で、何を優先するかを考えて、選びましょう。
また各社がフラッシュセールなどのプロモーションを行うこともあるので、要チェックです。
シンガポールのホテル宿泊費
■ ホテルの相場は高め
ラグジュアリーな高級ホテルから、ビジネスにぴったりなスーペリアホテル、コスト重視のバジェットホテルまで、多種多様なホテルが揃うシンガポール。
過ごし方や目的・予算に応じて、自分の旅にぴったりなホテルを選ぶことができます。
クラス | 目安 | メモ |
---|---|---|
ラグジュアリーホテル ★★★★★ |
5万〜 | 世界的なホテルチェーンなどを含む、高級ホテル。一流サービスに、プールなどの豪華な設備、ホテル内で優雅なひとときが過ごせます。 |
スーペリアホテル ★★★★ |
3万〜 | 市街中心部(CBD)に位置するシティホテル。立地もサービスも申し分のない人気ホテル。 |
スタンダードホテル ★★★ |
2万〜 | 旅行会社の格安ツアーなどでよく利用されるホテル。観光がメインのアクティブ派にはおすすめ。 |
バジェットホテル ★〜★★ |
1万〜 | 立地やサービス面ではやや劣るものの、リーズナブルな価格で宿泊できるエコノミーホテル。一人旅にもおすすめ |
ホテルの価格は、クラスだけでなく、立地によっても大きく変わります。
シンガポール旅行でおすすめのエリアは、観光の中心地「マリーナベイ地区」。
シンガポールのランドマーク「マリーナベイサンズ」に、「リッツ・カールトン」や「フラトン」といった最高級ホテルが集結しています。
他のエリアに比べると、やや高めですが、泊まる価値あり。
■ 宿泊費を安く抑えたい!狙い目のエリア
マリーナベイ地区から少しズラすと、リーズナブルなホテルもたくさん。
狙い目のエリアは、MRTの駅近で便利なホテルが多いベンクーレンや、ブギス、ファーラーパーク周辺です。
シンガポールを知り尽くした在住者がおすすめする「バジェットホテル」は、こちらをチェック。
見所いっぱい!観光・アトラクション
■ 充実!シンガポールの無料アクティビティ
有料のテーマパークやアクティビティばかりではなく、無料の観光スポットやショーが充実しているシンガポール。
定番のマーライオン公園に、多国籍国家ならではの特色溢れる民族特区など、見所もいっぱい。
大人一日あたり5,000円〜1万円ほど用意しておけば、十分楽しめると思います。
マーライオン公園無料 |
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マリーナベイサンズ無料のショー「スペクトラ」を毎日開催。 展望デッキ「スカイパーク」の入場チケットは$32。 |
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ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ無料のショー「ガーデン・ラプソディー」は必見。 「フラワードーム」&「クラウドフォレスト」の入場チケットは$28。 |
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リバークルーズシンガポール川〜マリーナベイを約40分をかけて周遊。 大人$28 / 子供$18 |
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チャイナタウンシンガポールで7割を占める中華系のホームタウン。 無料 |
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アラブストリート黄金ドームのサルタンモスクが輝くアラビアン・ナイトの世界。 無料 |
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リトルインディア極彩色の街並みに、スパイスが香るエキゾチック・タウン。 無料 |
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カトンフォトジェニックなプラナカン建築で有名な地区。 無料 |
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ユニバーサル・スタジオ・シンガポールセントーサ島にある映画のテーマパーク。 入場チケット:大人$82 / 子供$61 |
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シーアクアリム雨の日もおすすめ!世界最大級の水族館。 入場チケット:大人$41 / 子供$30 |
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マンダイ野生動物保護区シンガポール動物園やリバーワンダー、ナイトサファリ、バードパラダイスの4つのパークが集合。 |
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ジュエル・チャンギエアポートシンガポールの新名所!チャンギ空港に隣接する大型複合施設。 無料 |
グルメ天国シンガポールの食事代
■ メリハリ!朝食・昼食・夕食で使い分け
シンガポールは、中華・マレー・インドなど、ルーツの異なるローカルグルメの宝庫。食事は、旅行中の楽しみの一つです。
1日あたりの食事代の目安は、約8,000円~。
シンガポールで食事をする上で知っておくべきことは、どのような場所で食事をするかによって、サービスと値段に差があるということ。
レストラン・カフェ | ホーカー・フードコート | |
---|---|---|
スタイル | フル・サービス | セルフ・サービス |
値段例 | 料理1品$25+ドリンク$7 | 料理1皿$7+ドリンク$2 |
予算 | 4,000円〜 | 1,000円〜 |
通常、レストランやカフェでは、メニューの価格表記に、9%のGST(消費税)と10%のサービス料が加算されます。
つまり、上記の例で$32(料理$25+ソフトドリンク$7)の食事をした場合、会計時には18%がプラスされ、合計$37.76(約3,800円)、1回の食事で4,000円近くなることも珍しくありません。
対するホーカーやフードコートでは、サービス料はなく、GSTも内税表記となっています。
またアルコール飲料は、日本に比べて高いので、ご注意を。
高いからといって、食事を我慢していたら、旅行の楽しみも半減。朝食や昼食は、ホーカーセンターを活用し、夕食はレストランでちょっと豪華なディナーと楽しむなど、メリハリが肝心です。
旅の記念に!シンガポールのお土産代
■ スーパーはリーズナブルなお土産の宝庫!
お土産の費用は各自適宜。
TWGやラッフルズ・ブティックでの高級土産が定番ですが、リーズナブルなお土産を探すなら、「ムスタファセンター」やスーパーマーケットがおすすめです。
気になる!シンガポールのWiFi事情
■ 無料WiFiは使える? 別途WiFiは必要?
IT先進国でもあるシンガポールでは、政府主導のネットワーク「Wireless@SG」を始め、商業施設内のWiFiサービスなど、無料WiFiの整備が進んでいます。
ただ、近くにホットスポットがなかったり、接続が不安定など、必要なときに使えないこともしばしば。フリーWiFiは使えたらラッキーくらいの気持ちで、別の手段を用意しておくことも肝心です。
旅行会社の格安シンガポール・ツアー
■ 航空券+ホテルがセット! HISのツアー
シンガポール旅行の費用を抑えたい場合、HISなどの大手旅行会社が提供するパッケージツアーも要チェック。
航空券とホテルがセットになったフリープランは、現地では自由に過ごせて、個人で手配するよりお得になる可能性もあります。
■ 東京発のシンガポール・ツアー
■ 関西発のシンガポール・ツアー
海外旅行のエキスパートであるHISでなら、予算・日程・目的など、あなたにぴったりのシンガポール・ツアーが見つかるはず!
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