【殿堂入り】伝説は死なず!2023年に閉店したシンガポールの愛すべき店
年末の恒例、2023年の総決算。
シンガポールでは、観光業・飲食業も以前の活気を取り戻したように見えますが、今度はインフレ、特にテナント料(賃料)高騰が問題となりつつあります。
まだまだ荒波の続くシンガポール飲食業界で、2023年に閉店してしまったお店をまとめてみました。
2024年の閉店情報
■ トースト・ハット(Toast Hut)
改装工事のため、2024年6月から4ヶ月にわたって一時閉鎖されたシンガポール最強ホーカー「オールドエアポート・ロード・フードセンター」。
工事完了後、ホーカーが再開する直前の9月末、カヤトーストとコピの人気店「トースト・ハット」は、そのまま閉店することを発表し、長年のファンに衝撃を与えました。
トレードマークなっだ黄色のコーヒーカップの姿がもう見れなくなるなんて悲しい…。
■ ミュージアム・カフェ(Museum Cafe)
1852年に建てられたシンガポールの文化遺産「崇文閣」の中にある「ミュージアム・カフェ」。
ラクサやカリーチキンなどプラナカンの伝統料理を味わえる隠れ家カフェとして、人気を集めていました。2024年7月末に閉店。
■ タイガーリリー・パティスリー(Tigerlily Patisserie)
カトンのジョーチアット・ロード沿いの「タイガーリリー・パティスリー」。
フランスの伝統技術をもとに、アジアの素材・フレーバーを生かした繊細なケーキやペストリーで注目を集めた人気カフェ。
2024年4月30日をもって、閉店となりました。
■ タラタタ・ブラッスリー(Taratata Brasserie)
ケオンサイク・ロード沿いで、まさにパリの下町そのものの雰囲気が漂う「タラタタ・ブラッセリー」。
シンガポールで本格フランス料理が気軽に楽しめるお店として、10年以上親しまれていましたが、2024年に閉店。
2023年の閉店情報
■ ウィーラーズ・ヤード(Wheeler’s Yard)
バレスティアの川沿い建つ大きな倉庫「ウィーラーズ・ヤード」。
カフェ+自転車屋さんという異色な組み合わせが話題となった、ユニークなお店。
入口に配されたブルーの大扉と赤い自転車は、インスタ映えするスポットとして人気を集めました。
2023年9月30日をもって、約10年つづいた営業に終止符。
■ ティラミス・ヒーロー(Tiramisu Hero)
シンガポール発祥、元祖瓶入りデザートの本家本元「ティラミスヒーロー」。
キュートな瓶入りティラミスは、日本のTVや雑誌でも紹介され、たちまち各地の百貨店イベントで大行列になるほどの評判に。
日本企業によるパクリ騒動・さらにはコロナ禍も乗り越えて、シンガポールで約10年にも及ぶ営業を続きてきましたが、2023年8月31日に閉店。
■ 大戸屋
シンガポールで、手軽に定食が楽しめる場所として、在星日本人に愛されてきた「大戸屋」。
2023年7月30日に、シンガポール最後の店舗として残っていたオーチャードセントラル店が閉店。シンガポールから完全撤退となりました。
■ メロワー・コーヒー(Mellower Coffee)
上海発のサードウェーブ・コーヒーチェーンとして、シンガポール内に複数店舗を展開していた「メロワー・コーヒー」。
なかでもブギス店は、駅前という好立地に、2階建ての大箱スペース、おしゃれな雰囲気と、三拍子揃った優良カフェでした。
2023年、公式に何の発表もないまま、シンガポール内のメロワー・コーヒーは閉店。
■ ラ・フェズ(La Fez)
イーストコースト・ロード沿いのシグラップ地区にある「ラ・フェズ」。
外観も内部もピンクに統一されたレストランは、一躍フォトジェニック・スポットとして大人気に。
アラビアンな雰囲気溢れる店内で、エキゾチックなモロッコ料理を楽しめました。2023年6月7日に閉店。
■ ハッピーシェフ・ウエスタンフード(Happy Chef Western Foods)
ラベンダー地区のHDB下のコーヒーショップに店舗を構えていた「ハッピーシェフ・ウエスタンフード」。
バラエティ豊かな洋食メニューのなかでも、一番人気だったのが「チキン・キエフ(チキン・キーウ)」。
柔らかいチキンカツの中に、とろけるチーズがたっぷり詰まった名物料理。たった$12で、ホーカー・クオリティーを超えた逸品を味わえる名店でした。
2023年6月ごろ、人知れずシャッターを閉めていたことに、ショックを受けたファンも多いはず。
■ シルクロード(Silkroad)
タンジョンパガー駅すぐに位置するアマラホテル2階にあった「シルクロード」。
市内中心部のオフィス街ということで、接待などにも使えると在住日本人御用達だった老舗中華料理レストラン。
特に有名だったのが、シンガポールで一番美味しいといわれた「麻婆豆腐」。山椒がたっぷり効いた風味と痺れるような辛さが特徴の、本場の味が人気でした。
■ マッド・フォー・ガーリック(Mad for Garlic)
韓国発祥の「マッド・フォー・ガーリック」は、ニンニクをテーマにしたイタリアンが人気のカジュアル・レストラン。
2010年のシンガポール進出後、約10年以上サンテック・シティで営業を続けてきましたが、店舗リースの期限をもって、2023年4月28日に閉店。
■ キュリオス・パレット(Curious Palette)
ベンクーレン駅から徒歩3〜4分、プリンセップ通りの「キュリオス・パレット」。
シンガポールで、コーヒーが美味しい店として有名な「ストレンジャーズ・リユニオン(Strangers Reunion)」系列のカフェ。
シャビーシックなインテリアに、アーティスティックな空気感、そしてバリスタが淹れてくれる自家焙煎のコーヒー。
2023年4月2日に閉店。
2022年の閉店情報
■ ババ(Babba)
セラングーン地区の住宅街にある「ババ」は、プラナカン料理をベースにしたメニューが人気のカフェ・レストラン。
2022年10月30日をもって、閉店。
■ フォーティハンズ(Forty Hands)
まさか、まさかの衝撃ニュース。
あの「フォーティハンズ」が閉店するなんて!
チョンバルに誕生して約12年。
元祖オージーカフェとして、シンガポールのカフェシーンを牽引しつづけたパイオニア。
2022年9月11日、惜しまれつつ閉店しました。
■ クリントンストリート・ベーキング・カンパニー
ニューヨーク発祥の「クリントンストリート・ベーキング・カンパニー」。
「キング・オブ・ブレンチ」との異名を持ち、名物のブルベリー・パンケーキやエッグベネディクトといった、アメリカン・ブレックファストの王道店。
2022年8月30日、約7年にわたるシンガポールでの営業を終了。
■ リファイナリー
ラベンダー地区の一画にあった「リファイナリー」は、高い天井とインダストリアルな内装のダイニング・バー。
丼ものや、日本のウィスキーなど、ジャパニーズ・フュージョン・メニューが人気のお店でしたが、2022年8月27日に閉店しました。
殿堂入り! 今までに閉店したお店
■ 閉店しても、思い出は永遠に!
今まで記事にした中で閉店してしまったお店を、下記にまとめました。
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